【ダイハツ アトレー 新型試乗】「シッカリ使える」4ナンバー・アトレー…島崎七生人
4ナンバー車として登場した「アトレー」
ここだけの話だが、TV-CMの「第三の居場所」と聞いて反射的にギクッ!としたのは、日ごろ自宅で肩身の狭い思いをしている筆者だけ!?(汗)。もちろん“家にいるのももどかしく外に出て何かをしたくてウズウズしている人たちのためのクルマ”が正しい理解だ。
少しややこしいが、もともと4ナンバーの『ハイゼット』の乗用車版として登場したのが『アトレー』だったが、今回のクルマはその『アトレー』の4ナンバーである。
聞けば「昨今のレジャーブームで、広い室内と積載量が求められている」(ダイハツ)ことに応えたのだそう。4ナンバーであるのも350kgの積載量を取ってのことだ。
カタログのページをめくるとまずキャンプ、オフィス、カフェ、スタジオなどの具体例が楽しげに紹介されている。用品も、木製のラゲッジボードやアルミ製の収納式デッキボートセット、カーテン、天井にネットラックなどが設置できるマルチレールなど、なるほど多彩な、しかも“使えそうな”用意がある。
新開発のFR用CVTもシッカリと加速してくれる
試乗車は「RS」グレードの4WD、パワートレインはターボ+新開発のFR用CVTというスペックだった。走らせた印象は言葉で端的に表現すると“シッカリと加速してくれ安定感のあるフットワークも魅力”といったところ。
4WDは電子制御となり、スイッチの切り替えで2WD/4WD AUTO/4WD LOCKが簡単に使い分けられるのもいい。予防安全機能の“スマアシ”のほか、遠出もするであろうということで“全車速追従機能付きACC・LKC”を搭載する心配りも見逃せない。
日当たり抜群、デッキ付きの第三の部屋
それともう1台、新設定の『アトレー・デッキバン』も見るからにチャーミングなクルマだ。もともと電気店で冷蔵庫などを運ぶために生まれたスタイルだそうだが、工事関係だけでなく、たとえば沖縄ではサーフショップ、ダイビングスクールなどでも人気が高いのだそう。
奥行き880mm×幅1360mm×高さ610mmの思いがけずゆったりしたデッキ(荷台)は濡れたモノや汚れたモノを気兼ねなく積めるし、一方で室内側にもベース車と変わらないスペースがあり、人を乗せたり荷物を積んだりできる。“日当たり抜群のデッキ付きの第三の部屋(居場所)”という訳だ。
■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★
島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。
ここだけの話だが、TV-CMの「第三の居場所」と聞いて反射的にギクッ!としたのは、日ごろ自宅で肩身の狭い思いをしている筆者だけ!?(汗)。もちろん“家にいるのももどかしく外に出て何かをしたくてウズウズしている人たちのためのクルマ”が正しい理解だ。
少しややこしいが、もともと4ナンバーの『ハイゼット』の乗用車版として登場したのが『アトレー』だったが、今回のクルマはその『アトレー』の4ナンバーである。
聞けば「昨今のレジャーブームで、広い室内と積載量が求められている」(ダイハツ)ことに応えたのだそう。4ナンバーであるのも350kgの積載量を取ってのことだ。
カタログのページをめくるとまずキャンプ、オフィス、カフェ、スタジオなどの具体例が楽しげに紹介されている。用品も、木製のラゲッジボードやアルミ製の収納式デッキボートセット、カーテン、天井にネットラックなどが設置できるマルチレールなど、なるほど多彩な、しかも“使えそうな”用意がある。
新開発のFR用CVTもシッカリと加速してくれる
試乗車は「RS」グレードの4WD、パワートレインはターボ+新開発のFR用CVTというスペックだった。走らせた印象は言葉で端的に表現すると“シッカリと加速してくれ安定感のあるフットワークも魅力”といったところ。
4WDは電子制御となり、スイッチの切り替えで2WD/4WD AUTO/4WD LOCKが簡単に使い分けられるのもいい。予防安全機能の“スマアシ”のほか、遠出もするであろうということで“全車速追従機能付きACC・LKC”を搭載する心配りも見逃せない。
日当たり抜群、デッキ付きの第三の部屋
それともう1台、新設定の『アトレー・デッキバン』も見るからにチャーミングなクルマだ。もともと電気店で冷蔵庫などを運ぶために生まれたスタイルだそうだが、工事関係だけでなく、たとえば沖縄ではサーフショップ、ダイビングスクールなどでも人気が高いのだそう。
奥行き880mm×幅1360mm×高さ610mmの思いがけずゆったりしたデッキ(荷台)は濡れたモノや汚れたモノを気兼ねなく積めるし、一方で室内側にもベース車と変わらないスペースがあり、人を乗せたり荷物を積んだりできる。“日当たり抜群のデッキ付きの第三の部屋(居場所)”という訳だ。
■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
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パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★
島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。
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