匂いの原因に! フロアマットの上手な洗い方

クルマのような狭い空間では、特に匂いが気になりますよね。シートにこまめに掃除機をかけたり、消臭剤を置いてみたりとさまざまな工夫をして気を付けている人も多いと思います。それでもまだ匂いが気になる……そんな時はフロアマットが原因かもしれません!

フロアマットは構造上汚れが目立たない

フロアマットは汚れを奥へ取り込む構造になっているので、表面はそこまで汚れが目立ちません。しかしその内部には、埃やゴミ、雨の日の泥や水分などのさまざまな汚れを吸収しています。一見きれいに見えるフロアマットでも月に1度は洗ったほうがいいでしょう。

※ただし、中には水洗いができないものもあります。洗濯表示のタグを確認してから洗うようにしましょう。

フロアマットの洗浄方法

フロアマットは極力湿気を取り込まないように、しっかり干す必要があります。そのため1~2日間は晴れるような天気のいい時を選んで洗いましょう。

1:埃を落とす
クルマからフロアマットを外したら、まずは地面に叩きつけて埃を落とします。思いのほか汚れが溜まっているはずです。

2:洗剤を使用して洗う
埃を落としたら洗剤を使用して洗いましょう。洗剤は油汚れに効果的な食器用の中性洗剤と洗濯用洗剤の2つがおすすめです。粉末タイプは溶けにくいので液体がいいでしょう。ホイール用のブラシなどでゴシゴシ擦って汚れをしっかり落とします。
一緒に柔軟剤を使用すると、消臭効果もあります。抗菌作用の含まれているものもあるので、併用してみてください。
そのあとは水の色がきれいになるまで、よくすすぎます。

3:天日干し
すすぎをした後は日のあたる場所に置いて乾かします。天日干しは紫外線でダニを死滅させる効果がありますので、しっかりと乾かしましょう。

4:もう一度埃を落とす
よく乾かしたら、再び叩いて埃を落とします。このときさらに布団用のダニクリーンや掃除機などを使用するとダニの死骸なども吸い取ってくれます。

市販のフロアマットを購入するときの注意点

フロアマットが古くなってしまい、買い替えようかなと考えることもありますよね。市販品では合成ゴムなどの汚れがつきにくい素材のフロアマットも売られています。しかしフロアマットは車種の形にきちんと合ったものを選びましょう。フロアマットが滑ったり、大きすぎるために縁がペダルに引っかかったりすると、思わぬ事故につながる恐れも。
裏側に滑り止めがついているか、フロアの面積にマットが合っているかなど、購入の際には十分に確認をしましょう。

ジメジメとしたこの季節は、湿気や気温で匂いもこもりがち。フロアマットの匂いがエアコンに影響することもありますから、きちんと掃除をして快適なドライブをしてくださいね。

(ヤマウチ+ノオト)

[ガズー編集部]