フォーミュラEの最新マシン「GEN3 Evo」、ルーキーに門戸開放…次世代ドライバー育成へ

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ABB FIAフォーミュラE世界選手権は、2月13日に開幕する「ジェッダE-Prix」から、これまでチャンピオンシップに参戦したことのないドライバーを対象としたルーキーフリー走行セッションを導入すると発表した。

2月13日木曜日に予定されている40分間のセッションでは、他のモータースポーツ選手権で経験を積んだ有望な人材に、フォーミュラEの革新的な新技術、「GEN3 Evo」マシンを体験する貴重な機会が設けられる。

このセッションは、ルーキー専用で、他のシリーズで経験を積んだレーシングドライバーを対象とし、フリー走行専用のeライセンスが必要となる。

また、GEN3 Evo体験として、最新のフォーミュラE技術を直接体験できる。このマシンは0-100km/h加速が1.82秒と、現行のF1マシンより30%速い性能を持つ。

キャリアパスの明確化として、フォーミュラEとFIAが掲げる将来のモータースポーツ人材育成への取り組みを支援する。

各チームは、イベント開催7日前までにドライバーを指名し、レースカーのナンバーを割り当てる必要がある。これにより、今後数週間で注目のラインナップが明らかになる見込みだ。

この取り組みは、2024年10月にマドリードで開催された初の女性ドライバーテストの成功を受けたものであり、フォーミュラEとFIAが次世代レーシングドライバーのために多様性と包括性のあるキャリアパスを創出することへの 方向性を改めて示すものとなっている。

フォーミュラEの共同創設者兼チーフチャンピオンシップオフィサーのアルベルト・ロンゴ氏は、「11月の公式女性ドライバーテストの成功を受け、ジェッダE-Prixでこの専用ルーキーフリー走行セッションを導入する。これは若い女性を含む次世代レーシング人材の育成に対する我々のコミットメントを果たす上で重要なステップ。最先端のGEN3 Evoマシンを運転する機会は、若いドライバーたちに貴重な経験をもたらすだろう。フォーミュラEおよびモータースポーツ全体の未来のスターを育成することに、貢献していく」と語る。

FIAのフォーミュラE選手権責任者、パブロ・マルティーノ氏も「FIA世界選手権を通じてドライバーがキャリアを発展させることは、FIAにとって極めて重要。ABB FIAフォーミュラE世界選手権は、最も競争の激しいグリッドの1つ。現在活躍する多くのスターたちが、このようなルーキーセッションやテストで初めてフォーミュラEを経験した。次世代の有望な人材にフォーミュラEと電気自動車レースの特性を発見し、それに応じて運転スタイルを適応させる機会を提供することは、選手権の継続的な成長にとって不可欠」と述べ、この取り組みの意義を強調している。

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