トヨタ RAV4ハイブリッド 新型、ブランド初のデジタルミラー設定…パリモーターショー2018
◆2.5リットル直4直噴ガソリンエンジンに電気モーターで222hp
トヨタ自動車の欧州部門、トヨタモーターヨーロッパは10月2日、フランスで開幕したパリモーターショー2018において、新型『RAV4ハイブリッド』(Toyota RAV4 Hybrid)の欧州仕様車を初公開した。
新型RAV4ハイブリッドには、2.5リットルエンジンとモーターを組み合わせた新世代のトヨタハイブリッドシステムを搭載。小型・軽量・低損失化技術と「TNGA」による新型2.5リットル「ダイナミックフォース」エンジンの高い燃焼効率と高出力とのシナジー効果により、優れた動力性能や低燃費を高次元で追求した。パワーコントロールユニット(PCU)やニッケル水素電池などの主要コンポーネントは、よりコンパクトかつ軽量で、電気的および機械的損失を低減するように設計されている。
エンジンの高トルク化により、アクセル踏み込み時のレスポンスや加速性能を大幅に向上。燃焼効率の引き上げとトランスミッションの高効率化により、優れた動力性能と低燃費の両立を目指した。
2.5リットル直列4気筒直噴ガソリンエンジンに電気モーターを組み合わせたハイブリッドシステム全体で、222hpのパワーを引き出す。先代の197hpをおよそ13%上回るパワーを獲得した。この効果で、新型は0~100km/h加速を8.1秒で駆け抜ける。欧州での環境性能の見込み値は、NEDC計測モードで燃費22.2km/リットル、CO2排出量102g/kmとした。
◆電気式4WD「E-Four」は後輪トルク設定を強化
また、新型RAV4ハイブリッドには、電気式4WD「E-Four」の最新版を搭載。電気で駆動する後輪の最大トルクを、従来の1.3倍に増加。走行状態に応じて適切に後輪にトルクを配分する新制御を採り入れ、高い走破性と優れた操縦安定性を追求している。先代と比較して、後輪に配分できるトルクは30%増加。運転条件に応じて、前後のトルク配分を100対0から20対80まで可変できる。
新型RAV4ハイブリッドには、「トレイルモード」を採用。スリップ状態でもグリップとコントロールを保つ新開発のLSDを導入。オフロード走行を支援する。センターコンソールのドライブモードセレクターを操作して、トレイルモードを作動。スロットル制御や変速パターンが最適な設定になる。
◆ガソリン2.0リットルも新開発ユニット
欧州仕様の新型『RAV4』には、ガソリンの2.0リットル仕様もラインナップ。この2.0リットルは新開発ユニットとなり、トランスミッションはATとMTが用意される。4WDのAT車には、2WD走行時に後輪に動力を伝達する駆動系の回転を停止させて燃費向上を図る「ディスコネクト機構」が採用される。
新型RAV4ハイブリッドには、第2世代の予防安全パッケージ、「トヨタセーフティセンス」を搭載。最新のトヨタセーフティセンスには、車両に加えて、歩行者検知(昼間・夜間)と自転車検知(昼間)を行い、衝突回避支援または被害軽減を図る「プリクラッシュセーフティ」が導入されているのが特徴。
また、前方車両の追従走行を支援する「レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付き)」、レーダークルーズコントロール作動時に車線維持に必要な運転操作を支援する「レーントレーシングアシスト(LTA)」、車線逸脱による事故予防に貢献するステアリング制御機能付きの「レーンディパーチャーアラート(LDA)」を採用した。
さらに、夜間の前方視界確保を支援する「オートマチックハイビーム(AHB)」、カメラで認識した道路標識をマルチインフォメーションディスプレイに表示することで、道路標識の見落としを減らし、安全運転を促す「ロードサインアシスト(RSA)」などが用意されている。
◆トヨタブランド初の「デジタルリアビューミラー」設定
新型RAV4ハイブリッドには、トヨタブランド初の「デジタルリアビューミラー」が設定される予定。スイッチを押すと、高精細カメラが撮影したリアルタイム映像が、新型RAV4ハイブリッドのコクピットに表示される。
荷物スペースの大きな荷物や背の高い後席乗員が乗っていても、ドライバーの後方視界が確保される。また、ドライバーはズーム機能を備えたタッチコントロールによって、後方の映像を調整することができる。新開発のデジタルリアビューミラーを設定することで、フロントピラーをスリム化し、運転席からの視界を改善した、としている。
