「エアレースX」チャンプ機が東京日比谷に着陸?! レクサスの技術が…
今年で3年目を迎える「AIR RACE X」(エアレースX)。2025年シリーズは全4戦が予定され、そこで活躍が期待されるのが室屋義秀選手だ。チームは3月14~16日、東京ミッドタウン日比谷において、「レクサス パスファインダー エアレーシング - 空と陸での挑戦 -」を開催した。
◆バーチャル展開ながら手に汗を握るレーズ展開に観衆も大興奮!
AIR RACE Xは、世界最高の飛行技術を持つパイロットたちがレース専用小型機を操縦し、正確さとタイムをリモート形式で競う、空のモータースポーツだ。最高速度400km/h、最大重力加速度12Gという世界だ。
パイロットたちは、世界各地の拠点で実際に空を飛ぶ。同一のレーストラックが設定されており、機体に搭載されたセンサーによって飛行状況を計測し、誤差3cmという精緻なフライトデータを集約して、タイムを競い合う。
2023年のスタート時は、東京の国立代々木競技場から渋谷駅の間にバーチャルでコースが設定され、機体が飛ぶ模様はスマートフォンやXRゴーグルを着けた観衆に届けられた。リアルではないとはいえ、大勢の人で賑わう渋谷の空を舞台として世界のトップパイロットたちが挑む姿に、観衆の目は釘付けとなった。
特にAIR RACE Xで見逃せないのが、前身シリーズの「AIR RACE」では不可能だった、対戦相手のフライト状況を画面に同時に投影できること。機体に取り付けられたセンサーで取得したデータにより、バーチャル空間なら実現可能になり、手に汗を握るレース展開が楽しめるようになったのだ。
2年目となる2024年はシリーズ戦となって全3戦が開催され、6カ国から8名のパイロットが参戦。その中で日本の室屋義秀選手(LEXUS / PATHFINDER AIR RACING)が初代チャンピオンの栄冠を獲得した。そして2025年シーズンはルーキーパイロットも加わって全4戦が予定されている。
2025年のシーズン開幕を前に東京ミッドタウン日比谷で開催されたイベントが、「レクサス パスファインダー エアレーシング - 空と陸での挑戦 -」だ。会場にはAIR RACE Xで実際に飛行した機体「Zivko Edge 540 v3」をはじめ、室屋選手が実際に着用したレーシングスーツ、優勝トロフィなどを展示。また、VRゴーグルを使ってAIR RACE Xを疑似体験できるコーナーも用意された。
機体と共に展示されのが、限定100台で販売されたレクサスのSUV、『RZ450e特別仕様車“F SPORT Performance”』だ。ここにはエアレースの経験からフィードバックされた空力技術を応用した、ルーフとリアのカーボンウイングや、前後のカーボンターニングベインを組み込み、それらの珍しいパーツに関心を持って熱心にのぞき込むクルマ好きの姿も見られた。
◆レースにはレクサス技術陣が持ちうるノウハウを全力投入!
LEXUS/PATHFINDER AIR RACINGのテクニカルコーディネーターの中江雄亮氏と、同コマーシャルディレクターの堤稔氏がインタビューに応えてくれた。
注目されるのが、室屋選手が乗る機体にはレクサスの開発陣が持ちうる技術がフルに活用されていることだ。
中江氏は競技をする上でシートの設計は極めて重要だとし、そのために室屋選手の身体にセンサーを取り付け、競技中の身体の動きをデータ化した。たとえば操縦桿を動かす時の室屋選手の癖までも可視化することで、より最適なシートの作製に活かされているという。
また、ヘッドアップディスプレイの採用は少ない視線移動で情報を得ることができる重要な機能だ。室屋選手が乗る機体にもこの技術が採用されているが、一般的なタイプでは輝度が高い空中では明るさが不足する。そこで通常の何倍もの明るさを持つヘッドアップディスプレイを持ち込んでいるそうだ。
AIR RACE Xは、ペナルティを含まなければ全選手のタイムが2秒以内で勝負がつく世界。それだけに投入される技術は“追い込まれた技術”が数多く投入されている。ここで力を発揮するのがレクサスの技術陣によるノウハウの投入だ。
中江氏によれば、課題が見つかると解決に向けて真っ先にレクサスの技術陣に声がけするが、対応が早く、あっという間に解決につながっていくと話す。AIR RACE Xでの勝利は、レクサスとの共創によって生み出されていると言ってもいい。
中江氏は、最終的にはリアルでのレースが再び展開できるよう働きかけていきたいとする。その実現のためにも、まずはAIR RACE Xで実績を上げ、それによって知名度を上げていくことが重要。まずは2025年シリーズで再び優勝できるよう、レクサスが持つ技術をフル活用してレースに臨んでいきたいと話していた。
◆バーチャル展開ながら手に汗を握るレーズ展開に観衆も大興奮!
