トヨタ、ロボティクス企業に投資…ベンチャー企業支援のグローバルプログラム第一弾

エレメンタリー・ロボティクス社の公式サイト
トヨタ自動車(Toyota)の米国部門は12月19日、人工知能などの研究開発を行うトヨタ・リサーチ・インスティテュート(TRI)が設立したベンチャーキャピタルファンド、「トヨタAIベンチャーズ」が、ロボティクス企業に投資を行うと発表した。

今回の投資は、トヨタAIベンチャーズとTRIが、ベンチャー企業を支援する目的で立ち上げたグローバルプログラム、「Call for Innovation」の最初の投資になる。このプログラムは、重要な技術課題を特定し、ベンチャー企業によるソリューションを募集することを通じて、イノベーション促進を目指している。

プログラムの最初の投資先に選ばれたのは、エレメンタリー・ロボティクス社だ。2017年に設立された同社は、ロボット技術を手がけている。中でも、支援ロボットが日常の不特定かつ多様な環境下において、必要に応じて人と協調しながら複雑な操作やタスクを行う「モバイルマニピュレーション技術」の向上を目的としたソリューションを開発している。

トヨタAIベンチャーズは、今後も人工知能、データクラウド、自動運転モビリティ、ロボティクスの分野における設立間もない有望なベンチャー企業への投資を行っていく、としている。

(レスポンス 森脇稔)

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