【東京おもちゃショー2017】トヨタブースは実際に運転できる「自動車学校」
トヨタ自動車は、東京ビッグサイトで開催中の「東京おもちゃショー2017」(6月1~4日)に出展。ブースでは『Camatte ペッタ』を実際に運転できる「Camatte School」を展開している。
Camatte(カマッテ)ペッタのメカニズムや「親子で運転を楽しむ乗り物」という基本コンセプトは、これまで公開されてきたCamatte各車と共通。今回はシンプルな形状のボディに鋼板を使用し、マグネットステッカーを貼り付けるというカスタマイズが楽しめる。「ペッタ」という車名はペタペタと貼り付けるからだ。また1950~60年代の小型スポーツカーを思わせるスタイリングは、世代を問わず親しみを感じるものだ。
そして今回の出展の最大の特徴は、子供が触れて楽しめるだけでなく、実際に試乗して運転操作も楽しめるようにしたことだ。希望者はまずCamatte School(カマッテ スクール)に入校し、学童用の机に設置したシミュレーターで運転操作を学習。好みのマグネットステッカーを選んでペッタをカスタマイズ。
マグネットステッカーは男児が好みそうなストライプやファイヤーパターン、女児が喜びそうなブーケやリボンなど合計5パターンが用意されている。そして試乗を終えたら「免許証」を受け取って体験は終了。
「クルマを運転するということは楽しいだけではなくて、緊張でドキドキしたり、ときには怖い思いをすることもある。そういうリアルな感覚を子供たちにも伝えたいと考えました」と今回の企画意図を説明するのは、トヨタMS製品企画部新コンセプト企画室の寺岡寿美江主任。
「だから、もしかすると”運転してみたけど面白くなかった”という感想も出てくるかもしれない。でも、それでもいい。リアルな体験が思い出になる、ということが重要です」とのことだ。
今回の出展では「子供たちがどんな印象を持ってくれるか。バーチャルなシミュレーターの操作と実際の運転で、どちらが面白いと感じたか?」ということに興味があるという。反響しだいでは「もしかしたら、わたしたちの考えている”クルマのあるべき姿”というものが変わる、ということもあるかもしれませんね」と寺岡主任。
Camatte ペッタはアクセル全開でも5km/h以上は出ないようセッティングされているが、それでも「テストコース」を運転してみると、走行風が顔に当たって意外なほどスピードを感じることに驚かされる。絶対速度は低くてもスピード感やスリルを得られるという事実を知れるのは、大人にとっても貴重な体験となるだろう。コースの両端ではターンテーブルに乗って転回するが、これも非日常感のあるものだった。
ちなみにシミュレーター講習、カスタマイズ、試乗という一連のプロセスの所要時間は15分ほど。Camatteプロジェクトの初期から協力しているツナグデザインの根津孝太氏は「クルマを運転するということは、実はものすごく大変なことです」と告げる。この現実に従えば、試乗までに手間がかかるのもまたリアルであることの証明といえそうだ。
初日は商談日のため子供はいないにもかかわらず、ときには順番待ちの行列ができていたという事実は「リアルな体験」の魅力を物語っている。なお安全確保のため、身長130cm以下の子供は残念ながら実際に運転することができない。この場合はシミュレーターのみを受講し、仮免許が交付されることになっている。
(レスポンス 古庄 速人)
Camatte(カマッテ)ペッタのメカニズムや「親子で運転を楽しむ乗り物」という基本コンセプトは、これまで公開されてきたCamatte各車と共通。今回はシンプルな形状のボディに鋼板を使用し、マグネットステッカーを貼り付けるというカスタマイズが楽しめる。「ペッタ」という車名はペタペタと貼り付けるからだ。また1950~60年代の小型スポーツカーを思わせるスタイリングは、世代を問わず親しみを感じるものだ。
そして今回の出展の最大の特徴は、子供が触れて楽しめるだけでなく、実際に試乗して運転操作も楽しめるようにしたことだ。希望者はまずCamatte School(カマッテ スクール)に入校し、学童用の机に設置したシミュレーターで運転操作を学習。好みのマグネットステッカーを選んでペッタをカスタマイズ。
マグネットステッカーは男児が好みそうなストライプやファイヤーパターン、女児が喜びそうなブーケやリボンなど合計5パターンが用意されている。そして試乗を終えたら「免許証」を受け取って体験は終了。
「クルマを運転するということは楽しいだけではなくて、緊張でドキドキしたり、ときには怖い思いをすることもある。そういうリアルな感覚を子供たちにも伝えたいと考えました」と今回の企画意図を説明するのは、トヨタMS製品企画部新コンセプト企画室の寺岡寿美江主任。
「だから、もしかすると”運転してみたけど面白くなかった”という感想も出てくるかもしれない。でも、それでもいい。リアルな体験が思い出になる、ということが重要です」とのことだ。
今回の出展では「子供たちがどんな印象を持ってくれるか。バーチャルなシミュレーターの操作と実際の運転で、どちらが面白いと感じたか?」ということに興味があるという。反響しだいでは「もしかしたら、わたしたちの考えている”クルマのあるべき姿”というものが変わる、ということもあるかもしれませんね」と寺岡主任。
Camatte ペッタはアクセル全開でも5km/h以上は出ないようセッティングされているが、それでも「テストコース」を運転してみると、走行風が顔に当たって意外なほどスピードを感じることに驚かされる。絶対速度は低くてもスピード感やスリルを得られるという事実を知れるのは、大人にとっても貴重な体験となるだろう。コースの両端ではターンテーブルに乗って転回するが、これも非日常感のあるものだった。
ちなみにシミュレーター講習、カスタマイズ、試乗という一連のプロセスの所要時間は15分ほど。Camatteプロジェクトの初期から協力しているツナグデザインの根津孝太氏は「クルマを運転するということは、実はものすごく大変なことです」と告げる。この現実に従えば、試乗までに手間がかかるのもまたリアルであることの証明といえそうだ。
初日は商談日のため子供はいないにもかかわらず、ときには順番待ちの行列ができていたという事実は「リアルな体験」の魅力を物語っている。なお安全確保のため、身長130cm以下の子供は残念ながら実際に運転することができない。この場合はシミュレーターのみを受講し、仮免許が交付されることになっている。
(レスポンス 古庄 速人)
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