ライトの日常点検してますか? 確認方法をおさらい

エンジンルームにタイヤ、ライトなど、自動車教習所では運転の前に必ず行っていた日常点検。現在でもドライブ前にはきちんとチェックしていますか? ライトは日中あまり目立たない、複数個所にある、目視確認ができない部分もある等々……うっかり点検を忘れて点灯しないまま走行していることも! もちろん無灯火のクルマには罰則があります。

クルマのライトの点検箇所とチェック方法

1:ヘッドライト
2:スモールライト
3:ウインカー
4:フォグライト
5:ナンバー灯

それぞれライトの点灯をして確認しましょう。ヘッドライトとフォグライトは連動しています。ナンバー灯はスモールライトと連動しています。スモールライトとウインカーが一体型になっている車種も。ウインカーは後ろも忘れずに点検しましょう。法律でオレンジ色を使用することが義務付けられています。

6:テールライト
テールライトにはヘッドライトに反応して点灯する「尾灯」と、ブレーキを踏み込んだ時に点灯する 「制動灯」の2種類が存在します。ライトを点けた時とブレーキを踏んだ時の2パターンで確認しましょう。
7:ブレーキライト
一人での確認が難しい箇所です。夜間や地下といった光が入らない場所で確認するか、ガソリンスタンドなどで店員さんに確認をしてもらいましょう。
8:バックアップライト
エンジンをOFF、キーをONにして、ギアをリバースに入れます。この状態でバックアップライトが点灯しているかを確認しましょう。この方法なら、一人でもチェックをすることができます。
9:車内灯
ドアの開閉時や手動で付けられますので、こちらも確認をしておきましょう。

知らずに違反してるかも!? クルマのライトの基準色と規定

ライトには箇所によって決められた色や規定があります。愛車のカスタマイズに力を入れ過ぎて、うっかり違反をしていた……なんてことも! 主なチェックポイントは下記の通り。

【ヘッドライト】
・色は白色又は淡黄色であること
・左右で色を変えてはいけない
・光の向きと角度は、ロービームは40m先のものを確認でき、なおかつ対向車の妨げにならないようにやや左向き
・ハイビームは100m先を確認できること
・レンズの上部の高さが地面から120cm以下で、下部が50cm以上。ライト部の端からボディ側面まで40mm以内に収まっていなければならない

【フォグランプ】
・灯光の色は、白色又は淡黄色
・すべてが同色であること
・左右対称であること
・ヘッドライトの位置よりも下であること
・取り付けることができるフォグランプの数は、フロント2つとリア2つまで
・前方のフォグランプは、照明部の上縁の高さが地面から25~80cm
・後方のフォグランプは、尾灯よりも明るく点灯すること、ブレーキランプよりも10cm以上離れていること
・ヘッドライトの点灯と連動していること。またヘッドライト消灯時には点灯しないこと

【バックライト】
・灯光の色は白色である
・同時に点灯するバックランプの数は2個以下
・バックランプが2個ある場合は、左右対称である
・後方75m離れたところから確認できるもの

【ブレーキライト】
・灯光の色は赤色である
・電球は15W以上
・100m離れたところから確認できるもの
・クリアレンズに変更している場合は、ランプが赤色に着色されている

毎年6月は「不正改造車排除強化月間」です!

また国土交通省及び不正改造防止推進協議会では、毎年6月を全国一斉「不正改造車排除強化月間」として運動を展開しています。また平成27年9月以降は車検も一部変更がありました。この機会にぜひ愛車のライトの点検をしてみてくださいね。

(ヤマウチ+ノオト)

[ガズー編集部]