トヨタ ミライ 次期型コンセプト、航続30%延長…北京モーターショー2020出展へ
トヨタ自動車の中国部門は9月21日、中国で9月26日に開幕する北京モーターショー2020に、燃料電池車の『ミライ・コンセプト』(Toyota MIRAI Concept)を出展すると発表した。
ミライコンセプトは、次期『ミライ』を示唆したコンセプトカーだ。現行ミライは、2014年12月に発売して以来、世界中でおよそ1万台を販売した。ミライコンセプトは、次期ミライの開発の最終段階のモデルとなり、ほぼこの状態で市販されると見られている。
◆スポーティなデザインに一新
ミライコンセプトのボディサイズは、全長4975mm、全幅1885mm、全高1470mm、ホイールベース2920mm。現行モデル(全長4890mm、全幅1815mm、全高1535mm、ホイールベース2780mm )に対して、85mm長く、70mmワイド、65mm背が低い。ホイールベースは140mm延長されている。
次期ミライは、現行モデルよりもひと回り大きく、ロー&ワイドのスポーティなフォルムが際立つ。低いライン、エレガントなプロポーション、滑らかなボディワーク、20インチの大径ホイールなどを備えている。もっといいクルマ作りの中心に位置づけられる「TNGA」プラットフォームの採用により、低重心で伸びやかなプロポーションを目指している。
ボディカラーには、複層工程により鮮やかさと深み感を強調した「フォースブルー マルチプルレイヤーズ」を新たに開発した。トヨタによると、スポーツマインドを刺激するような強いブルーを狙ったという。
◆駆動方式は前輪駆動から後輪駆動に
また、駆動方式は、現行型の前輪駆動から、次期モデルでは後輪駆動に変更される。次期型では、FCスタックをはじめ、FCシステムを全て一新する予定だ。トヨタによると、燃料電池自動車としての性能を大幅に向上させるという。
水素燃料電池を含むさまざまなパワートレインに対応するように設計されたトヨタの最新の後輪駆動モジュラープラットフォームを採用する。さらに、ボディ剛性を高めて俊敏性やレスポンスを高め、重心を低くして機敏なハンドリングを追求する。
次期モデルでは、燃料電池システムの性能を改善する。ドライバーのスロットル入力に車両の加速をリンクさせ、直線的で滑らかなレスポンスとエレガントな運転感覚を両立させる。トヨタによると、次期型はトルクフルな走りを実現し、ワインディングロードや高速道路において、すべての速度域で力強い走行性能を発揮するという。
◆現行型に対して水素の搭載量を1kg増加
さらに、水素タンクは大型1個、小型2個の合計3個を搭載する。現行モデルと比較して、水素の搭載量をおよそ1kg増加させるなどして、航続を現行型比でおよそ30%延長することを目標に開発を進めている。
現行型の航続は、日本仕様の場合、およそ650kmとなる。次期型では、航続が30%伸びて、およそ845kmに到達する見通しだ。
インテリアは、シンプルでモダンなスペースでありながら、暖かく快適な雰囲気を追求している。ドライバーを包み込むようなインストルメントパネルと、12.3インチのワイドモニターを取り込んだセンタークラスターを装備する。
また、次期型では、新開発プラットフォームの採用とパッケージの見直しにより、後席は現行型の2人掛けから、実用的な3人掛けに変更される。乗車定員は5名としている。
(レスポンス 森脇稔)
ミライコンセプトは、次期『ミライ』を示唆したコンセプトカーだ。現行ミライは、2014年12月に発売して以来、世界中でおよそ1万台を販売した。ミライコンセプトは、次期ミライの開発の最終段階のモデルとなり、ほぼこの状態で市販されると見られている。
◆スポーティなデザインに一新
ミライコンセプトのボディサイズは、全長4975mm、全幅1885mm、全高1470mm、ホイールベース2920mm。現行モデル(全長4890mm、全幅1815mm、全高1535mm、ホイールベース2780mm )に対して、85mm長く、70mmワイド、65mm背が低い。ホイールベースは140mm延長されている。
次期ミライは、現行モデルよりもひと回り大きく、ロー&ワイドのスポーティなフォルムが際立つ。低いライン、エレガントなプロポーション、滑らかなボディワーク、20インチの大径ホイールなどを備えている。もっといいクルマ作りの中心に位置づけられる「TNGA」プラットフォームの採用により、低重心で伸びやかなプロポーションを目指している。
ボディカラーには、複層工程により鮮やかさと深み感を強調した「フォースブルー マルチプルレイヤーズ」を新たに開発した。トヨタによると、スポーツマインドを刺激するような強いブルーを狙ったという。
◆駆動方式は前輪駆動から後輪駆動に
また、駆動方式は、現行型の前輪駆動から、次期モデルでは後輪駆動に変更される。次期型では、FCスタックをはじめ、FCシステムを全て一新する予定だ。トヨタによると、燃料電池自動車としての性能を大幅に向上させるという。
水素燃料電池を含むさまざまなパワートレインに対応するように設計されたトヨタの最新の後輪駆動モジュラープラットフォームを採用する。さらに、ボディ剛性を高めて俊敏性やレスポンスを高め、重心を低くして機敏なハンドリングを追求する。
次期モデルでは、燃料電池システムの性能を改善する。ドライバーのスロットル入力に車両の加速をリンクさせ、直線的で滑らかなレスポンスとエレガントな運転感覚を両立させる。トヨタによると、次期型はトルクフルな走りを実現し、ワインディングロードや高速道路において、すべての速度域で力強い走行性能を発揮するという。
◆現行型に対して水素の搭載量を1kg増加
さらに、水素タンクは大型1個、小型2個の合計3個を搭載する。現行モデルと比較して、水素の搭載量をおよそ1kg増加させるなどして、航続を現行型比でおよそ30%延長することを目標に開発を進めている。
現行型の航続は、日本仕様の場合、およそ650kmとなる。次期型では、航続が30%伸びて、およそ845kmに到達する見通しだ。
インテリアは、シンプルでモダンなスペースでありながら、暖かく快適な雰囲気を追求している。ドライバーを包み込むようなインストルメントパネルと、12.3インチのワイドモニターを取り込んだセンタークラスターを装備する。
また、次期型では、新開発プラットフォームの採用とパッケージの見直しにより、後席は現行型の2人掛けから、実用的な3人掛けに変更される。乗車定員は5名としている。
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