地域の課題をダイハツらしく解決する取り組み(ジャパンモビリティショ-2024)
千葉市の幕張メッセで開催している「Japan Mobility Show Bizweek 2024」に出展したダイハツは、地域が抱える課題に対しての「モノづくり・コトづくり」の取り組み状況を展示し、この場で新たな事業者との出会いを見つけ、ビジネスの共創を目的として出展。
今回、各自動車メーカーのブースはとてもコンパク、特にダイハツはパネル4枚! モーターショーやオートサロンでは考えられないブースサイズ。確かにブースは小さいですが掲げているテーマは大きいもので、軽自動車は地方で多く活用されているので、その地方の課題解決に役立ちたいというもの。地方、過疎地域における人口減少という負のスパイラルによる、雇用機会や生活の利便性や魅力の減少という問題について、ダイハツは自動車メーカーとして取り組んでいる。このブースでは、研究開発状況を展示し、一緒に活動してくれる仲間、事業者を見つける活動を行っていた。
「モノづくり・コトづくり」の取り組みは、人口減少による課題点を、「人手不足」「エネルギーの地産地消」「移動の困りごと」「地域の関係人口増加/人流創出」という4つに区分し、各課題に対して検討を進めているようだ。
「移動の困りごと」については、地方でのラストワンマイル・モビリティの自動運転実現と、視覚障がい者移動支援機器について説明があった。
ラストワンマイル・モビリティとは、過疎化した地域に住む方々が高齢化や免許返納などで、幹線道路にあるバス停や駅までの交通手段がないため、交通弱者になっており、持続可能な交通手段の確保が必要になっていることだ。国土交通省も取り組んでいる課題で、多くの自治体やモネテクノロジーなど複数の企業などがオンデマンドバス、ライドシェアなどを取り組んでいる。完全自動運転による交通手段も期待されているが、高精度の3次元地図データの整備などコスト的に難しい状況である。そこで、ダイハツは、このような高度な地図無しで自動運転を実現しよういう試み、開発フェーズだ。
エネルギーの地産地消については、ダイハツの工場がある滋賀県竜王町の行政と牛糞を利用したメタンガスによる発電という実証を行っており、牛糞の残りを近江米の堆肥として活用し、その米が近江牛の飼料になることで、カーボンニュートラルにもなるそうだ。また、発電した電気気を交流電気に変換する時の効率向上にむけ、DCマイクログリッドの開発にも取り組んでおり、豊田中央研究所と協同開発を行っているそうだ。
初日昼頃の段階では一緒に活動している事業者はまだ見つかっていないそうだ、興味ある事業者はダイハツブースにお話を聞きに行ったらいかがでしょうか。
(GAZOO編集部)
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