【動画】ホンダ・フィット ネス 試乗インプレッション 車両紹介編
今回取り上げるのは、フルモデルチェンジして登場したホンダのコンパクトハッチバック「フィット」。一段と磨きのかかった使い勝手やデザインの特徴について、モータージャーナリスト竹岡 圭が解説する。
新型「フィット」、かわいくなりましたよね。「クルマの購入動機は見た目が8割」っていうのは私の基準のひとつなんですが、特にフィットのように毎日乗る普段使い用のクルマは、見た目って大事だと思うんです。
毎朝ガレージに行って「やっぱりカワイイな~」って思えること、すご~く幸せなことだと思うんですよね。それだけカワイイと思えるからこそ、ニックネームなんか付けたくなっちゃったりして。ちなみに私の愛車はすべて愛称で呼ばれております(よく知られているのは、「フォルクスワーゲン・ポロGTI」の“ももポロちゃん”と「MINIクロスオーバー」の“しろちゃん”)。
そんな風にしてお付き合いしていると、知らず知らずのうちにもっと大事に大切に扱おうという気持ちが強くなります。そういう気持ちって、結果的に安全運転につながってくると思うんですよ。
そして、安全装備といえばフィットの特徴のひとつ、視界のよさも安全に関係ありますよね。ホンダのクルマって全般的に視界のよさにこだわっていると思いますが、フィットは特にそう。運転席に座ってみるとその広々とした感覚がよくわかります。これだけ見えれば私でも大丈夫! なんて、運転に自信がない方も思えるかもしれないくらい。運転中は目から入ってくる情報に頼ることが圧倒的に多いですから、これは本当に大切なことです。
私はモータースポーツもたしなんでいるのですが、その場でもやっぱり視界にはこだわります。というのも、実は以前こんなことがあったんです。もともと私は近視&乱視で、普段はコンタクトレンズを使用しているのですが、モータースポーツに臨むときや夜に運転するときのために、コンタクトレンズと併用して度数を微調節できる眼鏡を作ったんです。これをかけて筑波サーキットを走ったら、なんと! それだけで1秒もタイムアップしたんですよ。一周の距離が短い筑波で1秒って、ものすごいことなんです。いかに視界が重要かということを、あらためて思い知らされた事件でした。この視界の重要性は、最初の動画でも伝わるものと思います。ぜひ一度ご覧いただければ幸いです。
そうそう、今回動画でご紹介しているフィットは「NESS(ネス)」グレード。皆さんはこのデザインをどう思われるでしょう? 私も正直なところ、この斬新な色使いに最初はギョッ! としましたけど、フィットネスの“ネス”と聞いて、なるほど! と思いました。
ちなみに個人的にはこのNESS専用のデザインはキライじゃないです。周りからは「新車を輸送するときのラッピングみたい」なんていう声も聞こえましたけど、私は自分だけの一台として考えるなら、この選択は絶対アリだと思うんですよね! でも、もしも私がネスを購入したとしたら、ウチの子たちはみんなボディーカラーで呼んでいますから、名前付けるのにかなり悩みそうですけど(笑)。
(文:モータージャーナリスト・竹岡 圭)
[ガズー編集部]







