車酔い・乗り物酔いを治す方法|ツボや飲み物、食べ物での対処方法
車酔い・乗り物酔いを治すには、まずは新鮮な空気を吸い、楽な姿勢をとりましょう。また、酔いやすい人は酔い止め薬を常備しておくと安心です。さらに車酔いに効く食べ物・飲み物やツボ押しなど、いざというときのために覚えておくと便利な知識を紹介します。
1.車酔い・乗り物酔いの治し方
車酔い・乗り物酔いしたときはすぐに対処することで悪化を防げます。簡単にできる方法を紹介するのでぜひ参考にしてください。
窓を開けて風に当たる
新鮮な空気を吸うことで気分転換になります。すぐに車から降りられない状況であれば、窓を開けて車内のにおいや空気のよどみを解消しましょう。車内のほかの人もリフレッシュできるのでおすすめです。
体の締めつけを緩める
ズボンのベルトやシートベルトで腹部を圧迫した状態は車酔いを誘発することも。きつすぎるときは、これらを緩めてみてください。また厚着をしている人は上着を脱いでゆったりとリラックスしてみましょう。
シートを倒して楽な姿勢をとる
体を休ませるためになるべく寝姿勢をとりましょう。シートを倒したり、後部座席を横長に使ったりして楽な姿勢をとるよう心がけることが大切です。
サングラスをかける
車の速度に視覚がついていかないと脳が混乱して車酔いになることも。この場合は視界をさえぎるのがベスト。色の濃いサングラスをかけるか、目をつぶって気持ち悪さが落ち着くのを待ちましょう。
車から降りて休憩する
すぐに車から降りられる状況であれば、外に出て新鮮な空気を吸いましょう。車の揺れや窮屈な環境から解放されて、気分が落ち着くはずです。
酔い止め薬を飲む
酔い止め薬を持っているなら、気持ち悪いと感じた時点ですぐに飲むことをおすすめします。効果が出るまでに時間がかかるため、なるべく早めに飲むことが肝心です。ただし、併用してはいけない薬もあるため、説明書をよく読んでから服用しましょう。
飲み物・食べ物をとる
- チョコレートやアメ
- 梅干し
- コーラ
そこまでひどい状態ではなく何か口にできるのであれば、乗り物酔いに効くといわれている食べ物を試してみましょう。チョコレートやアメは、血糖値を上げることで脳を覚醒させ、乗り物酔いを起こしにくくするといわれています。梅干しについては、食べるとたくさんの唾液が出るため、三半規管のバランス感覚を正常にし、乗り物酔いを解消してくれるといわれているのです。
また、炭酸水は自律神経を整えるといわれており、リラックス作用のあるカフェインも同様に効果があるといわれています。そのため、カフェインを含む炭酸水であるコーラは乗り物酔いに効くといわれているのです。
ツボを押す
乗り物酔いに効くツボはいくつかあります。ツボ押しは何も用意しなくてもすぐにできるため、知っておくと便利です。また、人が車酔いになったときにも施してあげられるので、ぜひ覚えておきましょう。詳しくは次章で解説します。
2.車酔い・乗り物酔いに効くツボ
乗り物酔いに効くといわれているツボがいくつかあります。ツボを押すときはあまり強すぎず、心地よい程度に押しましょう。
手の平・手首のツボ
内関(ないかん)は、手首の中央から3cmほど離れた部分、手心(しゅしん)てのひらの中央、神門(しんもん)小指側の手首の横シワにある少しくぼんだ部分にあります。
手の甲のツボ
手の甲にある合谷(ごうこく)は、親指と人さし指の付け根にあります。
足首付近のツボ
足首近くにある築賓(ちくひん)は、内くるぶしから10cmほど離れた骨の近くにあります。
3.車酔い・乗り物酔いを引き起こす原因
車酔い・乗り物酔いは、三半規管などの内耳が受けた情報と、目や体から受けた情報との間で脳が混乱し、自律神経を乱すことで起こるといわれています。さらに、自律神経を乱しやすい要因がある場合、乗り物酔いを引き起こしやすくなるようです。本章では要因となりやすいものを5つ紹介します。
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前日の睡眠不足
睡眠不足や体調不良、疲れなど体の調子がよくないと自律神経が乱れやすいといわれています。ただでさえ、車などの乗り物では調子が乱れやすいので、なるべく元気な状態で乗るのがおすすめです。
過度な満腹または空腹状態
車内では揺れにより胃腸も常に振動します。満腹や空腹で乗ると気分が悪くなりやすいため、適度にお腹が満たされた状態で乗るようにしましょう。万が一、嘔吐したくなったら我慢せず、吐き出したほうが車酔いは良くなりやすいといわれています。
不快なにおい
不快なにおいはストレスとなって自律神経を乱すといわれています。食べ物や、体臭、ガソリンなど、車内はにおいがこもりやすいため、頻繁に換気するのがおすすめです。車内に消臭剤を常備しておくのもよいでしょう。
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スマホいじりや読書
車が揺れるなかでスマホをいじったり、本を読んだりすると視覚が乱されます。前述の通り、視覚が乱されると三半規管が受けた情報との間にズレが生じ、平衡感覚を失うため、乗り物酔いしやすいのです。
荒い運転
スピードの出しすぎや急カーブを強引に曲がるなど、荒い運転で気持ち悪くなることもあります。三半規管や視覚が乱され、普段乗り物酔いに強い人ですら酔うことがあるため、運転する際は十分に気をつけましょう。
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4.車酔い・乗り物酔いしたらすぐに対処しよう
車などの乗り物は振動が激しく、景色もどんどん変わるため、脳の調子が乱されやすいといわれています。できれば体調を整えて乗るのが好ましいですが、万が一の時のために酔い止め薬やお菓子を常備しておくのもおすすめです。
いざ酔ってしまった場合は、すぐに対処して悪化するのを防ぎましょう。楽な姿勢をとり、新鮮な空気を吸うことでリフレッシュできるはずです。乗り物酔いに効くツボはいざというときに役立つのでぜひ覚えておきましょう。
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