トヨタ FJクルーザー、EVで復活か…『コンパクトクルーザー』の新写真
トヨタ自動車の欧州部門は6月10日、コンセプトカー『コンパクトクルーザーEV』(Toyota Compact Cruiser EV)が「2022カーデザインアワード」を受賞した、と発表した。これに合わせて、コンパクトクルーザーEVの新写真を公開している。
1984年に開始された「カーデザインアワード」は、市販モデル、コンセプトカー、ブランドのデザイン言語の3つのカテゴリーを設けている。審査員は、世界で最も権威のある自動車雑誌の11名の専門家で構成される。コンパクトクルーザーEVは、2022カーデザインアワードのコンセプトカー部門での受賞となった。
◆トヨタの次世代EVコンセプトカーの1台
コンパクトクルーザーEVは2021年12月、トヨタのEVに関する新戦略発表会において、ワールドプレミアされた。トヨタは2030年までに、30車種のEVを世界市場に投入する計画で、コンセプトカーを中心に16台のEVが公開された。
その1台が、コンパクトクルーザーEVだ。フランス・ニースに拠点を置くトヨタの欧州デザイン部門の「トヨタED2(Toyota Europe Design Development」)のチームが中心になってデザインされた。
トヨタデザインのシニアゼネラルマネージャー、サイモン・ハンフリーズ氏は、「EVの研究は30年以上続いており、長い道のりを歩んできた。顧客はEVについて話し、ライフスタイルを表現するゼロエミッション車を望んでいる。コンパクトクルーザーEVは、このトレンドに合う1台」と語る。
◆FJクルーザーのデザインモチーフを取り入れる
コンパクトクルーザーEVを見て、トヨタが2017年に生産を終了した『FJクルーザー』を思い出す人もいるかもしれない。FJクルーザーは2006年春、北米で発売された。1960年代の名車、トヨタ『ランドクルーザー』(FJ40型)のモチーフを、デザインに反映させた個性的なSUVとして支持を集めた。
当初は北米専用車だったが、その他の海外市場にも販売エリアを順次拡大した。2010年12月には、日本市場にも投入された。なお、FJクルーザーの生産は、トヨタグループの日野自動車の東京・羽村工場で行われていた。
米国市場では、2014年モデルをもって、FJクルーザーの導入は中止された。その後も、日本などの市場に向けた車両の生産は継続されてきたが、日本では2017年秋の「ファイナルエディション」をもって、生産を終了している。
◆都市に住むアクティブでアウトドアレジャーを楽しむ若い顧客がターゲット
FJクルーザーの特徴だった丸型ヘッドライトは、コンパクトクルーザーEVでは、最新のLED技術を導入したスリムな角型ライトに置き換えられた。一方、ブルーのボディカラーに樹脂ブラックのバンパーとフェンダーエクステンション、四角いドアミラー、太いリアピラーなどに、FJクルーザーの特長が継承されている。
トヨタの長いオフロードモデルの伝統に基づいてデザインされたコンパクトクルーザーEVは、都市で生活しながら、アクティブでアウトドアレジャーを楽しむ若い顧客をターゲットにしている。彼らのライフスタイルに合うように、ユニークでどこにでも移動できる全輪駆動のEVとして、コンパクトクルーザーEVは設計されているという。
その頑丈でタフなエクステリアは、象徴的なオフロードシルエットやシンプルで力強いボディセクションなどに、伝説的なランドクルーザー(FJ40型)から、多くのスタイリングの手がかりを取り入れた、としている。
1984年に開始された「カーデザインアワード」は、市販モデル、コンセプトカー、ブランドのデザイン言語の3つのカテゴリーを設けている。審査員は、世界で最も権威のある自動車雑誌の11名の専門家で構成される。コンパクトクルーザーEVは、2022カーデザインアワードのコンセプトカー部門での受賞となった。
◆トヨタの次世代EVコンセプトカーの1台
コンパクトクルーザーEVは2021年12月、トヨタのEVに関する新戦略発表会において、ワールドプレミアされた。トヨタは2030年までに、30車種のEVを世界市場に投入する計画で、コンセプトカーを中心に16台のEVが公開された。
その1台が、コンパクトクルーザーEVだ。フランス・ニースに拠点を置くトヨタの欧州デザイン部門の「トヨタED2(Toyota Europe Design Development」)のチームが中心になってデザインされた。
トヨタデザインのシニアゼネラルマネージャー、サイモン・ハンフリーズ氏は、「EVの研究は30年以上続いており、長い道のりを歩んできた。顧客はEVについて話し、ライフスタイルを表現するゼロエミッション車を望んでいる。コンパクトクルーザーEVは、このトレンドに合う1台」と語る。
◆FJクルーザーのデザインモチーフを取り入れる
コンパクトクルーザーEVを見て、トヨタが2017年に生産を終了した『FJクルーザー』を思い出す人もいるかもしれない。FJクルーザーは2006年春、北米で発売された。1960年代の名車、トヨタ『ランドクルーザー』(FJ40型)のモチーフを、デザインに反映させた個性的なSUVとして支持を集めた。
当初は北米専用車だったが、その他の海外市場にも販売エリアを順次拡大した。2010年12月には、日本市場にも投入された。なお、FJクルーザーの生産は、トヨタグループの日野自動車の東京・羽村工場で行われていた。
米国市場では、2014年モデルをもって、FJクルーザーの導入は中止された。その後も、日本などの市場に向けた車両の生産は継続されてきたが、日本では2017年秋の「ファイナルエディション」をもって、生産を終了している。
◆都市に住むアクティブでアウトドアレジャーを楽しむ若い顧客がターゲット
FJクルーザーの特徴だった丸型ヘッドライトは、コンパクトクルーザーEVでは、最新のLED技術を導入したスリムな角型ライトに置き換えられた。一方、ブルーのボディカラーに樹脂ブラックのバンパーとフェンダーエクステンション、四角いドアミラー、太いリアピラーなどに、FJクルーザーの特長が継承されている。
トヨタの長いオフロードモデルの伝統に基づいてデザインされたコンパクトクルーザーEVは、都市で生活しながら、アクティブでアウトドアレジャーを楽しむ若い顧客をターゲットにしている。彼らのライフスタイルに合うように、ユニークでどこにでも移動できる全輪駆動のEVとして、コンパクトクルーザーEVは設計されているという。
その頑丈でタフなエクステリアは、象徴的なオフロードシルエットやシンプルで力強いボディセクションなどに、伝説的なランドクルーザー(FJ40型)から、多くのスタイリングの手がかりを取り入れた、としている。
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