【試乗記】トヨタRAV4アドベンチャー“オフロードパッケージ”(4WD/CVT)
できれば使い倒したい
が、そのさく裂ぶりを車台共有するRAV4の開発陣は意に介していない。理由はシンプルで、RAV4の販売台数があんまり落ちていないからだ。ちなみに販売台数的には常に12〜15位前後、同門のミニバン「ノア」あたりと拮抗(きっこう)している。つまり蓋(ふた)を開ければRAV4とハリアーのカニバリはなかった、トヨタはそう判断しているようだ。
ハリアー人気の中でもRAV4が支持される理由は、四駆=ラギッドという趣旨への共感だろう。せっかく四駆に乗るならば、泥汚れも気にせずガシガシ使い倒していろんなところに行ってみたい。忙しかったりおっくうだったりで実際にはできなくても、ひとりキャンプに憧れるような気持ちでRAV4に接している人は少なからずいるのだと思う。
ユニークな取り組み
ユニークなのは、既にアドベンチャーに乗っているユーザーに対しても、この“オフロードパッケージ”の機能部品をディーラーで販売・装着できるよう検討しているということだ。手軽に悪路性能を向上できるだけでなく、車検の際にリフレッシュを兼ねて……といったニーズにも対応できる。
もちろんサードパーティーにはその良さがあるものの、メーカークオリティーの性能的まとまりや耐久性も魅力的だ。何より、全国すべての販売店に問題なくアクセスできるという長所は、後々の下取りや買い取り時にも前向きに評価されるだろう。顧客満足度のために多方向から手を尽くす、いかにもトヨタらしい隙のなさだ。
(文=渡辺敏史/写真=宮門秀行、webCG/編集=関 顕也)
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