【新聞ウォッチ】トヨタ、誤発進防止搭載車を9割に拡大 2018年度まで

トヨタのインテリジェントクリアランスソナー(ICS。作動イメージ)
気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。


2017年8月29日付

●東芝、WDと最終調整、メモリ売却、月内合意へ詰め(読売・1面)

●羽田孜元首相死去、非自民政権在職64日(読売・1面)

●「空飛ぶ車」開発中、トヨタなどの若手挑戦(読売・6面)

●トヨタ誤発進防止を拡大、来年度9割で搭載可能に(読売・6面)

●米ウーバー新CEO決定、エクスペリアから(朝日・6面)

●トラック輸送強化、2種免制限緩和、政府、自動車運転業務で検討(毎日・2面)

●トヨタ 挑戦の80周年、「前例ない戦い」EV・自動運転車ライバル続々(毎日・7面)

●ニュース一言、自工会二輪車特別委・柳委員長(日経・13面)

●冬用タイヤ各社値上げ、小売価格6%、原料高で6年ぶり(日経・23面)


ひとくちコメント

高齢ドライバーなどのアクセルとブレーキの踏み間違いによる事故が多発しているが、トヨタ自動車も誤発進の防止を支援する装備「ICS」を、現在の3割から2018年度末までに国内販売車両の9割以上に搭載するという。安全装備の拡充により交通事故減少につなげたいとしている。

トヨタが発表したもので、きょうの各紙が取り上げている。調査結果ではICS搭載車では追突事故が10分の1に減少するなど、高い事故低減効果が確認できたためという。

きょうの紙面では、この誤発進の防止を支援する装備のほか、毎日は、1937年8月28日の設立から80周年を迎えたことで、豊田佐吉が豊田自動織機製作所を創業したころからの歩みを検証。読売はトヨタなどの若手の技術者チームが「空飛ぶクルマ」の開発を進めていることを報じるなど、トヨタの話題が際立つ。

(レスポンス 福田俊之)

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