「学びの年」で学んだことは? トヨタWRC2017年シーズン報告会

トヨタWRC2017年シーズン報告会。ファン代表から必勝祈願と安全祈願のだるまを贈られるチーム。
TOYOTA GAZOO Racingは23日、東京のトヨタ自動車東京本社で「WRC2017年シーズン報告会」を開催した。TOYOTA GAZOO Racingカンパニーの友山茂樹プレジデントは「期待以上」と総括した。

18年ぶりにワークス参戦を開始したトヨタは「ヤリスWRC」でシーズン2勝、表彰台のべ5回。マニュファクチャラー・ランキングでトヨタは3位、ドライバーズ・ランキングでヤリ-マティ・ラトバラが4位。

友山プレジデントは「今年は学びの年。シーズンの出足は良かったが3戦から苦戦。フィンランドで1-3位になった時は、WRCプレーヤーとして認められたような感じがして、涙が出た。学んだもので一番大きいものはチームワーク」という。

チームのトミ・マキネン代表も「学びの年」だったことを強調する。「タフな長い1年だった。ここにいるみんなが笑顔なので、結果オーライだ。トヨタの車は基本的に強く、ヤリスは手を入れやすい車だった。情報収集も進んだので、今年のデータを生かして2018年シーズンはコンスタントに結果を出したい。ドライバーたちは努力家でチームの手本になっている」。

ラトバラ選手は「復帰早々の第2戦で勝てた。優勝は予想外だったが、充分にテストできていたし、高速コースは得意だ。車も良かった」とラリー・スウェーデンについて語る。「2018年はコンスタントに結果を出したい」と、2017年の弱点と18年の課題について、マキネン代表と同じスタンスだ。

報告会にはサプライズで2018年新加入のオット・タナク(ドライバー)とマルティン・ヤルヴェオヤ(コドライバー)が登場した。2017年のドライバーオブザイヤーとコドライバーオブザイヤーを獲得した2人だ。タナクは、2015年メキシコラリーでコースアウトし池に水没したエピソードが有名で、イベントではTOYOTA GAZOO Racingのロゴ入りゴーグルとシュノーケルをプレゼントされて苦笑い。

タナクは「タイトルを狙って行く」といい、マキネン代表は「新しいアイデアを期待している」と歓迎した。

WRCの2018年シーズンは1月のラリー・モンテカルロで開幕、全13戦で争われる。復帰2年目のトヨタは、ラトバラ、エサペッカ・ラッピ、タナクの3台体制で臨む。

(レスポンス 高木啓)

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