もう一度おさらいしよう! 基本的な洗車の仕方

ついにジメジメとした梅雨も明け、ドライブ日和の気候がやってまいりました! と、その前に梅雨で汚れたクルマをすっきりキレイにしてみませんか? もちろんガソリンスタンドや洗車専門店でピッカピカにするのもいいですが、洗車は意外と重労働。日頃の運動不足解消のためにも、自分でやるのもいいものですよー!

まずは車内から

洗車というと、とりあえずトップ画像のように「バシャー」とクルマに水をかけたくなりますが、実は車内清掃から始めるのがベスト。なぜなら先に水をかけてしまうと靴底などに水滴が付着し、それでフロアマットなどを汚してしまう恐れがあるからなのです。

ということで、まずは内窓をキレイにします。内窓が汚れていると曇りやすくなるため、突然の雨などで視界が悪くなる恐れも。水で絞ったウエスで拭くだけでもかなりキレイになりますが、喫煙される方などはカー用品店で売られているクリーナーを使うといいでしょう。

掃除機をかける場合は、フロアマットをどかして下に隠れたゴミも忘れずに。もしかすると小銭が出てきて、なんだか得した気分になることもあります(笑)。また、前席を清掃するときはシートを一番後ろに、後席を清掃するときはシートを一番前にすることも大切。隙間用ノズルなどを使用して、シートの隙間などもくまなく清掃しましょう!

ダッシュボードやメーター回り、普段手が触れることの多いステアリングやシフトノブ、ドアハンドルなどもウエスでキレイに。カップホルダーやエアコンの吹き出し口などは、綿棒などを使うと効果的です。

続いて外装へ

ボディを洗うときはまずクルマ全体に水をかけます。泥汚れがひどいときは水圧で泥を落とすようにするとボディに傷がつきにくいですよ。そしてボディの洗浄に使用するシャンプーはなるべく泡立てておき、泡で洗うつもりで優しく洗います。ゴシゴシこするのはボディに傷がついてしまうのでNGです!

ちなみにボディを洗うときは高い位置から洗うのが基本。地球には重力があるため、汚れた洗剤は高い位置から低い位置に流れます。下から洗ってしまうと、上を洗ったときの汚れた洗剤がせっかく洗った部分に付着してしまうからなんですね。なお、あまりに天気がいい日だと、洗う側から乾いてしまうようなこともあるので、日陰で洗うか水を流しながら洗うといいでしょう。下手をすると水滴がレンズの代わりとなり、ボディに焼き付いてしまう恐れもあります。

タイヤ後方に付着している黒い汚れ。これはピッチやタールと呼ばれるもので、路面のアスファルトが付着したものです。通常のカーシャンプーでは取れないため、専用クリーナーが必要となります。ボディ色によっては目立つため、できればキレイにしたい部分です。

洗車の締めはタイヤ&ホイール。ボディがキレイでも足元が汚れていると台無しです。ブレーキダストはブレーキの熱で焼き付いてしまうとかなり頑固な汚れとなってしまうため、マメな洗車がベストです。また、タイヤの汚れには台所用のクリームクレンザーが効果的。たわしなどに適量つけ、ガシガシこするとびっくりするくらい汚れが落ちます!(くれぐれもボディやホイールに気を付けて)

せっかくの愛車ですから、定期的な洗車で常にキレイな状態を心がけてみてはいかがでしょうか。洗車を自分でやることで、更なる愛着も沸いてきますよ!

(小鮒康一+ノオト)

[ガズー編集部]