【動画】モーガン・プラスシックス 試乗インプレッション 車両紹介編
今回取り上げるのは、イギリス生まれのスポーツカー「モーガン・プラスシックス」。戦前から受け継がれてきたデザインと現代の技術が融合した最新のモーガンについて、嶋田智之が解説する。
その姿は、どう見てもクラシックカー。でも“古いクルマ”ではなくて、新車で販売されている。しかもバリバリのニューモデル。それならよくあるレプリカ? いやいや、とんでもない。ワン&オンリーの完全なオリジナル、だ。
1909年に設立されたイギリスのモーガン・モーター・カンパニーは、1936年に世に出した「モーガン4/4」から基本的なスタイリングを変えることなく、延々とこの姿のクルマをつくり続けている。かなりマニアックな部類といえるブランドだけど、実は世界中に熱心なファンがいて、彼らもモーガンの姿カタチが変わることをちっとも喜ばない。そういうブランドなのだ。
今回ここで紹介する「プラスシックス」は2019年に発表された最新型であり、現在のモーガンのラインナップの中では飛び抜けて高性能なモデルなのだけど、ほとんどの人はそんなことには気づかない。街行く人たちのこのクルマを見るときの視線は、軽い驚きとちょっとしたぬくもりが混じり合ったものであることがほとんどで、つまりは「何だか分からないけど珍しいモノを見ちゃったぞ」という調子なのだ。僕が初めてモーガンを走らせたのはちょうど30年前なのだけど、そんなところはまったく変わっていない。
でも、実はこのプラスシックス、モーガンの歴史に間違いなく深く刻まれることになるエポックメイキングな新型車なのだ。骨格というべきフレームと、サスペンションを一新。しかもエンジンとトランスミッションは、BMW製の3リッター直列6気筒ターボにZF製8段AT。そう、「BMW Z4」や「トヨタ・スープラ」と基本的に同じパワートレインが搭載されているのだ。
Z4とスープラの2020年モデルは高出力が340PSから387PSにアップしているが、モーガン・プラスシックスは340PSで、最大トルクは500N・m。スープラもZ4も車重が1500kgを超えているけれど、プラスシックスは何と乾燥重量1075kgという軽さ。最高速度は267km/h、0-100km/h加速は4.2秒と、驚くほどの俊足っぷりだ。
姿カタチは古めかしいけど、その実力は少し前ならスーパーカーに近いレベル。そう聞くと、ピクッ! と反応しちゃったりするでしょ?
(文:自動車ライター・嶋田智之)
[ガズー編集部]
あわせて読みたい!
最新ニュース
-
-
トヨタ『タコマ』のオフロード性能さらにアップ! 冒険志向の「トレイルハンター」2025年モデルに
2024.12.19
-
-
-
佐藤琢磨が往年のホンダF1で走行、エンジン始動イベントも…東京オートサロン2025
2024.12.19
-
-
-
レクサス『LC500』が一部改良、床下ブレース採用でボディ剛性を向上…1488万円から
2024.12.19
-
-
-
「ネーミング通りの雰囲気」トヨタの新型電動SUV『アーバンクルーザー』発表に、日本のファンも注目
2024.12.19
-
-
-
スバル『フォレスター』新型、米IIHSの最高安全評価「TOP SAFETY PICK+」獲得
2024.12.19
-
-
-
ジープ『V6ラングラー』に8速AT復活…米国での人気に応える
2024.12.19
-
-
-
時代は変わった! 24時間営業や純水洗車も、進化するコイン洗車場の全貌~Weeklyメンテナンス~
2024.12.19
-
最新ニュース
-
-
トヨタ『タコマ』のオフロード性能さらにアップ! 冒険志向の「トレイルハンター」2025年モデルに
2024.12.19
-
-
-
佐藤琢磨が往年のホンダF1で走行、エンジン始動イベントも…東京オートサロン2025
2024.12.19
-
-
-
レクサス『LC500』が一部改良、床下ブレース採用でボディ剛性を向上…1488万円から
2024.12.19
-
-
-
「ネーミング通りの雰囲気」トヨタの新型電動SUV『アーバンクルーザー』発表に、日本のファンも注目
2024.12.19
-
-
-
スバル『フォレスター』新型、米IIHSの最高安全評価「TOP SAFETY PICK+」獲得
2024.12.19
-
-
-
ジープ『V6ラングラー』に8速AT復活…米国での人気に応える
2024.12.19
-