【懐かしのカーカタログ】スープラ の原点…初代トヨタ セリカXX 1978年4月13日発売
「あんなクルマもあったなぁ」「いい時代だった」…当時、憧れを抱いて手にしたカタログのページをめくりながら“在りし日”を振り返る。『懐かしのカーカタログ』第1回目は『スープラ』の原点、初代トヨタ『セリカXX』だ。
◆「大人のためのクルマ」だったセリカXX
今年、先代の生産終了から実に17年ぶりの復活を遂げた『スープラ』。とはいえオジサン世代のクルマ好きなら「最初、日本では“セリカXX(ダブルエックス)”だったんだよなぁ」と、自分の青春時代とともに(!)思い出すかもしれない。
改めておくと、もともと北米市場向けのスペシャリティカーとして1978年に登場したのが初代『スープラ』で、その日本名が『セリカXX』だった。
車名でもわかるように、2代目セリカ(空力フォルムで“風のセリカ”がキャッチフレーズだった)をベースにノーズを伸ばし、6気筒エンジンを搭載して仕立てたのがこのXX。ホイールベースはベースのセリカが2500mmだったのに対し、130mm長い2630mm。エンジンは当時のクラウンに搭載されていた6気筒のM型で2リットルと2.6リットルの2本だてだった。
セリカを名乗り、フロントグリルは『トヨタ2000GT』由来のT型デザイン。艶やかな幅広のBピラーが特徴。内装では特注でコノリー社の本革シートが選べるなど、ゴージャスさが売り。カタログの室内写真では、助手席の上になぜか片方だけのハイヒールが。
センターコンソールから取り出して使うカールコード付きのハンディマップランプ、サンルーフ(手巻き式!)など装備面での充実度は高く、一方で今の感覚では意外だが、全車で5速MTが選べた。後期型ではリヤサスペンションがリジッドからセミトレーリングアームの独立に改められた。
走りはスポーティというよりもラグジュアリーな趣が強い、大人のためのクルマだった。
(レスポンス 島崎七生人)
◆「大人のためのクルマ」だったセリカXX
今年、先代の生産終了から実に17年ぶりの復活を遂げた『スープラ』。とはいえオジサン世代のクルマ好きなら「最初、日本では“セリカXX(ダブルエックス)”だったんだよなぁ」と、自分の青春時代とともに(!)思い出すかもしれない。
改めておくと、もともと北米市場向けのスペシャリティカーとして1978年に登場したのが初代『スープラ』で、その日本名が『セリカXX』だった。
車名でもわかるように、2代目セリカ(空力フォルムで“風のセリカ”がキャッチフレーズだった)をベースにノーズを伸ばし、6気筒エンジンを搭載して仕立てたのがこのXX。ホイールベースはベースのセリカが2500mmだったのに対し、130mm長い2630mm。エンジンは当時のクラウンに搭載されていた6気筒のM型で2リットルと2.6リットルの2本だてだった。
セリカを名乗り、フロントグリルは『トヨタ2000GT』由来のT型デザイン。艶やかな幅広のBピラーが特徴。内装では特注でコノリー社の本革シートが選べるなど、ゴージャスさが売り。カタログの室内写真では、助手席の上になぜか片方だけのハイヒールが。
センターコンソールから取り出して使うカールコード付きのハンディマップランプ、サンルーフ(手巻き式!)など装備面での充実度は高く、一方で今の感覚では意外だが、全車で5速MTが選べた。後期型ではリヤサスペンションがリジッドからセミトレーリングアームの独立に改められた。
走りはスポーティというよりもラグジュアリーな趣が強い、大人のためのクルマだった。
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