オールフェアレディZミーティングに1500台が集結!世界最大級のイベントでZ誕生55周年を祝う
1969年の初代S30型の誕生以来、フェアレディZは日産、さらには日本を代表するクーペスタイルのスポーツカーとしてほぼ途切れることなく生産され、今年2024年はその誕生から55周年を迎えた。
そんな55周年の記念の年となる“5月5日”、まるでそれを祝うかのような快晴に恵まれた富士スピードウェイに、初代S30型から新型のRZ34型まで、実に1,500台にも及ぶ各世代のフェアレディZが続々と来場し大盛り上がりとなった。
この富士スピードウェイで開催されるオールフェアレディZミーティングは、18年前に初代S30Zのみ約80台が集まり開催されたオフミーティングがスタートとなる。2年目以降は150台程度を集めるイベントとして定着していったが、2009年大きな転機が訪れ全世代のフェアレディZのミーティングとなった。
そして初開催となった2009年には350台が参加、その後も100台~150台規模で台数が増え続け、海外からの参加者や見学者が訪れるまさに世界最大規模のイベントにまで成長したという。
そして会場には世代別にクルマが並べられているが、これも竹内会長のこだわりがある。
「古いクルマほど情報交換が必要なんですよ。だから同じ車種で固めてあげると隣のクルマのオーナーさんと仲良くなって、長く乗っている人からこうした方がいいよとかそういう話題になるんです」という。
ただ集まって楽しむだけでなく、オーナー同士の交流を促すことでフェアレディZを守り、さらには輪を広げていくといったイベントを目指している姿勢が伝わってきた。
そんな福地委員長は2011年に初めてイベントに参加した際に「もう少し音響面で改善した方がいい」と感じたという。そこで2012年からは音響の設備を持ち込み、当時仕事で懇意にしていたという横浜ゴムの方とイベントをつなげることで「ADVANオールフェアレディZミーティング」の運営側に参加することになったという。
そして、フェアレディZやこのイベントへの想いも熱く、「単一ブランドで55年販売しているクルマはほとんどないんです。日産さんとしてもZ32の後苦しい時期ながら起死回生を狙いZ33を造ってくれたことで今につながっています。これからも排ガス規制、騒音規制、ブレーキ関係の保安基準やタイヤの粉塵規制など、スポーツカーにとっては厳しい環境になっていきます。でもそうした中でも日産さんがZを造り続けてくれる限り、このイベントも世代交代していくかもしれませんが続けていきたいです」と語っていただいた。
さらに、日産チームのSUPER GT総監督を務める日産モータースポーツ&カスタマイズの松村基宏取締役副社長や星野一樹氏、柳田真孝氏、松田次生氏ら現役の監督や選手なども会場を盛り上げてくれていた。
そのプライベート感は、事前のエントリー制ではなく当日会場で参加費を集めるスタイルを取っていることや、ボランティアの方を中心に運営するどこか手作り的な雰囲気などからも感じられる。
事前のエントリーではないということは、当日の天候や何かのイレギュラーによって来場者が減少する可能性がある。ただ竹内会長は「雨のことなんか全然考えていないよ。今までも降られていないしね」と笑い飛ばす。
実際に一度も雨が降ったことがないということも驚きだが、これまで幾度となくイベントを開催し、熱きフェアレディZの仲間とつながり支え合っている、そうした自負と裏付けが運営を後押していることが強く感じられた。
そして参加者もこうしたプライベートな雰囲気だからこそ気兼ねなく参加し、参加者同士でつながり、助け合う関係を作りやすいのだろう。
1,500台ものフェアレディZが並ぶ壮観な姿と笑顔あふれる参加者の楽しむ雰囲気、ぜひフェアレディZのオーナーではなくても一度は味わっていただきたい。
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