連休中のトラブルNo.1!? 知っておきたいタイヤのトラブル○×クイズ

お盆休みが始まって、帰省やレジャーなど、クルマで高速道路を利用する人も多いのではないでしょうか。そこで気をつけたいのが、お盆期間中の運転。昨年のお盆(2015年8月8日~8月16日)にJAF(日本自動車連盟)が実施したロードサービスは、全国で7,1877件! 高速道路への出動は4,029件で、トラブルの内容は、「タイヤのパンク、バースト、エア圧不足」がもっとも多く(1,370件、全体の約34%)、次いで「燃料切れ」の(437件、全体の約11%)、「事故」(283件、全体の約7%)でした。

JAF帰省やお出かけの際は運転前の車両点検を!昨年のお盆期間中JAFの出動は7万1877件!

そこで、タイヤのバーストに関する知識の○×クイズを作ってみました。クイズからバーストの防ぎ方や対処法を学んでみてくださいね!

Q1 タイヤのバーストの主な原因は、タイヤの傷である。○か×か。
Q2 タイヤがバースト!慌てて急ブレーキをかけた。○か×か。
Q3 スペアタイヤの空気圧を点検。目視とタイヤをさわって確認した。○か×か。
いくつわかりましたか? それでは、正解と解説を見ていきましょう。

Q1 タイヤのバーストの主な原因は、タイヤの傷である。○か×か。

A1 ×

タイヤが破裂するバーストの主な原因は、タイヤの空気圧不足。空気圧不足のまま高速走行を続けたり、長時間タイヤを使い続けたりすると、タイヤがたわんで変形が大きくなり、タイヤ側面が波打つ「スタンディングウェーブ現象」が発生。タイヤが発熱した状態になり、そのまま走行を続けると破裂する危険が高くなります。最近は低扁平の薄いタイヤを履くクルマが多く、目視で空気圧の低下がわかりにくいもの。少なくても1カ月に1回、空気圧の点検を行いましょう。

Q2 タイヤがバースト!慌てて急ブレーキをかけた。○か×か。

A2 ×

JAFのユーザーテストでは、バースト発生後、カーブの場合はハンドルを取られ、進行方向よりも外側にふくらみ、曲がり切れませんでした。バースト発生時はクルマの挙動が乱れます。慌てて急ハンドルや急ブレーキをせず、ハンドルをしっかり保持して減速し、路肩など安全な場所に停止するようにしましょう。

Q3 スペアタイヤの空気圧を点検。目視とタイヤをさわって確認した。○か×か。

A3 ×

いざというときに重要なのが、スペアタイヤ(応急用タイヤ)。滅多に使うものではありませんが、いざ使うときに「空気が抜けて使えなかった…」ということがないよう、ほかのタイヤと同様、空気圧を定期的に点検しましょう。見た目やさわっただけでは分からないので、必ず指定圧を確認し、ゲージで測定しましょう。指定圧はスペアタイヤの側面や運転席ドアの開口部、取り扱い説明書などに記載されています。

いかがでしたか? 通行量が多く渋滞も起きがちなお盆期間中は、いつも以上に安全運転を心掛けたいものですね!

(平野友紀子+ノオト)

[ガズー編集部]