(レスポンス 森脇稔)
トヨタ自動車の欧州部門、トヨタモーターヨーロッパは10月2日、フランスで開幕したパリモーターショー2018において、新型『RAV4ハイブリッド』(Toyota RAV4 Hybrid)の欧州仕様車を初公開した。
新型RAV4ハイブリッドには、2.5リットルエンジンとモーターを組み合わせた新世代のトヨタハイブリッドシステムを搭載。小型・軽量・低損失化技術と「TNGA」による新型2.5リットル「ダイナミックフォース」エンジンの高い燃焼効率と高出力とのシナジー効果により、優れた動力性能や低燃費を高次元で追求した。パワーコントロールユニット(PCU)やニッケル水素電池などの主要コンポーネントは、よりコンパクトかつ軽量で、電気的および機械的損失を低減するように設計されている。
エンジンの高トルク化により、アクセル踏み込み時のレスポンスや加速性能を大幅に向上。燃焼効率の引き上げとトランスミッションの高効率化により、優れた動力性能と低燃費の両立を目指した。
2.5リットル直列4気筒直噴ガソリンエンジンに電気モーターを組み合わせたハイブリッドシステム全体で、222hpのパワーを引き出す。先代の197hpをおよそ13%上回るパワーを獲得した。この効果で、新型は0~100km/h加速を8.1秒で駆け抜ける。欧州での環境性能の見込み値は、NEDC計測モードで燃費22.2km/リットル、CO2排出量102g/kmとした。
◆電気式4WD「E-Four」は後輪トルク設定を強化
また、新型RAV4ハイブリッドには、電気式4WD「E-Four」の最新版を搭載。電気で駆動する後輪の最大トルクを、従来の1.3倍に増加。走行状態に応じて適切に後輪にトルクを配分する新制御を採り入れ、高い走破性と優れた操縦安定性を追求している。先代と比較して、後輪に配分できるトルクは30%増加。運転条件に応じて、前後のトルク配分を100対0から20対80まで可変できる。
新型RAV4ハイブリッドには、「トレイルモード」を採用。スリップ状態でもグリップとコントロールを保つ新開発のLSDを導入。オフロード走行を支援する。センターコンソールのドライブモードセレクターを操作して、トレイルモードを作動。スロットル制御や変速パターンが最適な設定になる。
◆ガソリン2.0リットルも新開発ユニット
欧州仕様の新型『RAV4』には、ガソリンの2.0リットル仕様もラインナップ。この2.0リットルは新開発ユニットとなり、トランスミッションはATとMTが用意される。4WDのAT車には、2WD走行時に後輪に動力を伝達する駆動系の回転を停止させて燃費向上を図る「ディスコネクト機構」が採用される。
新型RAV4ハイブリッドには、第2世代の予防安全パッケージ、「トヨタセーフティセンス」を搭載。最新のトヨタセーフティセンスには、車両に加えて、歩行者検知(昼間・夜間)と自転車検知(昼間)を行い、衝突回避支援または被害軽減を図る「プリクラッシュセーフティ」が導入されているのが特徴。
また、前方車両の追従走行を支援する「レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付き)」、レーダークルーズコントロール作動時に車線維持に必要な運転操作を支援する「レーントレーシングアシスト(LTA)」、車線逸脱による事故予防に貢献するステアリング制御機能付きの「レーンディパーチャーアラート(LDA)」を採用した。
さらに、夜間の前方視界確保を支援する「オートマチックハイビーム(AHB)」、カメラで認識した道路標識をマルチインフォメーションディスプレイに表示することで、道路標識の見落としを減らし、安全運転を促す「ロードサインアシスト(RSA)」などが用意されている。
◆トヨタブランド初の「デジタルリアビューミラー」設定
新型RAV4ハイブリッドには、トヨタブランド初の「デジタルリアビューミラー」が設定される予定。スイッチを押すと、高精細カメラが撮影したリアルタイム映像が、新型RAV4ハイブリッドのコクピットに表示される。
荷物スペースの大きな荷物や背の高い後席乗員が乗っていても、ドライバーの後方視界が確保される。また、ドライバーはズーム機能を備えたタッチコントロールによって、後方の映像を調整することができる。新開発のデジタルリアビューミラーを設定することで、フロントピラーをスリム化し、運転席からの視界を改善した、としている。
(レスポンス 森脇稔)
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