ドライビングシューズってなにが運転向けに作られているの?
運転に適した機能や形を追求して作られたドライビングシューズ。では、具体的にどんなところが普通の靴と違うのでしょうか? ドライビングシューズを始め、さまざまなシューズを提供しているプーマジャパンの広報を訪ね、その疑問をぶつけてみました。
ドライビングシューズの大きな特徴は3つ
「一般のシューズとドライビングシューズの違いは、大きく3つ。かかとの形、靴底の薄さ、アッパー(靴底より上の部分)と靴底の段差の少なさ、です」(プーマジャパン広報)
端的にそう答えてくれましたが、一つひとつを詳しく聞いていくと、それぞれにちゃんと意味がありました。
<かかとの形>
「多くのシューズのかかとは、着地時のショックを吸収するために出っ張った形になっていますが、ドライビングシューズは丸く作られています。これは運転中、ペダル間の足の移動をスムーズに行うためです」(プーマジャパン広報)
運転中は、基本的にかかとを床に付けた状態で、アクセル/ブレーキペダルを操作します。2つのペダルの踏み変えがしやすいように、丸い形になっているのです。また、スポーツドライビングでは、かかとを支点に踏ん張る場合もあるので、ホールド性が高くなるように考えられているそう。
<靴底の薄さ>
「ペダルからの情報をよりダイレクトに感じるために、そのほかのシューズに比べドライビングシューズの靴底は薄く作られています。一般的なスニーカーの靴底が約2㎝以上なのに対して、ドライビングシューズは1㎝以下。プロのレーシングドライバーが使用するレーシングシューズになると、0.5㎝以下のものもあります」(プーマジャパン広報)
下の写真は、左から市販のドライビングシューズ、大嶋和也選手のシューズ、ニック・キャシディ選手のシューズ。たしかに、レーシングドライバーが使うシューズの靴底の薄さがわかります。
<アッパー(靴底より上の部分)と靴底の段差の少なさ>
ほかのシューズと比べるとシンプルで「シュッ」としたシルエットのドライビングシューズ。このシルエットも運転のために生まれたそうです。
「ドライビングシューズは基本的に、靴底に柔らかいアッパーを取り付けるだけというシンプルな構造となっています。そのため、自然と細身で段差の少ないシュッとしたシルエットのシューズとなります。この構造が、不本意にペダルをひっかけることなく、正確な操作を可能としています」(プーマジャパン広報)
ドライビングシューズの選び方
一般のシューズとドライビングシューズの違いはわかりました。では、スポーツドライビングを楽しみたいと思ったとき、どんなドライビングシューズを選べばいいのでしょうか?
「ドライビングシューズの選び方のポイントはいくつかありますが、試し履きしてみるのが一番です。試し履きするなら夕方や夜など、むくんでいるタイミングがいいでしょう。実際に履いてみると、いつものサイズではきついと感じるかもしれません。細身に造られていることが多いドライビングシューズは、普段のサイズより0.5㎝大きいものを買われる方が多いですね」(プーマジャパン広報)
試し履きをしたときは、立ったり歩いたりするだけでなく、ペダル操作をイメージして、かかとを床に付けてつま先を左右に振ってみるのも大事だとのこと。また、自分が使用するシーンに合わせて素材も考慮した方がいいのだそうです。
「基本的にアッパー部分は、レザーかスウェードのどちらかで作られています。レザーはある程度、水に濡れても平気ですが、スウェードは水に弱い性質があります。スウェードは、たしかにカッコよくて人気も高いのですが、タウンユースでも使用される方や耐久性を懸念する方は、レザー素材のものを選ぶことをオススメします」(プーマジャパン広報)
運転する機会が多いなら1足持っておきたい
筆者もプーマのドライビングシューズを持っていますが、普通のシューズと比べると圧倒的に運転しやすく、カーライフに欠かせないアイテムのひとつとなっています。ドライビングシューズは、運転にこだわる方はもちろん、通勤や通学、お仕事などで運転する機会が多い方にもオススメしたいアイテムです。ドライビングシューズを履いて運転すると疲れにくく、さらに運転が楽しくなりますよ!
(取材・文・写真:西川昇吾 編集:木谷宗義+ノオト)
<関連リンク>
PUMA
puma.com
[ガズー編集部]
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