【動画】ダイハツ・タフトG 試乗インプレッション 車両紹介編

ダイハツが新たに提案する、個性派の軽乗用車「タフト」。そのデザインや機能、装備にはどんな特徴があるのか? カーライフ・ジャーナリストのまるも亜希子が解説する。

名は体を表すという通り、東京モーターショー2019のダイハツブースに出展されていた「WakuWaku」は、ルーフトップが開いたり荷室がテーブルになったりと、ひと目で心躍らせてくれるコンパクトクロスオーバーSUVのコンセプトカーだった。

そして2カ月もたたないうちに、東京オートサロン2020のダイハツブースでは、タフの「T」、オールマイティーの「A」、ファンの「F」、ツールの「T」の頭文字を取って、「TAFT(タフト)」と名づけられたプロトタイプがスポットライトを浴びていた。WakuWakuに詰め込まれていた要素から、ボリューミーでスクエアなフォルムや、大径タイヤの頼もしさ、そして大きなガラスルーフ「スカイフィールトップ」がそこに受け継がれており、「これが本当に発売されたら、『スズキ・ハスラー』の強敵となるに違いない!」と注目を集めたのは記憶に新しい。

そして2020年6月。コロナ禍であまり恵まれた状況での登場とはいかなかったが、それでもタフトは発売からわずか1カ月で1万8000台の受注を記録するという華々しいデビューとなった。

その背景には、SUVが一時のブームに終わらず定着したことや、軽自動車ユーザーの幅が広がり、実用性や価格だけで選ぶ人ばかりでなく、デザインを重視する人や「遊べる軽」を求める層が確実に増えているという事情がある。

そうしたユーザーを見据えたタフトは、コンセプトカーでファンを魅了したデザインイメージを継承し、全車にスカイフィールトップを標準装備。実用性よりもワクワク、遊び心を優先することで、今までにない軽クロスオーバーSUVになっていると感じた。

実際に乗ってみると、フロントガラスの上下方向の視界そのものはややタイトで長身の人は気になるかもしれないのだが、前席の頭上がほぼガラスルーフになっているために、ほかの軽にはない開放感が魅力となっている。実用性の面では、後席のスライド機構を付けると座面が高くなってしまい、やはり頭上がタイトになるということで固定式シートを採用しているものの、その点を割り切って使えば大きな不満はなさそうだ。後席も荷室もスペースそのものはバランスよく確保されている。

タフトには、そうした細かな部分に目をつぶってまでも、「欲しい」と思わせる魅力がたくさんある。軽自動車の世界は、すでに便利な優等生であふれかえっているが、心を動かし「乗りたい、遊びたい」と思わせるこの“とがった軽”の登場は、間違いなく私たちの生活を豊かにしてくれると思う。

(文:カーライフ・ジャーナリスト まるも亜希子)

[ガズー編集部]

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