スーパー耐久、公式テストを開催…2023年シーズン開幕に向けて

ENEOSスーパー耐久シリーズ2023 Powered by Hankookの開幕に向けて、富士スピードウェイで公式テストが開催された。シリーズを通して参加するマシンの全てが参加している訳ではないが、41台が走行を行った。

ST-Qクラスと呼ばれる、主に自動車メーカーの開発車両が参戦しているクラスが盛り上がりをみせ、ルーキーレーシングの水素『カローラ』とカーボンニュートラル燃料で走行を行い、次世代スポーツカーの開発に向けて参戦している『GR86』。そしてルーキーレーシングとガチンコ勝負をしており、同じカーボンニュートラル燃料を使用しているスバル『BRZ』との戦い。バイオ燃料を使用したディーゼルエンジンで戦うマツダの『マツダ3』と昨年は豊富な話題があった。

今シーズンの開幕に向けて年間エントリーが発表されたこともあり、水素カローラ、カーボンニュートラル燃料を使ったGR86とBRZ、バイオディーゼルのマツダ3は今年も継続参戦をする。

その中で水素カローラは、昨年までは気体水素を使っていたが、今年は液体水素を使用しての参戦となる可能性が大いにある。というのも、今まで富士スピードウェイで行われていた際には、給水素を行うのに広いスペースを必要としていたが、液体水素にすることで給水素装置の小型化なども行え、スペースもかなり縮小、ピット一つ分のスペースで給水素が行えるようになった。

装置を見学したが、ピットの壁際に装置をおいてもマシンの整備ができるスペースが残されるほどの省スペースとなっている。さらに液体水素が万が一漏れてしまった場合やマシンにトラブルが起きた際に、水素を拡散させ薄めてしまえば問題は起きなくなる。そのための独自に開発した巨大な送風機を装備するレスキュー車も用意された。

その他のクラスでは、総合優勝を争うST-Xクラスには『GT-R GT3』、『メルセデスAMG GT3』、『NSX GT3』が参戦する。参加台数が増えたST-Zクラスには『アストンマーティンVantageGT8R』、アウディ『R8 LMS GT4』、日産『Z GT-4』、『GRスープラGT4』と多種多様なGT4マシンが揃い激しい戦いが行われるのは必須だろう。

その他にも『ランサーエボリューションX』、『GRヤリス』、『シビックタイプR』が戦うST-2クラス。GR86ワンメイクとなっているST-4クラス、『ロードスター』、『FIT』、『ヤリス』がしのぎを削るST-5クラス。スーパースポーツカーから街中を走っている実用車まで、多種多様な車種が入り乱れて戦うのが魅力のスーパー耐久だ。

今回の公式テストを経て、3月18~19日に鈴鹿サーキットにて5時間耐久レースで幕を開ける。どのような戦いが繰り広げられるのか非常に楽しみだ。

[提供元:レスポンス]レスポンス