「売られた喧嘩は買う」。モリゾウさんが東京オートサロン2026のプレカンで、好戦的に喧嘩相手と登壇・・・東京オートサロン2026

昨年の東京オートサロン2025では、登壇予定だったものの、インフルエンザで急遽リモート(と言ってもSNSへの書き込み)で参加となったモリゾウさん。今年は、いつも通りのパワフルな姿で壇上に登場し、富川悠太氏と共に、モリゾウさん不在の中で発表された『2025年モリゾウの10大ニュース』の答え合わせからプレスカンファレンスをスタートする。

10大ニュースにも上がった「ミッドシップ」。ご存じの通りモリゾウさんは昨年のスーパー耐久では、GRヤリスをミッドシップ化した車両でトップ争いを演じた。そんなミッドシップで盛り上がるモリゾウさんが、昨年、意味深な話を2つSNSで発信している。

ひとつは、モリゾウさんが手に入れたという、ミッドシップ2シーターの件。もう一つは、同じモデルをカスタマイズする人(?)がいて、モリゾウさんは、「モリゾウに喧嘩売ってんのかな?」とSNSで発信。

もちろん、本気でそんな物騒な話を発信しているわけではなく、今年のTOYOTA GAZOO Racingのオートサロンのテーマが『喧嘩』なので、それに繋がる演出であると思われる。壇上では「喧嘩三番勝負」と題した3つの喧嘩(?)が発表された。

そのひとつが、話が途中までとなっている、ミッドシップ2シーターからの「モリゾウに喧嘩売ってんの?」の続き。なんとミッドシップ2シーターマシンというが、その正体は軽トラ。親子喧嘩と題したこの喧嘩は、ダイハツの星加副社長が売ったものだそう。軽自動車メーカーとして総力を上げて、軽トラをカスタマイズしてきたという。

対して、モリゾウさんの軽トラのカスタマイズは、レーシングドライバーの佐々木雅弘選手が担当。カスタマイズされた軽トラ2台はダイハツブースに展示され、来場者投票によって勝敗を決するという。

喧嘩の内容は白熱していく。なんと三番勝負の2つ目の喧嘩のタイトルが「社内抗争勃発」というもの。これまではTOYOTA GAZOO Racingとして、世界各国の様々なモータースポーツに参戦していたが、ドイツ・ケルンにある研究開発拠点は、TOYOTA RACINGと名称変更、TOYOTA RACING側としてジャイアーノこと中嶋裕樹副社長が就任。

登壇したジャイアーノさんは、「モリゾウさんを中心にいいクルマを作りたいという人間は社内にたくさんいますけど、一方で『モリゾウさんはいい、モリゾウ抜きで良いクルマを作りたいんだ』というエンジニアもトヨタにはたくさんいます。そいつらを代表するのが私です。なので、モリゾウGRから袂を分かち、TOYOTA RACINGを立ち上げるという宣戦布告をしにきました」と高らかに宣言。

三番勝負の最後は、モリゾウさん率いるGAZOO Racingとジャイアーノさん率いるTOYOTA RACINGによるカスタム対決の予告。カムリっぽい(?)車両をそれぞれがカスタマイズし、その出来栄えを競うというので、今後はそちらの展開も楽しみである。

  • 公道を走るレーシングカーとして生み出されたGR GTが、初めての一般公開となった。プレスカンファレンス終了後は、ご覧のように人だかりが絶えることがない状態が続いていた。

  • GR GTをベースとした、FIA GT3規格の新しいレーシングカー『GR GT3』も同様。ちなみに、GRがゼロからGT3を作るのは初の試み。ベースとなるGR GTの低重心、軽量・高剛性、空力性能の追求をさらに突き詰めた戦闘力がどれほどのものか、レースで活躍する姿が見られる日が待ち遠しい。

  • 昨年モリゾウさんが6年ぶりに挑戦した2025年ニュル24時間耐久での学びを活かして開発したという、GRヤリスのハイパフォーマンスモデル。専用の足回りやカーボン製のエアロパーツの他、イエローステッチが入るスエードのインテリアなどが奢られたプロトタイプ。

  • 2025年度のWRCで、通算9度目となるワールドチャンピオンに輝いたセバスチャン・オジェ選手の偉業を讃え、オジェ選手のこだわりや個性を反映したという特別仕様車のプロトタイプも展示された。WRCファン、オジェファンには堪らない1台となるはず。

(文章・写真: 坪内英樹)
[GAZOO編集部]

MORIZO on the Road