メルセデスベンツが小型商用EV『eシタン Mixto』を発表…LWBの広い空間

メルセデスベンツは6月21日、小型商用EVの『eシタン Mixto』を欧州で発表した。ベース車両は『eシタン』のロングホイールベース仕様とし、商用利用において広い空間を追求している。

eシタン Mixtoは、より柔軟なインテリアデザインと多様な用途を提供する。後部座席にはFOLD & LOAD機能が搭載されており、座席を使用する場合は最大3人までの乗車が可能で、仕切りグリルが乗客と荷物を分ける。座席を立てると、運転席と荷室の間に柔軟な仕切りが形成され、荷室容量は3.2立方mに拡大する。

90kWのピーク出力と245Nmの最大トルクを持つ電動モーターを搭載している。自宅や職場、公共の充電ステーションでの充電が可能で、標準装備の11kWまたはオプションの22kWの車載充電器を使用できる。80kWのDC急速充電機能により、10%から80%の充電時間は38分。CCS充電ソケットはオプションで選択できる。

充電ソケットはラジエーターグリルのメルセデススターの下に配置されている。45kWhのリチウムイオンバッテリーは、スペースを節約するために車体の下部にレイアウトされた。

最新世代の直感的に操作可能なMBUXマルチメディアシステムが搭載され、9.5インチに画面が拡大された。また、新しいタッチコントロールパネル付きのステアリングホイールも標準装備されている。安全性とアシスタンスシステムも拡充された。