トヨタ RAV4 ハイブリッド 新型、燃費は最大23%向上…2万7700ドルから
◆2019年3月米国発売へ
トヨタ自動車の米国部門は11月20日、新型『RAV4ハイブリッド』を2019年3月、米国市場で発売すると発表した。現地ベース価格は、2万7700ドル(約313万円)に設定している。
新型RAV4 ハイブリッドには、直噴2.5リットル直列4気筒ガソリンアトキンソンサイクルエンジン(最大出力176hp、最大トルク22.5kgm)にフロントモーター(最大出力118hp、最大トルク20.6kgm)、リアモーター(最大出力54hp、最大トルク12.3kgm)を組み合わせた新世代のトヨタハイブリッドシステムを搭載する。
システム全体で、219hpのパワーを引き出す。小型・軽量・低損失化技術と「TNGA」による新型2.5リットル「ダイナミックフォース」エンジンの高い燃焼効率と高出力とのシナジーにより、優れた動力性能や低燃費を追求した。
具体的には、エンジンの高トルク化により、アクセル踏み込み時のレスポンスや加速性能を大幅に向上させた。燃焼効率の引き上げとトランスミッションの高効率化により、動力性能と低燃費の両立も図った。バッテリー(二次電池)は、ニッケル水素を使用する。
◆電気式4WD「E-Four」は後輪の最大トルクを従来の1.3倍に
また、新型RAV4ハイブリッドには、電気式4WD「E-Four」の最新版を搭載する。電気で駆動する後輪の最大トルクを、従来の1.3倍に増やしたのが特徴だ。走行状態に応じて適切に後輪にトルクを配分する新制御を採り入れ、高い走破性と優れた操縦安定性を追求している。トランスミッションはECVTを組み合わせた。
オンロード走行時には、後輪に多くの駆動力を配分する。これにより、高い加速性能や走行安定性を実現し、始動時には前輪のスリップを抑えることができる。ステアリングの安定性を向上させており、コーナリング時にアンダーステアを低減するのにも役立つ。オフロードでは、豊かな後輪トルクが、荒れた地形でも強力な登坂性能を発揮する。ドライバーは、トレイルモードが選択可能。これは、スリップ状態でもグリップとコントロールを保つ新開発のLSDによって、雪道やオフロード走行を支援するシステムだ。
◆先読みエコドライブ機能を採用
新型RAV4ハイブリッドには、ドライバーの運転行動やナビゲーションの地図情報をもとに、実際の走行に沿ってハイブリッドバッテリーの充放電を最適に制御する「PED」(先読みエコドライブ機能)を採用した。システムは走行データを蓄積し、ハイブリッドパワートレインの作動を調整して、効率を最大化する。
新型RAV4ハイブリッドの米国EPA(環境保護局)予想燃費は、市街地が17.4km/リットル、高速が15.7km/リットル、複合モードが16.6km/リットルと公表された。先代比で最大23%、燃費性能を引き上げている。トヨタによると、クラスをリードする燃費性能という。
◆スポーティグレード「XSE」をラインナップ
新型RAV4ハイブリッドには、トヨタの米国主力モデルに設定されるスポーティグレード、「XSE」を初めてラインナップした。
ダンパーとスプリングを強化したスポーツチューンドサスペンション、225/60R18サイズのタイヤと18インチのブラック塗装5本スポークアルミホイールが採用される。XSEでは、ピアノブラックのアクセントを、フロント、ドアミラー、フェンダーアーチなどに施す。プロジェクタービームのLEDヘッドライト、専用デザインのLEDデイタイムランニングライト、ツートン塗装、ブラックルーフなども採用された。室内には、ブラックの「SofTex」素材を使用し、ブルーのアクセントを添えた。新型RAV4ハイブリッドのXSEは、0~96km/h加速7.8秒となり、新型RAV4シリーズ中、最速、としている。
(レスポンス 森脇稔)
トヨタ自動車の米国部門は11月20日、新型『RAV4ハイブリッド』を2019年3月、米国市場で発売すると発表した。現地ベース価格は、2万7700ドル(約313万円)に設定している。
新型RAV4 ハイブリッドには、直噴2.5リットル直列4気筒ガソリンアトキンソンサイクルエンジン(最大出力176hp、最大トルク22.5kgm)にフロントモーター(最大出力118hp、最大トルク20.6kgm)、リアモーター(最大出力54hp、最大トルク12.3kgm)を組み合わせた新世代のトヨタハイブリッドシステムを搭載する。
システム全体で、219hpのパワーを引き出す。小型・軽量・低損失化技術と「TNGA」による新型2.5リットル「ダイナミックフォース」エンジンの高い燃焼効率と高出力とのシナジーにより、優れた動力性能や低燃費を追求した。
具体的には、エンジンの高トルク化により、アクセル踏み込み時のレスポンスや加速性能を大幅に向上させた。燃焼効率の引き上げとトランスミッションの高効率化により、動力性能と低燃費の両立も図った。バッテリー(二次電池)は、ニッケル水素を使用する。
◆電気式4WD「E-Four」は後輪の最大トルクを従来の1.3倍に
また、新型RAV4ハイブリッドには、電気式4WD「E-Four」の最新版を搭載する。電気で駆動する後輪の最大トルクを、従来の1.3倍に増やしたのが特徴だ。走行状態に応じて適切に後輪にトルクを配分する新制御を採り入れ、高い走破性と優れた操縦安定性を追求している。トランスミッションはECVTを組み合わせた。
オンロード走行時には、後輪に多くの駆動力を配分する。これにより、高い加速性能や走行安定性を実現し、始動時には前輪のスリップを抑えることができる。ステアリングの安定性を向上させており、コーナリング時にアンダーステアを低減するのにも役立つ。オフロードでは、豊かな後輪トルクが、荒れた地形でも強力な登坂性能を発揮する。ドライバーは、トレイルモードが選択可能。これは、スリップ状態でもグリップとコントロールを保つ新開発のLSDによって、雪道やオフロード走行を支援するシステムだ。
◆先読みエコドライブ機能を採用
新型RAV4ハイブリッドには、ドライバーの運転行動やナビゲーションの地図情報をもとに、実際の走行に沿ってハイブリッドバッテリーの充放電を最適に制御する「PED」(先読みエコドライブ機能)を採用した。システムは走行データを蓄積し、ハイブリッドパワートレインの作動を調整して、効率を最大化する。
新型RAV4ハイブリッドの米国EPA(環境保護局)予想燃費は、市街地が17.4km/リットル、高速が15.7km/リットル、複合モードが16.6km/リットルと公表された。先代比で最大23%、燃費性能を引き上げている。トヨタによると、クラスをリードする燃費性能という。
◆スポーティグレード「XSE」をラインナップ
新型RAV4ハイブリッドには、トヨタの米国主力モデルに設定されるスポーティグレード、「XSE」を初めてラインナップした。
ダンパーとスプリングを強化したスポーツチューンドサスペンション、225/60R18サイズのタイヤと18インチのブラック塗装5本スポークアルミホイールが採用される。XSEでは、ピアノブラックのアクセントを、フロント、ドアミラー、フェンダーアーチなどに施す。プロジェクタービームのLEDヘッドライト、専用デザインのLEDデイタイムランニングライト、ツートン塗装、ブラックルーフなども採用された。室内には、ブラックの「SofTex」素材を使用し、ブルーのアクセントを添えた。新型RAV4ハイブリッドのXSEは、0~96km/h加速7.8秒となり、新型RAV4シリーズ中、最速、としている。
(レスポンス 森脇稔)
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