日産 NISMOのコンセプトモデルやMTのフェアレディZを発表。マッチのマーチを展示・・・東京オートサロン2026
初公開となったNISMOの特別なコンセプトモデルをはじめ、今後日本市場へ投入していくスポーツカーやカスタマイズ仕様のSUV、最新電気自動車の上級バリエーション、そして懐かしのコンパクトカーのレストア車両に2016年のレース車両。合計6台が並ぶのが日産/日産自動車大学校のブースだ。
「日産はお客様の感情に響く『ハートビートモデル』の導入を表明しています。NMC(日産モータースポーツ&カスタマイズ株式会社)としても、よりエモーショナルで、もっとエキサイティングな、魅力あふれる商品をいち早くお客様やファンの皆様にお届けするために、モータースポーツやカスタマイズに強いNMCのメンバー間で、深い議論と検討を重ねてきました。そのNMCの知見を終結した、第一弾の商品コンセプトモデルを今回のオートサロンで披露できたことを非常にうれしく思います」
NMCの社長兼CEOの真田裕氏がそうプレスカンファレンスで説明したクルマ、それが東京オートサロン2026で初披露された『AURA NISMO RS Concept』。コンパクトカーのスポーツ仕様である「AURA NISMO」をベースに、全幅を145mmも拡大したワイドフェンダー装着による大胆なボディワークが特徴的だが、驚くのは心臓部。なんと“ふたクラス上”とも言える「エクストレイルNISMO」のパワートレインを組み込んだモンスターなのだ。
市販しているAURA NISMOが1.2リッター自然吸気エンジンを搭載してフロント100kW+リヤ60kWのモーターとしているのに対し、このRS Conceptは1.5リッターターボエンジンにフロント150kW+リヤ100kWのモーターをセット。パワーウェイトレシオは約3割も向上しているというから驚くほかない。
現時点ではコンセプトモデルに過ぎないが、ニスモとオーテックを統括するNMC社は「コンプリートカーとしての市販化も視野」とコメント。現在市販している“NISMOロードカー”はここまで大胆にパワートレインをカスタマイズしているモデルはないのだが、このAURA NISMO RS Conceptからさらに大胆なモデルを送り出していくファクトリーとなることを予感させる。その最初の1台となることを期待させるモデルだ。
「NISMOは誕生以来、過酷なレースの現場でヒトを鍛え、技術を磨き、クルマをまとめ上げて勝利を目指すという信念を持ち、モータースポーツ活動を続けてきました。そしてその情熱により、革新を生み、究極のエキサイトメントを届けてきました。これからもお客様やファンの皆様に究極のエキサイトメントを届けるために挑戦し続けてまいります」と真田氏は力強く語った。
AURA NISMO RS Concept
ワイド化したAURA NISMO のボディに「X-TRAIL NISMO」のエンジンやモーターをドッキング。小さなボディにハイパワーなパワーユニットを詰め込む、伝統的なチューニング手法で作られたコンセプトモデルで、市販化も目指すとしているところにも注目しておきたい。まずはスーパー耐久レースの実験車両カテゴリーである「ST-Q」クラスに参戦し、ハイブリッドのパフォーマンスを検証するという。
フェアレディZ NISMO (6速MT)
2026年夏に発売を予定しているフェアレディZのマイナーチェンジモデル(Model Year27)を東京オートサロン会場で先行初公開。展示されているのはフロントバンパーなどが新デザインになった標準仕様ではなく、性能を引き上げた『フェアレディZ NISMO』で、待望のマニュアルトランスミッションモデルが追加されたのがトピック。
X-TRAIL ROCK CREEK MULTIBED WILDPLAY
ワイルドなエクステリアに防水シートを組み合わせ、エクストレイルのタフギア感を引き上げたカスタマイズ仕様「ロッククリーク」。展示車両はそれをベースに、荷室をフラットにした車中泊仕様の「マルチベッド」となっている。ショーの直前に市販化がアナウンスされ、2月末から発売予定。
日産リーフ AUTECH
昨年末のフルモデルチェンジで3世代目となった「リーフ」の上級タイプ。エクステリアはエモーショナルでスポーティに、インテリアは上質な素材とディテールでひと際プレミアムな仕立てとなっている。
マッチのマーチ
クルマ好きにとっては、歌手というよりも元レーシングドライバーであり、レースチーム監督としてのイメージが強いマッチこと近藤真彦氏。そんなマッチがかつてCMキャラクターを務めた初代マーチを約40年ぶりに購入。そして全国に5校ある日産自動車大学校の学生たちがマニュアルトランスミッションへの換装や内外装のリフレッシュを実施したのがこの車両だ。
MOTUL AUTECH GT-R(2016)
2025年シーズンで現役生活にピリオドを打ち、2026年シーズンよりスーパーGTのGT500クラスのチーム監督に就任する松田次生選手。それを記念し、彼にゆかりのある車両として展示されたのがこの車両だ。2016年のスーパーGTに参戦し、松田次生選手とロニークインタレッリ選手がドライブしたマシン。
(文章・写真:工藤貴宏)
[GAZOO編集部]







