レクサス初のPHEV「NX450h+」に見る、次世代レクサスのデザインとは
レクサスのクロスオーバーSUVとして、一躍主力モデルとなった『NX』。「次世代レクサスの第1弾」としてデザイン、プラットフォームを一新した新型は、ブランドとして初のPHEV(プラグインハイブリッド)を設定したことも目玉だ。今回はそのPHEVモデル『NX450h+』を68枚の写真とともに紹介する。
◆EV走行距離90km、WLTCモード燃費は19.8km/リットル
PHEVのパワートレインは、2.5リットル直4エンジンに総電力量18.1kWhの高出力リチウムイオンバッテリー、フロント・リヤモーターを搭載する。クラストップレベルのEV走行距離約90kmと、十分なパワーを両立している。
エンジンは最高出力185ps/最大トルク228Nm、フロントモーターが182ps/270Nm、リヤモーターが54ps/121Nmとなっている。WTLCモード燃費は19.8km/リットルだ。
走行モードは「EVモード」「オートEV/HVモード」「HVモード」「セルフチャージモード」の4種類を用意する。HVモードでは、エンジンとモーターの併用により高い加速性能を実現。オートEV/HVモードでは、レクサス初採用の「先読みエコドライブ」により、駆動用電池の残量や、道路の属性・特性に応じて自動的にEV走行とHV走行を切りかえ、エネルギー効率の良い走りを実現する。
プラットフォームはほぼ同時に開発が進められたというトヨタ『RAV4 PHV』と共通の「GA-K」。軽量で高剛性なボディと低重心化したパッケージとし、レクサスらしい乗り味を追求したという。
◆次世代レクサスの幕開けを象徴するデザイン
NX450h+のエクステリアは、Fスポーツモデルをのぞけば基本は他グレードと共通。プロポーションに根差した独自性の追求、テクノロジーに根差したシンプリシティの追求という考え方から、エッジが効いたディティールが個性的だった先代モデルと比べすっきりと、かつ力強い印象となった。
「次世代スピンドル立体表現に挑戦した」というフロントビューは、グリル面を垂直に立てながら、ボンネットフードをフロント先端間際まで伸ばし塊感を強化。グリルのメッキ枠を廃止し、塊の存在感を強調することで、シンプルな構成と軽量化を実現した。直立したグリル面は力強さの表現と同時に、ラジエーターによる冷却性能の向上にも一役買っている。
サイドビューは直立したグリル面に向かうボンネットフードで伸びやかさを表現。またリヤオーバーハングを短くすることで軽快感を演出。加えてベルトライン直線部を短くし、リヤへ向かうキックアップを強調することでキャビンの凝縮感を付与した。
最も新型を強く印象付けるのがリヤセクションだ。リヤコンビネーションランプは、中央に配置した一文字ランプと、左右のL字型ランプを独立させ、組み合わせることにより個性を追求。中央のブランドマークは、従来のL字ロゴから新たな“バラ文字”のレクサスロゴに刷新し、次世代レクサスの幕開けを象徴している。
◆『LF-30 Electrified』に倣った「手綱」インテリア
コックピットデザインもエクステリア同様、先代と比べるとシンプルにまとめられている。2019年のコンセプトモデル『LF-30 Electrified』を踏襲し、人が馬を操る際に使う「手綱」に着想を得て設計。ステアリングスイッチとヘッドアップディスプレイを高度に連携させ、視線移動や煩雑なスイッチ操作をすることなく、運転に集中しながらナビゲーションやオーディオ、ドライブモードセレクトなど、各種機能の制御が可能な空間を実現した。
メーター及びセンターディスプレイエリアは、ドライバーのワイドな視野を確保し、ドライバーのニースペースは程よくタイトにすることで快適な運転に寄与。スタートスイッチ、シフトレバー、ドライブモードセレクトスイッチなどの走行系をステアリング周辺の自然と手が届く場所に配置することで、姿勢を崩さずスムーズに操作が行えるように工夫した。
フロントシートは負担の少ない姿勢を取ることができ、長時間の運転でも姿勢の崩れないTNGA骨格を採用するとともに、深吊り構造を採用。表皮の固定する位置をパッド側に深く引き込む構造により、コーナリング中のクッション座圧変化を低減し、ドライバー姿勢の安定性を実現する。
ラゲージスペースを拡大する際は、センターディスプレイ内のソフトスイッチまたはラゲージルーム内のスイッチ操作により後席シートバックの電動格納・電動引き起こしが可能。リヤドアを開けた状態では後席シート肩口のレバーを引くことで、手動にて素早い格納操作を行うことができる。
◆ボタンでドア開閉、スマホで駐車機能も
新型NX共通の新装備として注目したいのが、ドアの開閉を従来のレバー(ラッチ)式ではなく電気制御によるボタン式とした「e-ラッチシステム」だ。乗り込む際にはグリップの内側のボタンを押すだけでドアが開き、車内から降りる際にはドアハンドル部分を押すことで同じくドアが開く。e-ラッチが作動しない場合はマニュアル操作も可能となっている。
