トヨタ、5期ぶりの減収減益…販売台数増加も為替変動が影響 通期決算

トヨタ自動車本社(参考画像)
トヨタ自動車は5月10日、2017年3月期(2016年4月~2017年3月)の連結決算を発表した。

それによると、売上高27兆5971億円(前年同期比-2.8%)、営業利益1兆9943億円(-30.1%)、税引前純利益は2兆1938億円(-26.5%)、純利益は1兆8311億円(-20.8%)。5期ぶりの減収減益となった。

日本、海外を合わせた自動車の連結販売台数は897万1000台(+3.3%)。日本での販売台数は227万4000台(+10.4%)、海外は669万7000台(+1.1%)だった。

営業利益の増益要因は、原価改善の努力が4400億円、営業面の努力が2100億円。一方、減益要因として、為替変動の影響が9400億円、諸経費の増加ほかが5300億円、その他の要因が395億円あった。

今期の業績見通しは、売上高27兆5000億円(前期比-0.4%)、営業利益1兆6000億円(-19.8%)、税引前純利益1兆8000億円(-18.0%)、純利益1兆5000億円(-18.1%)とした。

(レスポンス 纐纈敏也@DAYS)

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