女性必見! クルマの中の紫外線対策!

本格的な夏が到来! これからの時期、プールにキャンプにと出かける機会も増えますよね。でもちょっと待って! お出かけの際の紫外線対策は万全ですか? 今回は、クルマでできる紫外線対策をご紹介します。

紫外線はお肌の大敵!

紫外線とは、太陽から降り注いでいる目には見えない「波長が短くエネルギーの高い光」です。UVA波、UVB波、UVC波に分けられ、特にUVA波、UVB波が私たちの生活する地上にまで届きます。これらの紫外線は、肌のハリや弾力を奪い、すでに蓄積したメラニン色素を酸化させ肌を黒くしたり肌の炎症シミをつくったりする嫌な存在です。紫外線はくせ者で、建物やクルマの中であってもガラスを透過し、人間の肌に到達してしまいます。「クルマの中だから大丈夫」なんて考えていると危険です。ドライブ中、知らぬ間に紫外線を浴びているんです!

クルマに常備したい紫外線対策アイテム

日々、私たちに降り注ぐ紫外線。外ならば日傘や帽子などで防ぐことはできますが、クルマの中ではどんな対策をすればいいのでしょうか?

日焼け止めクリーム
日焼け止めは、家を出る前につける方がほとんどでしょう。でも日焼け止めは、汗や水に流されてしまい、こまめに塗りなおす必要があります。そこで、汗をかいたらすぐに塗りなおせるよう、クルマに日焼け止めがあると便利です。べたつかないクリームや水に近いタイプの日焼け止めを選ぶと、使用後すぐにハンドルを握ることができます。

サングラス、UVカットメガネ
肌の紫外線対策はバッチリでも、忘れがちなのが目の紫外線対策です。目から入った紫外線がメラニンを生成し、肌を黒くしてしまうことがあるんですね。加えて紫外線は、白内障を引き起こす恐れも…。そこで運転中は、サングラスやUVカットメガネの使用がオススメです。最近では、ドライブ専用のサングラスやおしゃれで低価格なUVカットメガネも登場していますので、お気に入りを見つけてみてください。ただし、あまりに色が濃くて運転に必要な視野が確保できないサングラスやUVカットメガネの使用はできませんので、購入する前に運転に適したものかを必ず確認してくださいね。

アームカバー
運転していて意外に日に焼けるのが腕です。半袖のTシャツやノースリーブになることが多い夏は、アームカバーを常備しておくと便利。UVカット仕様の二の腕までしっかり隠してくれるものがオススメです。

UVカットストール、スカーフなどの羽織物
クルマの中で日に焼けるのは、腕や顔だけではありません。胸元や首筋、太ももや脚なども紫外線にさらされます。そこでクルマに置いておきたいのが、UVカット仕様のスカーフやストール、カーディガンなどの羽織物です。運転中に、ストールやカーディガンを羽織ったり膝にかけたりすれば紫外線を緩和することができます。

紫外線はフロントガラスよりドアガラスから侵入する

アームカバーや羽織物は面倒という方にオススメなのが、UVカットフィルムです。実は、ほとんどのクルマのフロントガラスは、UVカット率99%。一方、フロントドアガラスのUVカット率は従来の場合だと90%ほど。意外にも、紫外線はフロントガラスよりドアガラスから入ってきやすいのです。そこで、ドアガラスに貼るUVカットフィルムが各社から発売されています。

フィルムは、車種に合わせて裁断されているものは、自分で窓に合わせてカットするものなど、いろいろなタイプがあるので、調べてみるといいでしょう。現在はUVカット率99%のフィルムや暑さの原因となる赤外線も一緒にカットしてくれる、IRカットタイプも登場しています。

注意点は、フィルムを貼った状態でどれだけの光が入ってくるかという「可視光透過率」。法律によってフロントガラス、フロントドアガラスの可視光透過率は70%以上と定められています。フィルムを貼ることで可視光透過率が70%以下になる場合がありますので、注意が必要です。

クルマ選びの際はガラスの種類にも注目!

ガラスメーカーの旭硝子は、女性の声を生かしUVカット率99%の強化ガラス「スーパーUVカットガラス」を開発しました。これまで90%が限界だったフロントドアガラスのUVカット率を99%にまで高め、ヴィッツやアクア、シエンタ、ノア/ヴォクシーといったトヨタ車や、一部のスズキ車などに採用されています。新しいクルマを考えている人は、ガラスの種類も気にしてみるといいかもしれません。

楽しいドライブから帰ってきたら、お肌が真っ黒でしみだらけでがっかり…とならぬよう、紫外線対策を忘れず、楽しい夏の思い出を作ってくださいね!

(唐沢未夢+ノオト)

[ガズー編集部]