トヨタが新型EVを2車種、「bZ」シリーズ…上海モーターショー2023で発表へ
トヨタ自動車(Toyota)の米国部門は4月11日、新世代EV「bZ」シリーズの新型2車種を4月18日、中国で開幕する上海モーターショー2023で初公開すると発表した。
bZシリーズの第1弾が、『bZ4X』でSUVタイプのEVだ。bZ4Xには、「e-TNGA」と呼ばれるEV専用プラットフォームを採用した。EV専用プラットフォームによるショートオーバーハング、ロングホイールベース化により、特長的なスタイリングと、Dセグメントのセダン並みの室内空間を追求している。
第2弾が、EVセダンの『bZ3』。bZ3は、トヨタとBYDが合弁で設立したBYDトヨタEVテクノロジー社と一汽トヨタが共同開発した。セダンタイプのEVで、一汽トヨタが生産を行い、中国で販売する。
bZ3のEVパワートレインは、正極にLFP(リン酸鉄リチウム)を使用したBYDのリチウムイオンバッテリーをベースに、トヨタの電動化技術と経験を融合して、電池構造、冷却システム、制御システムと安全監視システムを新設計した。1回の充電での航続は、中国のCLTCモードで616kmに到達する。
トヨタは4月7日、新体制方針説明会を開催した。EVの事業計画に関して、中国のニーズに合わせた現地開発のEVを2024年に2モデル追加投入する、と発表していた。上海モーターショー2023で初公開されるbZシリーズの新型EV 2車種が、これを指している可能性もある。
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