クルマ、バイク、自転車大集合! NAVI CAFE MEET in NAGANO

同好の仲間と集い出かける。
自動車をはじめとしたモビリティで余暇を楽しむのに、これ以上の理由はいらないのではないでしょうか。普段は通勤に使っているような愛車に家族を乗せ、仲間と連れ立って遠乗りをするだけでも、思いがけない発見があるいい機会となります。

オリジナルのTシャツは瞬く間に売れていた
バイクエリア、クルマのエリアに分けられた駐車スペース。会場内誘導時の路面の砂利なども考慮の上スペースが決められていた

今回訪れたイベントは、「NAVI CAFE MEET in NAGANO(ナビ・カフェ・ミート・イン・ナガノ)」。愛車の車種を自慢したり、仲間と見せ合ったりするというよりは、信州まで愛車で出かけませんか? という、お出かけの提案に力点を置いたイベントだと感じました。

地元で採れた白菜なども売られていた。ちなみにこのニューホランドのトラクター。さすが乗り物好きのイベントだけあって、多くの来場者から注目の的だった

主催は、MOTONAVI、NAVICARS、BicycleNAVIなど、バイク、自動車、自転車を中心としたライフスタイルマガジンを出版している株式会社 Voice Publication。今回は雑誌読者に限らず、すべての“乗りもの好き”が集まるミーティングイベントとして、信州の長和町にあるブランシュたかやまスキーリゾートの駐車場で7月10日(日)に開催されました。

開場前のブランシュたかやまスキーリゾート。最近まで現役だったJR東日本の115系が展示されていた

これまでにも各雑誌の読者向けの集いはしばしば開催されていましたが、本格的にイベント会場を設け、ミーティングとして開催したのは今回が初めて。夏だからこその高原の魅力を少しでも多くの人に知ってもらおうと、地元長和町も全面的に運営協力するかたちでの開催となりました。

このイベントの特徴は、クルマだけではなく、バイクや自転車のファンも多く集うということでしょう。クルマだけのイベントでは、口に出さずとも腹の底に据えている「暗黙の了解」のようなものが場の雰囲気に溶け込んでいるものです。でも、今回のような全く異なるモビリティが集うイベントでは共通する点もあるものの、それぞれの愛車の特性を踏まえて会場に足を運び、場を楽しみつつ、渋滞や天候などと相談しながら撤収している点は、ほかにはない特徴だと思います。

4輪2輪とも、ファン注目のニューモデルの展示も
横浜ナンバーのハイゼット。荷台には自転車が積まれていた。自転車愛好家はなかなか自走というわけにもいかなかったようで、車載で参加していた人が散見された

会場ではとれたての野菜を販売するブースのほか、地元の川魚やジンギスカンを焼いて食べさせてくれるお店、自慢のカレーやラーメンを提供してくれるキッチンカーなどフードも充実。おいしい地元の食べ物があるからこそ感じる、信州に来たぞという実感。
当日は梅雨の晴れ間。素晴らしい晴天に恵まれました。参加者はみな、イベントステージのトークショーに聞き入ったり、バイクやクルマ、タイヤなど様々な協賛企業のブースを巡ったりしながら、思い思いの時間を過ごしていました。

モビリティの歴史をタイヤから見てきたミシュランのブースも。自動車用、バイク用、自転車用のタイヤと一緒に、ミシュラン製の自転車も展示されていた

広大なゲレンデがすぐ横にあるという地の利を生かし、マウンテンバイクのテストライドも実施。広大な駐車場では、安全にバイクに乗るための講習会なども開催され、初回ながら盛りだくさんな内容でした。

楽しいツーリングは正しい乗り方と安全運転あってこそ

「初回ですがお天気にも恵まれ、長和町の皆さんのご協力もあって無事に開催することができました。今回は少しバイクに寄った内容になったという印象もありますが、また次回以降、私たちだからこそできるイベントを開催できればと思っています。とにかくこのイベントを通して、暮らしの中で、もっと愛車と出かけるきっかけになればと思います」

と株式会社 Voice Publicationの代表でNAVICARSの河西編集長は次回へ向けても意欲的な様子でした。

NAVICARSの河西編集長とゲストのトークショー。普段からラジオ番組なども担当されている河西さん。ゲストとのトークもどんどん盛り上がる
カーライフエッセイストの吉田由美さんもアルファロメオ4Cで駆け付けた
元AKB48の平嶋夏海さん。MOTONAVIファンのお父様の影響もあり、今ではご自身もライダーなのだとか。「お父さんと会いたい」と編集長

「どんなクルマに乗るか」も大事ですが、「どんなカーライフを送るか」も奥の深いテーマです。イベントが開催されるとお出かけする理由ができるのもうれしい点ですね。

皆さんもぜひ次回開催時は、このイベントにお出かけになってみてはいかがでしょうか。

(中込健太郎+ノオト)

[ガズー編集部]