今や夏だけでなく、1年中大活躍!エアコンまわりのクリーニングでイヤなニオイなど、悩み事を解消
毎年、ご多分に漏れず、猛暑続き。エアコンなしでドライブするのは考えられないことになっている。また、曇り止めや湿気取りのために、今や1年中、エアコンはオンにしているのが当たり前だ。
そうなると、当然、エアコンは稼働しっぱなしになって、汚れも溜まっていくことになり、場合によっては悪臭が漂ってくることもある。そうなると、快適なドライブも台無しになることもあるので、エアコンをクリーンに保つことは大切だ。
ひと口にエアコンと言っても、チェックしたり、クリーニングしておきたいポイントはいくつかあるので、パート別に紹介していこう。
ポイント1 エアコンフィルターは定期的に交換
簡単に言ってしまうと自動車用も家庭用もエアコンとしての仕組みは同じ。家庭用のエアコンだと、表のフタを開けてフィルターを取り出して定期的に汚れを取り除いているが、自動車にも同じようにフィルターが付いている。
最近のエアコンは昔ほどは臭わなくなっているのはこのフィルターのおかげで、その分、自動車でもフィルターの点検と交換は大切になってくる。
一見すると、フィルターはどこに付いているのかわからないが、多くの場合、グローブボックスの奥に設置されている。無理は禁物だがグローブボックスはコツさえつかめば取り外すのは難しくないので、自分でフィルターを交換することは可能だ。
定期的に交換していれば当然汚れはひどくないので点検だけで済むが、長年変えていないとかなり汚れていることも珍しくなくて、冗談抜きでエアコンの風が出なくなってきたので見てみたらフィルターが詰まっていたという例もある。
フィルター自体は高くはないので、定期的に点検して、汚れが目立ってきたら交換するようにしたい。また、抗菌効果や活性炭入りで消臭効果をプラスしたものなど、高機能タイプもあるので、よりクリーンに保ちたい方にはオススメだ。
ポイント2 抜き出し口は届く範囲でクリーニング
エアコンの風は涼しいのできれいに思ってしまうが、ポイント1で紹介したフィルターをすり抜け汚れが吹き出し口に溜まるし、内気循環の場合はフィルターを通らないクルマもあるので、各部はどうしても汚れてしまう。
汚れると言っても、分解してきれいにするのは無理なので、できる限りにはなってしまうのだが、吹き出し口を丹念にきれいにしてやる。
綿棒などを使ってきれいにしていく。目が細かいので、ひとつひとつをきれいにしていくのは大変だが、頑張ってほしい。汚れていないと思っても、ちょっとやると真っ黒だったりするから汚れは知らないうちに溜まっているわけだ。
結果的にそこを通った空気を吸い込んでいると考えると定期的なクリーニングは必要となる。
ポイント3 吸い込み口まわりをきれいにしよう
エアコンには外の空気を採り入れる外気導入と車内の空気を循環させる内気循環がある。夏の暑い日は内気循環にすると、冷えた空気をさらに冷やすので冷房効率が上がるのだが、ここでふと思うのがどこからその空気は吸い込んでいるのかということ。外気導入しかりだ。
まず外気導入はワイパーの付け根のルーバーになっている部分から。一方、内気循環は助手席の足もとから、それぞれ空気を吸い込んでいる。
すでに紹介したように、フィルターが付いているとはいえ、内部にゴミやホコリができるだけ入らないに越したことはないので、それぞれの吸い込み口周辺はとくにきれいにしておきたい。
とくに外気導入の吸い込み口については枯れ葉などが溜まりやすい構造なので、注意が必要だ。
ポイント4 メカ部分もやれることはある
エアコンのシステムは車内とエンジンルーム内に分かれている。ここまでは車内を中心に見てきたが、エンジンルーム内でも手をかけてやれるところはある。まずはコンデンサーと呼ばれる部分で、場所はフロント部分にあって、エンジンを冷やしているラジエーターの前に置かれている。
物凄く簡単に言ってしまうと、エアコンガスをここで冷やしているため、ゴミなどが付いているとエアコンの効きにも影響してくる。ゴミや汚れを取り除いてやると、効率が上がってよく冷えるようになる。
クルマの場合は点検をして、走行時に付いたゴミなどを取り除いてやったり、洗車時に水をかけて汚れを落としてやる程度でいい。ちなみにコンデンサーはアルミでできているので、強く水をかけたりすると壊れやすいので優しく作業するのが基本だ。
そして、もうひとつ、エアコンのチューニングという点でオススメなのが添加剤だ。エアコンのガスに注入することで、コンプレッサーの動きを滑らかにするなどの効果が期待できて、結果として効きがよくなったり、燃費が上がったりする。
ただ、専用の注入機器が必要で、DIY用のものも売っているが、自信がないならプロに頼んだほうがいいだろう。
そもそもの基本的なことだが、冷えが極端に悪くなった場合は根本的な部分での故障や不具合などが発生している可能性が高いので、添加剤などに頼ることなく、プロに点検をお願いするようにしたい。
たとえばエアコンのガスが抜けてしまった場合、放置しておくと湿気などが入り込んで悪さをするので、できるだけ早くディーラーなどで診断してもらうようにしたい。
(文:近藤暁史)
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