中古車風に焼き肉風も!?ネットで話題のオバカーシェード

お馬鹿なカーシェードで真夏の駐車場に笑いが起こる! この夏、ヴィレッジヴァンガードとekoD Works(エコードワークス)のコラボ商品「オバカーシェード」が発売され、ネットで話題となりました。では、どのようにして、この商品が生まれてきたのでしょうか? 企画やデザインを担当したekoD Worksの福澤貴之さんにお話をお伺いしました。

取材にご協力いただいた、エコードワークス・福澤貴之さん

――この「オバカーシェード」、どのような経緯で作られたのでしょうか?

ヴィレッジヴァンガードさんから「オリジナルのカーシェードを作りたい」というお話がありました。もともと弊社で作っている商品(タニマダイバーや妄想マッピングTシャツなど)をヴィレッジヴァンガードさんで扱っていただいていて、以前からお付き合いがあったんです。そこでお声がけいただいたのがきっかけですね。

――デザイン案はどのように?

カーシェードは真夏の暑い駐車場で活躍するものですよね。そこで「夏の駐車場で映えるデザイン」をイメージしました。フロント側に画が入ることで、そこにストーリーが生まれるようなデザインがいいんじゃないか、と。いろいろな案を出した中で、最終的には3パターンが採用となりました。

――それぞれのこだわりポイントを教えてください

中古車、売出し中!

一番のこだわりは、右側に書いてある手書きの貼り紙ですね。自分で店頭POP用の紙を買ってきて、いかにも中古車販売店の方が書いていそうな文言を入れました。データで作るのは簡単ですが、やはり合成っぽくなってしまう。なるべくリアリティが出るよう、実際に書いたものを撮影し、そのデータを取り込んで加工しています。

POPの両サイドに両面テープで貼ってあるような糊の跡があるの、わかりますか? ガラスの裏側から貼っている想定なんです。どこまで見えるかわからないですが、かなりリアルな作りこみをしています。

ステーキ焼いてます

クルマが熱くなっている様子を表現しました。これも実際に肉を買ってきて、焼きながら写真を撮ったんですよ。もっと焼けている肉の写真もあったんですが、「茶色っぽく(暗く)なってしまうと見栄えがよくないかな」といろいろ考えて、最終的には霜降りの筋が目立つ写真になりました。

黒髪七・三分け

よくヘッドライトが目に例えられるので、「フロントガラスにおでこがあったら、もっと顔にみえるんじゃないか」と考えました。こだわりは、おでこと眉毛の配置ですね。あとは髪型。金髪、前髪パッツン、リーゼントなど、いろいろなパターンの中から「七・三分け」が採用になりました。「七・三分け」って一見、賢そうに見えますが、ちょっとバカっぽいところもありますよね。くだけた感じというか、ツッコミどころが残る表現として、ちょうど良いのではないかと思います。

福澤さんのラフスケッチ

これも実際の人物を撮影し画像修正しました。モデルは僕なんですけどね(笑) 最初は毛穴も細かく見えていたんですが、ヴィレッジヴァンガードさんから「あんまりリアルすぎると気持ち悪く見える」というご指摘があって、毛穴やうぶ毛は消しました。カーシェードは130cm×70cmと大きいですからね。

――3種類の中で一番人気はどれですか?

「中古車、売出し中!」ですね。オンラインストアでは完売となりました。お店によってはまだ在庫が残っているところもあるようです。いちばん現実に近くて、使い勝手がよかったのではないでしょうか。

――もし第2弾があるとしたら、どんなデザインにしたいですか?

肉以外を焼くというのもアリかもしれませんね。魚、甲殻類、パンケーキ、あとバーベキューとか。
リアリティとおもしろさのバランスが大事だと思います。

商品パッケージ。値段は各1,620円(税込み)

アニメなどのキャラクターが入っているカーシェードは見たことがありますが、さすがにこれはインパクトありますね。自分のクルマさえも笑いに変える爆発力を持つカーシェード。人を笑わせるのが好きな方はぜひ。

(村中貴士+ノオト)

[ガズー編集部]

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