レクサスの最上級SUV、『LX570』に2021年モデル…今秋米国発売へ

レクサス LX 570 の2021年モデル(米国仕様)
レクサスの米国部門は8月12日、『LX570』(Lexus LX 570)の2021年モデルを発表した。今秋、米国市場で発売される予定だ。

◆5.7リットルV型8気筒ガソリンエンジンを搭載

レクサスLX570は、トヨタ『ランドクルーザー200』のレクサス版として、ニューヨークモーターショー2007で初公開された。日本仕様のランドクルーザー200にはない5.7リットルV型8気筒ガソリンエンジンを搭載するなど、ラグジュアリー志向を強めた。

2度目のフェイスリフトが施されたモデルが2015年9月、日本市場にも導入された。ワンピースのスピンドルグリルの採用をはじめ、ヘッドライト、バンパーなどを変更して、表情を一新する。リアはテールランプやバンパーが新しい。室内は、メーターやダッシュボード中央のモニターが新デザインで、後席用を含めて、モニターは大型化された。各部の素材の見直しにより、プレミアム度をさらに引き上げている。

◆アマゾンの音声アシスタント「アレクサ」を車載化

レクサスLX570の2021年モデルでは、ボディカラーにノリグリーンパールを新たに追加した。内装色には、グレーズドキャラメルがオプションで用意される。コネクティビティの面では、アマゾン(Amazon)の音声アシスタント、「アレクサ(Alexa)」を車載化し、機能性を高めている。

さらに、3列シートモデルに設定される「スポーツパッケージ」が2021年モデルでアップデートを受けた。2021年モデルのスポーツパッケージでは、エクステリアに新デザインの21インチアルミホイールを装着する。スポーツグリルを中心に、フロントマスクも変更された。ドアミラーには、クロームのアクセントが追加される。インテリアでは、ブラック、カベルネ、グレーズドキャラメルの3色のセミアニリンレザー内装が選択可能に。ブラック仕上げのヘッドライナーも採用された。

エンジンに変更はない。5.7リットルV型8気筒ガソリン自然吸気エンジンは、最大出力383hp、最大トルク55.7kgmを発生する。トランスミッションは、8速ATを組み合わせている。駆動方式はフルタイム4WDで、電動ロックセンターデファレンシャル付きのトルセンLSDが装備されている。

◆米国市場限定500台の「インスピレーションシリーズ」

また、2021年モデルには、「インスピレーションシリーズ」を米国市場限定500台で導入する。インスピレーションシリーズは、レクサスのフラッグシップ車に設定される新たな特別モデルシリーズだ。『LC』が、その第一号車だった。今回、レクサスの最上級SUVのLX570にも、インスピレーションシリーズが拡大展開されている。

LX570のインスピレーションシリーズは、ボディカラーにブラックオニキスまたはホワイトパールを用意した。ブラッククロームグリル、スモークヘッドライト、ブラックの21インチホイールでエクステリアを引き締める。

インテリアは、インスピレーションシリーズ専用のブラックのセミアニリンレザートリムに、リオハレッドのアクセントを採用した。ブラック仕上げのヘッドライナーも装備している。

すべてのLX570の2021年モデルには、先進運転支援システム(ADAS)として、「レクサス・セーフティ・システム+」を標準装備した。リアクロストラフィックアラート付きのブラインドスポットモニター、パノラマビューモニター、マルチテレインモニター、パーキングアシストが装備されている。

(レスポンス 森脇稔)

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