レクサス、ユニファイドスピンドル採用の北米地域専用「TX」を世界初公開。3列目も快適な仕様に

  • 新型TX(プロトタイプ)

    LEXUS LBX(プロトタイプ)

レクサスは、2023年6月9日(日本時間)に北米地域専用モデルとして開発している新型「TX」を世界初公開した。

2021年以降、「NX」や「LX」を皮切りに電動化技術に注力した「RX」と「RZ」、コンパクトサイズの「LBX」、本格オフローダー「GX」と、立て続けにSUVスタイルの新型車を発売しているレクサス。
そして、「世界中のお客様のニーズにお応えする多様な選択肢を提供」するために、「北米地域における、家族や大切な友人たちと快適に移動ができる3列のシートを備えたクルマへの強いニーズへ寄り添うための地域専用モデル」として新型「TX」が導入されることとなった。

新型「TX」は、3列目シート(6人乗り、7人乗りを選択可能)を設定し、大人2名がゆったりと座れることでどのシートでも快適に移動できることを可能としている。また定員乗車時でも十分な容量の荷室を確保している。

走りの面でも、「RX」や「LX」のほか、「ES」やクラウンクロスオーバーなど多くのアッパークラスのFF車で採用されているGA-Kプラットフォームが採用され、LEXUSが掲げる「Lexus Driving Signature」を「TX」でも実現しているという。

パワートレーンは、
・2.4Lターボガソリンエンジン
・2.4Lターボハイブリッドシステム(四輪駆動力システム「DIRECT4」を採用した“F SPORT PERFROMANCE”専用)
・新開発3.5L V6 プラグインハイブリッドシステム
と3種類が用意され、環境性能に配慮しながら走行性能を求めるオーナーの要望にも応えるラインナップとなっている。

デザインでは、「機能と品質を兼ね備えた実用的エレガンス」をコンセプトとし、先日発表された「LBX」にも採用されたレクサスの新たなフロントフェイス「ユニファイドスピンドル」が与えられている。

発表と同時に公開されたリビール映像でもファミリーユースが強調され、「LX」(全長5,100mm)にも7人乗りはラインナップされているが、「TX」(全長5,160mm)はオンロード走行を意識した車両開発で3列目の快適さも向上させているようだ。

「地域のお客様のニーズに寄り添う」というレクサスが、今後どのようなラインナップを追加していくのかも注目していきたい。



新型TX 主要諸元(プロトタイプ)

  TX350 TX500h TX550h+
プラットフォーム GA-K
エンジン
(エンジン型式)
2.4Lターボガソリン(T24A-FTS) 2.4Lターボハイブリッドシステム(T24A-FTS) 3.5L V6 プラグインハイブリッドシステム(2GR-FXS)
トランスミッション 8AT 6AT CVT
ドライブトレイン FWD/AWD DIRECT4 AWD DIRECT4 AWD
全長 5,160mm 5,170mm 5,160mm
全幅 1,990mm
全高 1,780mm
ホイールベース 2,950mm
ホイールサイズ 20インチ/22インチ 22インチ 22インチ
タイヤサイズ 255/55 R20または255/45 R22 255/45 R22 255/45 R22
(GAZOO編集部)