また、高度運転支援技術「レクサス チームメイト アドバンスド パーク」は、運転席に乗っていない状態でもスマートフォン操作によりリモートで駐車できる機能が備わった。乗り降りが困難な狭い駐車スペースからの出庫や、入庫、トランクの荷物を取り出すシーンなどでの細かい前後移動にも活用することができる。
新型NXの価格はベースグレードの「NX250」(2.5リットルNA)が455万円から、今回紹介したPHEVの「NX450h+」が714万円から738万円となっている。
◆EV走行距離90km、WLTCモード燃費は19.8km/リットル
PHEVのパワートレインは、2.5リットル直4エンジンに総電力量18.1kWhの高出力リチウムイオンバッテリー、フロント・リヤモーターを搭載する。クラストップレベルのEV走行距離約90kmと、十分なパワーを両立している。
エンジンは最高出力185ps/最大トルク228Nm、フロントモーターが182ps/270Nm、リヤモーターが54ps/121Nmとなっている。WTLCモード燃費は19.8km/リットルだ。
走行モードは「EVモード」「オートEV/HVモード」「HVモード」「セルフチャージモード」の4種類を用意する。HVモードでは、エンジンとモーターの併用により高い加速性能を実現。オートEV/HVモードでは、レクサス初採用の「先読みエコドライブ」により、駆動用電池の残量や、道路の属性・特性に応じて自動的にEV走行とHV走行を切りかえ、エネルギー効率の良い走りを実現する。
プラットフォームはほぼ同時に開発が進められたというトヨタ『RAV4 PHV』と共通の「GA-K」。軽量で高剛性なボディと低重心化したパッケージとし、レクサスらしい乗り味を追求したという。
◆次世代レクサスの幕開けを象徴するデザイン
NX450h+のエクステリアは、Fスポーツモデルをのぞけば基本は他グレードと共通。プロポーションに根差した独自性の追求、テクノロジーに根差したシンプリシティの追求という考え方から、エッジが効いたディティールが個性的だった先代モデルと比べすっきりと、かつ力強い印象となった。
「次世代スピンドル立体表現に挑戦した」というフロントビューは、グリル面を垂直に立てながら、ボンネットフードをフロント先端間際まで伸ばし塊感を強化。グリルのメッキ枠を廃止し、塊の存在感を強調することで、シンプルな構成と軽量化を実現した。直立したグリル面は力強さの表現と同時に、ラジエーターによる冷却性能の向上にも一役買っている。
サイドビューは直立したグリル面に向かうボンネットフードで伸びやかさを表現。またリヤオーバーハングを短くすることで軽快感を演出。加えてベルトライン直線部を短くし、リヤへ向かうキックアップを強調することでキャビンの凝縮感を付与した。
最も新型を強く印象付けるのがリヤセクションだ。リヤコンビネーションランプは、中央に配置した一文字ランプと、左右のL字型ランプを独立させ、組み合わせることにより個性を追求。中央のブランドマークは、従来のL字ロゴから新たな“バラ文字”のレクサスロゴに刷新し、次世代レクサスの幕開けを象徴している。
◆『LF-30 Electrified』に倣った「手綱」インテリア
コックピットデザインもエクステリア同様、先代と比べるとシンプルにまとめられている。2019年のコンセプトモデル『LF-30 Electrified』を踏襲し、人が馬を操る際に使う「手綱」に着想を得て設計。ステアリングスイッチとヘッドアップディスプレイを高度に連携させ、視線移動や煩雑なスイッチ操作をすることなく、運転に集中しながらナビゲーションやオーディオ、ドライブモードセレクトなど、各種機能の制御が可能な空間を実現した。
メーター及びセンターディスプレイエリアは、ドライバーのワイドな視野を確保し、ドライバーのニースペースは程よくタイトにすることで快適な運転に寄与。スタートスイッチ、シフトレバー、ドライブモードセレクトスイッチなどの走行系をステアリング周辺の自然と手が届く場所に配置することで、姿勢を崩さずスムーズに操作が行えるように工夫した。
フロントシートは負担の少ない姿勢を取ることができ、長時間の運転でも姿勢の崩れないTNGA骨格を採用するとともに、深吊り構造を採用。表皮の固定する位置をパッド側に深く引き込む構造により、コーナリング中のクッション座圧変化を低減し、ドライバー姿勢の安定性を実現する。
ラゲージスペースを拡大する際は、センターディスプレイ内のソフトスイッチまたはラゲージルーム内のスイッチ操作により後席シートバックの電動格納・電動引き起こしが可能。リヤドアを開けた状態では後席シート肩口のレバーを引くことで、手動にて素早い格納操作を行うことができる。
◆ボタンでドア開閉、スマホで駐車機能も
新型NX共通の新装備として注目したいのが、ドアの開閉を従来のレバー(ラッチ)式ではなく電気制御によるボタン式とした「e-ラッチシステム」だ。乗り込む際にはグリップの内側のボタンを押すだけでドアが開き、車内から降りる際にはドアハンドル部分を押すことで同じくドアが開く。e-ラッチが作動しない場合はマニュアル操作も可能となっている。
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