【日産 エクストレイル ハイブリッド 試乗】セレナ より自然になったプロパイロット…島崎七生人
T32型現行『エクストレイル』の2016年のマーケットシェア(SUV Mクラス)は36.5%でクラスNo.1だったそう。その勢いを再加速させそう…そう思えるのが今回の商品改良である。
フェイスリフトはなかなか決まっている。タイトル写真はカメラの広角側を使い新しいマスクを強調して撮ってみたが、メッキの“Vモーション”のワイド化にあわせ力強く、SUVである同車の全体の佇まいの逞しさが増して見える。LEDのシグネチャーランプも従来の“点”が“線”になり、洗練された。ボディ色はカラフル系を中心に新色6色が設定された全12色だが、日本車のなかでは多彩なカラーバリエーションでいいと思う。
インテリアは資料に“デザインを一新”とあり、プロパイロットのスイッチが組み込まれたステアリングホイールが新しいのはわかった。他には?と見回すと、インパネのフェイシアも変わっている。が、助手席前のフェイクのステッチが入るパッド部分は触ると硬質な素材で、加飾パネルが貼り込まれていた従来のままでもよかったかも?と思えた。
防水シート表皮を用いたインテリアは従来どおりの機能的で使い勝手がいい造り。防水加工のフロアもそのままだ。
試乗車は「20Xハイブリッド」の4WD。2リットルガソリンエンジン(レギュラーガソリン)+モーターでJC08モード燃費20.0km/リットルというモデルだ。今回プロパイロットが搭載され、より現代的なスペックを身に付けているが、その走りは“普通に洗練されている”といったところ。回生量を増やした制御が入ったというものの、加・減速、ブレーキングなどに違和感はない。プロパイロットも、車線逸脱防止など、支援、制御のしかたが全体に『セレナ』以上に自然なことを試乗中に感じた。
■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★★
島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。
(レスポンス 島崎七生人)
フェイスリフトはなかなか決まっている。タイトル写真はカメラの広角側を使い新しいマスクを強調して撮ってみたが、メッキの“Vモーション”のワイド化にあわせ力強く、SUVである同車の全体の佇まいの逞しさが増して見える。LEDのシグネチャーランプも従来の“点”が“線”になり、洗練された。ボディ色はカラフル系を中心に新色6色が設定された全12色だが、日本車のなかでは多彩なカラーバリエーションでいいと思う。
インテリアは資料に“デザインを一新”とあり、プロパイロットのスイッチが組み込まれたステアリングホイールが新しいのはわかった。他には?と見回すと、インパネのフェイシアも変わっている。が、助手席前のフェイクのステッチが入るパッド部分は触ると硬質な素材で、加飾パネルが貼り込まれていた従来のままでもよかったかも?と思えた。
防水シート表皮を用いたインテリアは従来どおりの機能的で使い勝手がいい造り。防水加工のフロアもそのままだ。
試乗車は「20Xハイブリッド」の4WD。2リットルガソリンエンジン(レギュラーガソリン)+モーターでJC08モード燃費20.0km/リットルというモデルだ。今回プロパイロットが搭載され、より現代的なスペックを身に付けているが、その走りは“普通に洗練されている”といったところ。回生量を増やした制御が入ったというものの、加・減速、ブレーキングなどに違和感はない。プロパイロットも、車線逸脱防止など、支援、制御のしかたが全体に『セレナ』以上に自然なことを試乗中に感じた。
■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★★
島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。
(レスポンス 島崎七生人)
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