【トヨタ アルファード/ヴェルファイア 新型】差別化されたパワーユニット…ターボはクラウンやレクサス『NX』譲りのエンジン
従来、トヨタ『アルファード』と『ヴェルファイア』は同一のパワーユニットを搭載し、装備やデザインなどで若干の差を設けたモデルであった。しかし、新型は異なるパワーユニットを搭載し大きな差を設けるという手法を行った。
アルファード&ヴェルファイアのパワーユニットを中心に紹介する。アルファード&ヴェルファイアには3種のパワーユニットが用意される。まず両車に共通で搭載されるハイブリッドユニットについてだ。
◆ハイブリッドユニットは53psのパワーアップ
ハイブリッドユニットは従来型に採用された2AR-FXE型から、A25A-FXS型へと変更した。A25A-FXSはカムリやRAV-4など、GA-Kプラットフォームを採用するモデルと組み合わされることが多いFFハイブリッド用エンジン。排気量は2487ccでレイアウトは直列4気筒DOHC16バルブ。ミラーサイクルと筒内直接噴射+ポート噴射のD4-Sを採用。ボア×ストロークは87.5×103.4(mm)でかなりのロングストロークディメンションとなる。最高出力は140kW(190ps)/6000rpm、最大トルクは236Nm(24.1kgm)/4300~4500prmである。
組み合わされるモーターはフロントが5NM型の交流同期型で、134kW(182ps)、270Nm(27.5kgm)を発生。リヤモーターは同じく交流同期型で4NMを搭載最高出力は40kW(54ps)、最大トルクは121Nm(12.3kgm)。システム出力は250psとなる。なお使用燃料はレギュラーガソリン。
従来型ハイブリッド用エンジンの2AR-FXE型は排気量2493ccでほぼ同一ながら、ボア×ストロークは90.0×98.0(mm)で新型に比べるとストロークは短めだ。最高出力は112kW(152ps)、最大トルクは206kW(21.0kgm)で新型のほうが出力で22kW、トルクで64Nm高められていることがわかる。
従来モデルに採用されていたモーターはフロントが2JM型モーターで105kW(143ps)/270Nm(27.5kgm)のパワー/トルクスペック。リヤが2FM型モーターで50kW(68ps)/トルクが139Nm(14.2kgm)のパワー/トルクスペック。トルクでみるとフロントは同一、リヤが18Nmのダウンとなる。従来型のシステム出力は197psなので、新型のハイブリッドユニットはシステム出力として53psのパワーアップを果たしたことになる。
◆アルファードのピュアエンジンの出力・トルクは従来型と同一
アルファードに採用されるピュアエンジンユニットは、従来型で採用されていたものと同一の2AR-FE型。直列4気筒DOHC自然吸気で排気量は2493cc。先代ハイブリッドにも採用されていたものと同系列にあり、ボア×ストロークは90.0×98.0(mm)である。燃料供給は一般的な電子制御ポート噴射のEFIで、最大出力は134kW(182ps)/6000rpm、最大トルクは235Nm(24.0kgm)/4100rpm。出力&トルクスペックは従来型と同一値である。なお使用燃料はレギュラーガソリン。
◆ヴェルファイアのターボエンジンはクラウンやレクサスNX譲り
今回、ヴェルファイアにのみ設定されたのがT24A-FTS型のターボエンジン。T24A-FTS型はGK-Kプラットフォームを採用する『クラウンクロスオーバー』、レクサス『NX』にも搭載されている。
直列4気筒DOHCで、ボア×ストロークは87.5×99.5mm、排気量は2393cc。燃料供給は筒内直接噴射+ポート噴射のD4-ST(ターボ用システムはTが付く)である。最高出力は205kW(279ps)/6000prm、最大トルクは430Nm(43.8kgm)/1700~3600rpm。クラウンの場合はモーターを組み合わせたハイブリッドシステムとしてモーターによる加速ブーストを行うデュアルブーストとしているが、ヴェルファイアはターボエンジンで使用する。先代ヴェルファイアには(アルファードにも)ターボエンジンは設定されず、V6の自然吸気が用意されていた。先代のV6は排気量が3456ccで最高出力が221kW(301ps)、最大トルクが361Nm(36.8kgm)であったので、トルクは69Nmアップとなる。なお使用燃料はプレミアガソリンで、先代用V6も同様にプレミアムガソリンであった。
ミッションについてはハイブリッドはTHSの電気式無段階変速(CVT)、アルファードの自然吸気エンジンは金属ベルト式(機械式)のスーパーCVT-iと呼ばれる無段階変速、ヴェルファイアのターボエンジンはダイレクトシフト8ATという名の有段型8速ATがそれぞれ組み合わされている。
