【無限 フィットRS 試乗】強力なブレーキがソリッドな走りをもたらしてくれる…諸星陽一
ホンダ車のチューニングアイテムを開発するMテックのブランドネームが“無限”。無限ブランドの『フィット』はエクステリアだけでも3種が用意されている。そうしたなか、今回メインで試乗することになったのが、RSに用意されたもっともスパルタンな仕様だ。
ボディパーツだけでもフォグランプとアクセサリーランプが装着可能なフロントのエアロバンパーに、フロントスポーツグリル、エアロボンネット、サイドスカート、リヤアンダースポイラー、カーボンアッパーウイング、テールゲートガーニッシュを装着。さらに前後フォグランプ、アルミホイール、マフラーなども採用され、スポーティ感はワークス系とは思えないほどに力強い。
インテリアではイグニッションスイッチやフロアマット、リヤシートのシートバック背面までカバーするラゲッジルームマットなどを装着。
機能パーツとしては前出のマフラーに加え、ー15mm(試乗車は試作のためー20mm)となるサスペンションのスプリング&ダンパー、ブレーキパッド、メッシュブレーキラインなどが装着される。
フィットRSは標準状態でもキビキビしたフィーリングを持っているが、無限パーツで固められたこのモデルはさらに走り出しからキッチリしたソリッド感がある。サスペンションはフロントのスプリングが105%、リヤが120%レートアップ。ダンパーはフロントが182%、リヤが151%の減衰力アップとダンパー強化を中心としたセッティングで、挙動の収まりを強化する方向性。
ブレーキはパッドをタイプSよばれるストリートユースをメインにしたものに交換。ステンメッシュのブレーキラインとしたことで、ソリッド感のあるキッチリしたフィーリングのブレーキとなっている。ノーマルパッド&ノーマルラインのブレーキしか踏んだことがない人だとちょっと違和感があるかも知れないが、バキュームアシストなしのブレーキを経験したことがある人なら、それに近づいたカッチリ感を得ていることにびっくりするかもしれない。踏力をしっかり与えないと初期の制動力が出ないが、強めに踏んだときのストッピングパワーは強力だ。
このブレーキを上手に使いながらコーナーに飛び込んで、ステアリングを切り込んでいけば、右に左に連続するコーナーもひらりひらりと軽快にクリアできる。メーカー系であるワークスチューナーがここまでしっかりしたモデルをフィットというコンパクトカーで作っているところはさすが無限という印象だ。
諸星陽一|モータージャーナリスト
自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。
(レスポンス 諸星陽一)
ボディパーツだけでもフォグランプとアクセサリーランプが装着可能なフロントのエアロバンパーに、フロントスポーツグリル、エアロボンネット、サイドスカート、リヤアンダースポイラー、カーボンアッパーウイング、テールゲートガーニッシュを装着。さらに前後フォグランプ、アルミホイール、マフラーなども採用され、スポーティ感はワークス系とは思えないほどに力強い。
インテリアではイグニッションスイッチやフロアマット、リヤシートのシートバック背面までカバーするラゲッジルームマットなどを装着。
機能パーツとしては前出のマフラーに加え、ー15mm(試乗車は試作のためー20mm)となるサスペンションのスプリング&ダンパー、ブレーキパッド、メッシュブレーキラインなどが装着される。
フィットRSは標準状態でもキビキビしたフィーリングを持っているが、無限パーツで固められたこのモデルはさらに走り出しからキッチリしたソリッド感がある。サスペンションはフロントのスプリングが105%、リヤが120%レートアップ。ダンパーはフロントが182%、リヤが151%の減衰力アップとダンパー強化を中心としたセッティングで、挙動の収まりを強化する方向性。
ブレーキはパッドをタイプSよばれるストリートユースをメインにしたものに交換。ステンメッシュのブレーキラインとしたことで、ソリッド感のあるキッチリしたフィーリングのブレーキとなっている。ノーマルパッド&ノーマルラインのブレーキしか踏んだことがない人だとちょっと違和感があるかも知れないが、バキュームアシストなしのブレーキを経験したことがある人なら、それに近づいたカッチリ感を得ていることにびっくりするかもしれない。踏力をしっかり与えないと初期の制動力が出ないが、強めに踏んだときのストッピングパワーは強力だ。
このブレーキを上手に使いながらコーナーに飛び込んで、ステアリングを切り込んでいけば、右に左に連続するコーナーもひらりひらりと軽快にクリアできる。メーカー系であるワークスチューナーがここまでしっかりしたモデルをフィットというコンパクトカーで作っているところはさすが無限という印象だ。
諸星陽一|モータージャーナリスト
自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。
(レスポンス 諸星陽一)
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