荷台を有効活用した軽トラックや走破性を高めたハイエースなど、進化を遂げる『アウトドア仕様』のカスタマイズ最前線・・・東京オートサロン2026

コロナ禍以降続いていたアウトドアブームはひと段落したものの、キャンプや車中泊での旅行など、クルマを活用したアウトドアを楽しんでいる人は今も多い。東京オートサロン2026でも、トヨタのRAV4 Adventureや日産のエクストレイル、スズキからはジムニーやキャリイなど、メーカーブースにはアウトドア向けのカスタマイズカーが数多く展示されており、その市場への期待の高さが伺えた。

そんな中、ひと際アウトドアカスタマイズに力を入れていたのが、三菱自動車だ。デリカD:5とデリカミニを中心に計11台も展示し、『デリカ祭り ~遊び心を解き放て~』をテーマに、キャンピング仕様やオフロード走行に適した仕様など、多彩なカスタマイズで来場者の関心を集めていた。

  • デリカD:5 ULTIMATE GEAR_ラプター塗装

デリカD:5 ULTIMATE GEAR(アルティメットギア)は、ザラっとしたマットな質感が特徴のラプター塗装を施し、ヘビーデューティなスペックとビジュアルが与えられた一台。バンパーガードなどオフロード仕様にマッチしたパーツも装着され、冒険心を刺激するコンセプトに仕上げられている。

  • デリカミニ ACTIVE CAMPER

車内空間を広げるポップアップルーフを採用したキャンピング仕様。適度なリフトアップによって悪路走破性も高められており、アウトドアフィールドでの使い勝手の良さがスープアップされている。

  • ハイゼットトラック パネルバン EXTEND3

ダイハツブースで大きな注目を集めていたのが、荷室をスライドさせることでフロアが延長できる軽トラック。キャビン空間を広く使えることで車中泊も可能となり、軽トラックであることを忘れてしまうほど、ゆったりとくつろげる空間を実現した。

  • BIG MAMA RIDER_外観外装
  • BIG MAMA RIDER_荷室

さらに会場には、大手メーカー以外にもアウトドアユーザーを意識した、個性豊かなカスタマイズカーが多数展示されていた。

フォードF100をモチーフに、丸目でふっくらとした丸みのあるキュートなフロントフェイスが目を引くタウンエースは、今年30周年を迎える老舗エアロキットメーカー「Blow(ブロー)」が手掛けた一台。

内装には、使い勝手とデザイン性を両立したオリジナルシンクを装備し、簡単な調理や洗い物も快適にこなせる。まさに『自分のお部屋』といった感覚に近い、現実的で丁度いいキャンピングカー仕様だ。

  • スーパーオートバックスかしわ沼南Wonder AR_外装
  • スーパーオートバックスかしわ沼南Wonder AR_内装

オートバックスブースでは、“ペットと旅するキャンピングカー”をコンセプトとするトヨタ・ハイエースWonderシリーズの一台、「Wonder AR」が展示されていた。家庭用のエアコンやTV、FFヒーターなどを備え、季節を問わず大切なペットと快適に過ごせるのが大きな特徴となっている。

  • ステルスアウトドアが手掛けたプロボックス_外装
  • ステルスアウトドアが手掛けたプロボックス_荷室

プロボックスの新車コンプリートカーを展開するステルスアウトドアは、ピンク×ホワイトのツートンカラーで女性にも親しみやすい雰囲気を演出しつつ、オフロード向けのタイヤと、白いホイールで足元を引き締めた一台を提案。商用車的なイメージもあるプロボックスのイメージを一新する、新鮮なカラーリングが印象的だ。

  • AUTOONE CAMPER_給電くんPOPUPルーフ_外装
  • AUTOONE CAMPER_給電くんPOPUPルーフ_内装

軽キャンパー専門店のオートワンが手掛ける「給電くん」は、2000Wインバーターと大型サブバッテリー、さらに災害時にも心強い100Wソーラーパネルを装備。大型家電の使用も可能な、電化キャンパーとしての完成度の高さが魅力となっている。

  • Ken’z CRAFTが製作したCRAWLING HIACE

Ken’z CRAFTが製作したこちらのハイエースは、フロント、サイド、リヤの下端部にガードバーを装着した他、リフトアップによって悪路での走破性を向上。本格的なアウトドアフィールドにも対応できる、異色のハイエースとも言えるコンセプトカーだ。

  • 三島ダイハツ_クオッカ ジャパンディ_外装
  • 三島ダイハツ_クオッカ ジャパンディ_内装

そして最後に紹介するのが、地元静岡産の「富士ひのき」をふんだんに使用し、ホタテの貝殻から作られた通気性と消臭効果に優れた漆喰の白壁を採用した、三島ダイハツのハイゼットトラック。地元木材を活かし、身体にも優しい素材でまとめられた内装は、まさに唯一無二のこだわりと言えるだろう。

快適な睡眠に貢献する新素材ファイバーマット製のヘッドマットは、ベッドからソファへの展開も簡単に行なえるトランスフォーム機構を搭載する。

(文章・写真:西本尚恵)
[GAZOO編集部]

東京オートサロン2026