【トヨタ RAV4 新型試乗】ハイブリッドは燃費、機能性、実用性重視派に薦めたい…島崎七生人
新型『RAV4』にはもちろんハイブリッド車が設定されている。FF(2WD)のほか、モーターで後輪を駆動するE-Four(電気式4輪駆動)も用意するのが特徴だ。
◆フロントまわりのデザインが異なるHYBRID
試乗車はE-Fourの“HYBRID G”。別にレポートしているガソリンエンジン車の“Adventure”とは外観上、フロントまわりのデザインが異なっており、グリルやバンパーまわりが独自の形状に。ボディ色もモノトーンのみの設定となり、オーソドックスな定番色を中心に全6色が設定されている(写真の試乗車はグレーメタリック)。2トーンは心のどこかで現行の『ボルボXC40』を連想しなくもないけれど、モノトーンだと気持ちもルックスもすっきりする…そんな気もする。
一方でインテリアは、ハイブリッドとはいえベースはガソリン車と共通のデザイン。メーターパネル内の表示項目と、シフトまわりの操作スイッチは専用で、試乗グレードの場合、EVモードの選択ボタンが備わるほか、ドライブモードセレクトはダイヤルを左右に捻ればECOとSPORTに、押すとNOMALに切り替わり、モードごとにダイヤルの照明色が切り替わる(ECO=緑、SPORT=赤、NOMAL=青。スピードメーターも同様)のがわかりやすい。悪路からの脱出に心強い“TRAIL”モードも標準装備している。
◆実用性、効率の高さが味わえる走り
ところでHYBRIDには2.5リットルのガソリンエンジン(A25AーFXS型=178ps/22.5kgf・m)にモーターを組み合わせシステム最高出力222psのパワートレーンを搭載。電気式無段変速機は、シフトレバーをSモードに倒すことで6速シーケンシャルとしても操作可能としている。燃費はWLTCモードで20.6km/リットルだが、その走りはハイブリッドらしい実用性、効率の高さが味わえるもの…といったところ。もちろんEVモードも活用できるほか、システムの動力性能をフルに発揮させた力強い走りも可能。とはいえ日常的に乗りこなす場合も、動力性能の不満や、アクセル、ブレーキなどの操作感にも違和感はなく、普通に走らせられる。
試乗当日のガソリン車の“Adventure”との乗り較べでいうと、試乗車同士の車重差(コチラが60kg重くバランスで見るとリヤが+40kgだった)、タイヤのメイクとサイズの違いもあり(タイヤサイズはコチラのほうが1インチ小さい)、ヴィークルダイナミクスの点では、ガソリン車のほうが1枚上手に感じた。爽快に走らせたい気持ちが強ければガソリン車、普段使いの燃費と実用/機能を求めるならハイブリッド…そんな選択肢だと思う。
■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★★
島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。
(レスポンス 島崎七生人)
◆フロントまわりのデザインが異なるHYBRID
試乗車はE-Fourの“HYBRID G”。別にレポートしているガソリンエンジン車の“Adventure”とは外観上、フロントまわりのデザインが異なっており、グリルやバンパーまわりが独自の形状に。ボディ色もモノトーンのみの設定となり、オーソドックスな定番色を中心に全6色が設定されている(写真の試乗車はグレーメタリック)。2トーンは心のどこかで現行の『ボルボXC40』を連想しなくもないけれど、モノトーンだと気持ちもルックスもすっきりする…そんな気もする。
一方でインテリアは、ハイブリッドとはいえベースはガソリン車と共通のデザイン。メーターパネル内の表示項目と、シフトまわりの操作スイッチは専用で、試乗グレードの場合、EVモードの選択ボタンが備わるほか、ドライブモードセレクトはダイヤルを左右に捻ればECOとSPORTに、押すとNOMALに切り替わり、モードごとにダイヤルの照明色が切り替わる(ECO=緑、SPORT=赤、NOMAL=青。スピードメーターも同様)のがわかりやすい。悪路からの脱出に心強い“TRAIL”モードも標準装備している。
◆実用性、効率の高さが味わえる走り
ところでHYBRIDには2.5リットルのガソリンエンジン(A25AーFXS型=178ps/22.5kgf・m)にモーターを組み合わせシステム最高出力222psのパワートレーンを搭載。電気式無段変速機は、シフトレバーをSモードに倒すことで6速シーケンシャルとしても操作可能としている。燃費はWLTCモードで20.6km/リットルだが、その走りはハイブリッドらしい実用性、効率の高さが味わえるもの…といったところ。もちろんEVモードも活用できるほか、システムの動力性能をフルに発揮させた力強い走りも可能。とはいえ日常的に乗りこなす場合も、動力性能の不満や、アクセル、ブレーキなどの操作感にも違和感はなく、普通に走らせられる。
試乗当日のガソリン車の“Adventure”との乗り較べでいうと、試乗車同士の車重差(コチラが60kg重くバランスで見るとリヤが+40kgだった)、タイヤのメイクとサイズの違いもあり(タイヤサイズはコチラのほうが1インチ小さい)、ヴィークルダイナミクスの点では、ガソリン車のほうが1枚上手に感じた。爽快に走らせたい気持ちが強ければガソリン車、普段使いの燃費と実用/機能を求めるならハイブリッド…そんな選択肢だと思う。
■5つ星評価
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1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。
(レスポンス 島崎七生人)
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