ジャンルを超えた超新星、初代ホンダ『ヴェゼル』が人気の理由【懐かしのカーカタログ】
初代ホンダ『ヴェゼル』の登場は2013年12月19日のこと。SUVの力強さ、クーペのあでやかさ、ミニバンの使いやすさ、さらには燃費性能まで、ジャンルの枠を超えた多面的な価値を高次元で融合させたまったく新しいクルマ(当時のニュースリリースより)として登場した。複数年にわたりSUV新車販売でトップを記録した初代ヴェゼルの魅力とは。
『フィット』と同じセンタータンクレイアウトを採用、さらにハイブリッド車のバッテリーはラゲッジルーム床下に搭載。ホイールベースは2610mmとし、これはフィットより80mm長い設定だった。高剛性が確保できるインナーフレーム構造の採用も特徴だった。
スタイリングはSUVの安定感とクーペのような上屋を組み合わせ、スタイリッシュに仕上げられた。リヤドアのアウターハンドルはウインドゥ後端にハンドルを設け、Cピラー側の凹みに手を差し込んで操作する仕組み。“風とつくりあげた、流麗なフォルム”“SUVの力強さとクーペの美しさの融合”など、カタログのコピーは素直に特徴を表現している。
インテリアではセンターコンソール左右にソフトパッドが貼り込まれるなどし、上質さにこだわっていた。そのセンターコンソールとインパネのミドルパッド、ドアアームレスト部にブラウンの表皮が使われた仕様も用意され、大人の雰囲気も表現していた。
パワーユニットは1.5リットルのi-VTECエンジンにデュアルクラッチを用いモーターを組み合わせたハイブリッド(SPORT HYBRID i-DCD)とガソリン車(1.5リットルi-VTEC)を設定。FFのほか、ヴェゼル専用にセッティングされたリアルタイムAWDを用意した。
『フィット』と同じセンタータンクレイアウトを採用、さらにハイブリッド車のバッテリーはラゲッジルーム床下に搭載。ホイールベースは2610mmとし、これはフィットより80mm長い設定だった。高剛性が確保できるインナーフレーム構造の採用も特徴だった。
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