アルファード&ヴェルファイアのパワーユニットを中心に紹介する。アルファード&ヴェルファイアには3種のパワーユニットが用意される。まず両車に共通で搭載されるハイブリッドユニットについてだ。
◆ハイブリッドユニットは53psのパワーアップ
ハイブリッドユニットは従来型に採用された2AR-FXE型から、A25A-FXS型へと変更した。A25A-FXSはカムリやRAV-4など、GA-Kプラットフォームを採用するモデルと組み合わされることが多いFFハイブリッド用エンジン。排気量は2487ccでレイアウトは直列4気筒DOHC16バルブ。ミラーサイクルと筒内直接噴射+ポート噴射のD4-Sを採用。ボア×ストロークは87.5×103.4(mm)でかなりのロングストロークディメンションとなる。最高出力は140kW(190ps)/6000rpm、最大トルクは236Nm(24.1kgm)/4300~4500prmである。
組み合わされるモーターはフロントが5NM型の交流同期型で、134kW(182ps)、270Nm(27.5kgm)を発生。リヤモーターは同じく交流同期型で4NMを搭載最高出力は40kW(54ps)、最大トルクは121Nm(12.3kgm)。システム出力は250psとなる。なお使用燃料はレギュラーガソリン。
従来型ハイブリッド用エンジンの2AR-FXE型は排気量2493ccでほぼ同一ながら、ボア×ストロークは90.0×98.0(mm)で新型に比べるとストロークは短めだ。最高出力は112kW(152ps)、最大トルクは206kW(21.0kgm)で新型のほうが出力で22kW、トルクで64Nm高められていることがわかる。
従来モデルに採用されていたモーターはフロントが2JM型モーターで105kW(143ps)/270Nm(27.5kgm)のパワー/トルクスペック。リヤが2FM型モーターで50kW(68ps)/トルクが139Nm(14.2kgm)のパワー/トルクスペック。トルクでみるとフロントは同一、リヤが18Nmのダウンとなる。従来型のシステム出力は197psなので、新型のハイブリッドユニットはシステム出力として53psのパワーアップを果たしたことになる。
◆アルファードのピュアエンジンの出力・トルクは従来型と同一
アルファードに採用されるピュアエンジンユニットは、従来型で採用されていたものと同一の2AR-FE型。直列4気筒DOHC自然吸気で排気量は2493cc。先代ハイブリッドにも採用されていたものと同系列にあり、ボア×ストロークは90.0×98.0(mm)である。燃料供給は一般的な電子制御ポート噴射のEFIで、最大出力は134kW(182ps)/6000rpm、最大トルクは235Nm(24.0kgm)/4100rpm。出力&トルクスペックは従来型と同一値である。なお使用燃料はレギュラーガソリン。
◆ヴェルファイアのターボエンジンはクラウンやレクサスNX譲り
今回、ヴェルファイアにのみ設定されたのがT24A-FTS型のターボエンジン。T24A-FTS型はGK-Kプラットフォームを採用する『クラウンクロスオーバー』、レクサス『NX』にも搭載されている。
直列4気筒DOHCで、ボア×ストロークは87.5×99.5mm、排気量は2393cc。燃料供給は筒内直接噴射+ポート噴射のD4-ST(ターボ用システムはTが付く)である。最高出力は205kW(279ps)/6000prm、最大トルクは430Nm(43.8kgm)/1700~3600rpm。クラウンの場合はモーターを組み合わせたハイブリッドシステムとしてモーターによる加速ブーストを行うデュアルブーストとしているが、ヴェルファイアはターボエンジンで使用する。先代ヴェルファイアには(アルファードにも)ターボエンジンは設定されず、V6の自然吸気が用意されていた。先代のV6は排気量が3456ccで最高出力が221kW(301ps)、最大トルクが361Nm(36.8kgm)であったので、トルクは69Nmアップとなる。なお使用燃料はプレミアガソリンで、先代用V6も同様にプレミアムガソリンであった。
ミッションについてはハイブリッドはTHSの電気式無段階変速(CVT)、アルファードの自然吸気エンジンは金属ベルト式(機械式)のスーパーCVT-iと呼ばれる無段階変速、ヴェルファイアのターボエンジンはダイレクトシフト8ATという名の有段型8速ATがそれぞれ組み合わされている。
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