初めてでも何とかなる!? ドイツの一般道で運転してみた
突然ですがドイツに行ってきました!
ドイツに行くのは2003年以来で、その時はフランクフルト国際空港からほど近いフランクフルト市内に滞在。移動手段はタクシーと徒歩のみでした。
ところが今回は空港こそ同じフランクフルトですが、目的地は空港から遠く離れたニュルブルクリンク。クルマ(レンタカー)での移動が不可欠ですが、ヨーロッパでの運転経験がなくアメリカで追突事故に遭ったことがある私は、異国での運転が大嫌い。
非常に気がすすまなかったのですが、仕事仲間が「なんとかなる」という言葉をかけてくれて、ようやく運転を決意。事前にレンタカーを予約、国際免許を取得し一路ドイツに向かったのです。
レンタカーで走行したのは主にホテルのあるボン市内とニュルブルクリンクの往復。アウトバーンの体験記はすでにアップされていますので、ここでは街中の運転についてレポートしたいと思います。
見づらいタテ向きの信号機。白線だらけの交差点
- レンタカー(フォードC-MAX、6MT)を運転する筆者。ドイツはアメリカと同じ左ハンドルの右側通行です。日本のクセで思わず左側を走ってしまう可能性はありますが、3人の同乗者がクルマの前後左右を囲むセンサーのように大声(?)を張り上げてくれたので、間違えることはありませんでした。初めて運転する時は同乗者がいた方が安心ですね
- ボン市内の交差点で信号待ち(右折)。タテ向きの信号機はお世辞にも見やすいとは言えません。しかも、交差点内は白線だらけ! どの白線を通行するべきか非常に悩みます。ただ、交通量は思ったほどではなく、ゆっくり安全を確認しながら通過すればそれほど怖くはありません。しいて言えば左折時がわかりづらいかも
- これが信号機のアップ。真ん中が黄色で一番下が青。青→黄→赤という点灯パターンは同じですが、赤から青に変わる瞬間に一瞬黄色になるのが大きな違いです。上の標識はこちらに優先権があるという意味のようです
- 同じボン市内。左の路肩が駐車スペースというのはなんとなく理解できますが、右の路肩は中途半端。前方の駐車車両が豪快にはみ出し、行く手を遮ります。木の植え方もあまり交通の流れを意識していないようです。歩行者や自転車の動きは日本と同じです
- ボン市内の交差点。向かって左から右へと進む一方通行の道です。中央に見えるレールは路面電車のもの。横断歩道のペイントも日本ほどはっきりしていないので、停止する場所を意識しながら走る必要があります
- ボン市内のホテル前で。写真の道は一方通行ですが、駐車車両スレスレをバスが通ります。接触や通行の邪魔にならないように注意する必要があります。またバス停を通りすぎる時も要注意
合理的なラウンドアバウトとわかりやすい標識
- ニュルブルクリンク近くのラウンドアバウト。左まわりの一方通行で信号はありません。クルマが来てなければ停止せずに中に入り、自分の行きたい方向で抜けるだけ。難しいことは何もなく、譲り合って走ればOK
- 駐車禁止に関する標識。平日の8時から18時は駐車禁止で、18時から朝の8時までは駐車可能と思われます
- 前の写真とほぼ同じ位置で撮影。丸1日駐車していたと思われるクルマもありましたが、警察による取り締まりのようなものは見受けられませんでした。この後方にも駐車車両がズラリと続いています
- ニュルブルクリンク近くで撮影。駐車車両は問答無用で持っていくという標識でしょう。サーキット周辺では駐車車両を取り締まる警察官の姿も
- スピードに関する標識。非常に見やすく、初めて運転する人でも問題ありません
- 給油は2回行いましたが、どちらもセルフ式。給油が終わったらカウンターに行って給油機の番号を告げ、お金を払います。ガソリンの値段はリッターあたり1.3ユーロ前後と日本より少し高め
この他にも、右側優先やアイドリングストップのルールなど、日本とは異なる交通ルールがありますが、危険を感じたり、クラクションを鳴らされるようなことはありませんでした。
運転開始直後は緊張しっぱなしだった私ですが、30分も経てばだいぶ慣れ、異国でのドライブをエンジョイ。ニュルブルクリンク周辺では、美しい景色を見ながらの峠ドライブも楽しめました。
結論!
初めて1人でドイツに行く人も十分運転できます。1人より2人の方が心強いですが、何より安全の秘訣はゆっくり、慎重に走ることですね。
(ゴリ奥野+ノオト)
[ガズー編集部]
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