AIR RACE Xは、世界最高の飛行技術を持つパイロットたちがレース専用小型機を操縦し、正確さとタイムをリモート形式で競う、空のモータースポーツだ。最高速度400km/h、最大重力加速度12Gという世界だ。
パイロットたちは、世界各地の拠点で実際に空を飛ぶ。同一のレーストラックが設定されており、機体に搭載されたセンサーによって飛行状況を計測し、誤差3cmという精緻なフライトデータを集約して、タイムを競い合う。
2023年のスタート時は、東京の国立代々木競技場から渋谷駅の間にバーチャルでコースが設定され、機体が飛ぶ模様はスマートフォンやXRゴーグルを着けた観衆に届けられた。リアルではないとはいえ、大勢の人で賑わう渋谷の空を舞台として世界のトップパイロットたちが挑む姿に、観衆の目は釘付けとなった。
特にAIR RACE Xで見逃せないのが、前身シリーズの「AIR RACE」では不可能だった、対戦相手のフライト状況を画面に同時に投影できること。機体に取り付けられたセンサーで取得したデータにより、バーチャル空間なら実現可能になり、手に汗を握るレース展開が楽しめるようになったのだ。
2年目となる2024年はシリーズ戦となって全3戦が開催され、6カ国から8名のパイロットが参戦。その中で日本の室屋義秀選手(LEXUS / PATHFINDER AIR RACING)が初代チャンピオンの栄冠を獲得した。そして2025年シーズンはルーキーパイロットも加わって全4戦が予定されている。
2025年のシーズン開幕を前に東京ミッドタウン日比谷で開催されたイベントが、「レクサス パスファインダー エアレーシング - 空と陸での挑戦 -」だ。会場にはAIR RACE Xで実際に飛行した機体「Zivko Edge 540 v3」をはじめ、室屋選手が実際に着用したレーシングスーツ、優勝トロフィなどを展示。また、VRゴーグルを使ってAIR RACE Xを疑似体験できるコーナーも用意された。
機体と共に展示されのが、限定100台で販売されたレクサスのSUV、『RZ450e特別仕様車“F SPORT Performance”』だ。ここにはエアレースの経験からフィードバックされた空力技術を応用した、ルーフとリアのカーボンウイングや、前後のカーボンターニングベインを組み込み、それらの珍しいパーツに関心を持って熱心にのぞき込むクルマ好きの姿も見られた。
◆レースにはレクサス技術陣が持ちうるノウハウを全力投入!
LEXUS/PATHFINDER AIR RACINGのテクニカルコーディネーターの中江雄亮氏と、同コマーシャルディレクターの堤稔氏がインタビューに応えてくれた。
注目されるのが、室屋選手が乗る機体にはレクサスの開発陣が持ちうる技術がフルに活用されていることだ。
中江氏は競技をする上でシートの設計は極めて重要だとし、そのために室屋選手の身体にセンサーを取り付け、競技中の身体の動きをデータ化した。たとえば操縦桿を動かす時の室屋選手の癖までも可視化することで、より最適なシートの作製に活かされているという。
また、ヘッドアップディスプレイの採用は少ない視線移動で情報を得ることができる重要な機能だ。室屋選手が乗る機体にもこの技術が採用されているが、一般的なタイプでは輝度が高い空中では明るさが不足する。そこで通常の何倍もの明るさを持つヘッドアップディスプレイを持ち込んでいるそうだ。
AIR RACE Xは、ペナルティを含まなければ全選手のタイムが2秒以内で勝負がつく世界。それだけに投入される技術は“追い込まれた技術”が数多く投入されている。ここで力を発揮するのがレクサスの技術陣によるノウハウの投入だ。
中江氏によれば、課題が見つかると解決に向けて真っ先にレクサスの技術陣に声がけするが、対応が早く、あっという間に解決につながっていくと話す。AIR RACE Xでの勝利は、レクサスとの共創によって生み出されていると言ってもいい。
中江氏は、最終的にはリアルでのレースが再び展開できるよう働きかけていきたいとする。その実現のためにも、まずはAIR RACE Xで実績を上げ、それによって知名度を上げていくことが重要。まずは2025年シリーズで再び優勝できるよう、レクサスが持つ技術をフル活用してレースに臨んでいきたいと話していた。
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