トヨタ カムリ 新型、量産第一号車がラインオフ…北米初のTNGA車

トヨタの米国ケンタッキー工場で量産が開始された新型カムリ
トヨタ自動車は7月1日、米国ケンタッキー州ジョージタウン工場(TMMK)において、新型『カムリ』の量産第一号車がラインオフした、と発表した。

トヨタはTMMKに、生産プロセスを近代化し合理化する目的で、13億3000万ドルを投資。1986年以来、TMMKへの累計投資額は70億ドルに到達。トヨタは米国全体で、今後5年間に100億ドルを投資する計画も公表している。

TMMKでは、新型カムリの量産開始に備えて、700名以上を雇用。従業員の総数は、過去最高の8000名以上に達する。TMMKはトヨタにとって世界最大の工場であり、31年間の累計生産台数は、カムリ800万台を含めて、1100万台を超えている。

また新型カムリは、トヨタの次世代車両技術、「トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャ(TNGA)」で設計、製造される北米で最初の車両。TNGAは燃費を向上させ、ハンドリング性能や走行安定性を高めるなど、車両のすべての性能を向上させる。

TMMKのウィル・ジェームズ社長は、「次世代カムリの発売は米国トヨタにとって重要であり、トヨタの地盤とケンタッキー州へのコミットメントを強化するもの。TNGA車を、北米で初めて生産することを誇りに思う」と述べている。

(レスポンス 森脇稔)

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