G’sを初体験!G’sマークX
G’sという、トヨタ自動車自らチューニングを手掛けたブランドをご存知でしょうか?GAZOO Racingの味づくりを繁栄したクルマを、一般の方へ提供して行くために誕生したこのG’sは、トヨタ・スポーツコンバージョンシリーズ、G SPORTSの略称なのですが、噛めば噛むほど、味のある個性的なクルマを提供してくれています。そして、今回試乗しましたG’sマークXは、もっと一緒に走ろう!と、最後まで私に訴えていました。さあ、ドライブへ行きましょう!
セダンなのにイカつい?
マークXと言えば、大人気だった“マークⅡ”という優等生セダンの後継車種。過去に、筆者も“マークⅡ”を家族で所有していたので、身近に感じるブランド。
まずは、ルックスから見て行きましょう。じぃー(凝視)。見ての通り、かなりイカツイ。その一言に尽きる。正面は、ノーマル仕様のマスクのマークXの“X” ロゴがなく、一見何のクルマかわからない!大胆なグリルとバンパーを採用し、独特のマスクで登場している。前を20mm、後ろを15mmと、車高が下げてあり、セダンらしからぬサスペンション。コーナリングの性能を高める為と、ダウンフォースを獲得と、どこまでもスポーティー。デイライトも搭載していて、 マスクは完璧!お見事!というしかない。この上なくイカツイセダンだ。
後ろに回ってみると、リアスポイラーは“黒”、ライトにはスモークがかかっていて、マフラーは4本出し。ホイールは、19インチを採用しているそうだが、“悪”。チョイ悪どころじゃないね。下をのぞきこんでみると、ディフューザー!レーシングカーかっ!とツッコミを入れた。鍛造ホイールは、スポークが10本、そして、赤いブレーキキャリパーも装着している。このキャリ パー、つけたいけど高くて諦めたことある方いるんじゃないかな?しかも、赤だと目立ってくれるので、付けてるよ!的に見せたくなるかっこ良さだよね。スポーティーな仕様への味付けは、全く妥協がなく、スポーツカーが大好物な人が思いつくあらゆるパーツを、すべて装着しているのではないかと思う。ここまでこだわってくれていると、天晴れ。オプションではなく、受注生産で購入できるというのが、何より経済的なのだ。
そうそう、情けないことに、これまでまったく気づいていなかったことがあった。トランクルーム!見ての通り広い。そして、用事が済めば、パタン、と閉じますよねトランクを。扉の裏側に、取っ手が付いている…!
クルマのボディは、汚れてしまうもの。手を汚さずに閉めるための取っ手(この表現で良い?)ですって。無知でした…。上からパタン!と閉めていました。不覚…。しかも、我が家の愛車レクサスにも、しっかりついていたと言う…。欧州では当たり前とか。
褒めてばかりも悔しいので、何か探そうと思ったけど、お腹いっぱいというこの仕上がりに脱帽かなと…。
どこまでもこだわりが
中を見てみよう!シートに腰かけてみると、マークXに乗っているのを忘れてしまうほど(笑)。マークX=高級セダンという概念が、1つ1つ消されていくのだ。外見もそうだけど、中を見ても、もはやスポーツカー。そんな心境になる。
ス タートボタン、真っ赤なボタンにG’sのロゴ。アルミ製のペダルの類(たぐい)に、メーターパネルは、当然“白”でロゴ入り。ステアリングを凝視してみ た。パドルシフトが装着してあった。DSレンジに入れると、6速スポーツモードが楽しめる。指先まで、こんな楽しいことができたら、ドライブは楽しいに違いない!筆者は、パドルシフトを余裕持って使う自信がなかったので、ドライブ中エンジンブレーキを使いたい時だけ、少し使用したくらいかな。慣れないことすると、危険だからね(笑)。自分のクルマを充分に触って、「運転している!」感を楽しみたい方には、パドルシフトはもって来いだね。マニュアル趣向の男 子は、大好物の代物だ。
走ってみよ~!
うんちくはいいから、走ってみましょう!もともとセダン好きの筆者だが、とにかく路面に吸い付く加速さえあれば、ほぼ満足。いとも容易く、この欲求は満たされた。ストレスなく加速してくれる。ステアリングを向けるままに、繊細に反応してくれ、小気味い良い走りを実現してくれた。車内は意外に静か。安定した走りは、さすがというところ。
スポーツモード、エコモード、走りに大差はなく、エンジンの回転数の上がり方の違いしか感じなかったかな。他のクルマだと、明らかにエコモードの走りに不満が出るところだけどね。エコモードで、踏み足さないといけないという事もなかったかな。燃費の違いもナシ。ってことは、スポーツモードにしてアクセル踏み込んでも、燃費がそう悪くならないと言う事。高速道路もたっぷり走ったので、数字的にそう簡単に判断しがたいが。
そして、楽しいので横浜から静岡まで、東名高速を走って行き、箱根まで行っちゃったのよね(笑)。そこまで試乗しなくても?当然、夜もしっかり走りました!LEDライトもばっちりつけて(笑)。2500ccの排気量で十分な気がしたね。丸一日乗り回していたら、最後には、すっかり自分の足になってくれたよ。
ただ1つ、不満があったのは時計の位置かな。センターパネルの中段付近の右側についていたのだけど、運転中、わたしの左腕に隠れてしまい、時計を見るためにのぞき込む感じだった。しかも、黒文字のデジタル表示なので、夜はちょっと見づらかった。それぞれドライビングポジションがあると思うけど、自分にとっては、ビミョーな位置だったかな。総じて200キロくらい走りました(笑)。
我が家でも買い替えを検討したいくらいのクルマ!ってのが結論。スポーティーな仕様ですので、サーキットの前で記念写真(笑)。そして、他のG’sにも乗ってみたいという欲求が生まれました!また乗りたいねG’s!
[ガズ―編集部]
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