子どもとお出かけ! 長距離ドライブがもっと楽しくなる4つのポイント

次の休日は子どもとクルマで遠くに出かけたい! そんなときは、いつもより少し気合いの入った準備が必要です。子連れの長距離ドライブをさらに楽しむために、おさえておきたいポイントをまとめました。

1. お出かけ前は余裕を持って準備しよう

せっかくお出かけしたのに、渋滞にはまってほとんど遊べなかった……なんてことにならないよう、まずは渋滞情報のチェックを。クルマに搭載されたカーナビのほか、日本道路交通情報センターのサイト(http://www.jartic.or.jp/ )やGoogleマップ(https://www.google.co.jp/maps)などが便利です。「Yahoo!カーナビ」や「渋滞情報マップ by NAVITIME」といったスマートフォン用のアプリを活用するのもいいですね。

また、子どもはちょっとしたことで体調を崩しやすいもの。車内で吐いて服が汚れてしまうこともあるので、着替えは多めに用意しておきましょう。チャイルドシートで蒸れてしまうことも考えて、通気性がよく汗を吸収しやすい服をおすすめします。

渋滞を避けて早めに出発する場合でも、子どものペースに合わせて準備を進めることが大切です。特に気をつけたいのが、朝ごはんのタイミング。食べてすぐの出発だと、トイレに行きたくなったり、おなかがいっぱいすぎて気分が悪くなったりすることも。余裕を持って出かけられるように、食事の時間を調整しましょう。

量を控えめにしておけば、車内で飽きたときにおやつで気を紛らわせることができて助かります。ただし、食べすぎには注意してくださいね。

2. 続けて走るのは2時間までにセーブ

安全運転のためにも、連続してクルマを走らせるのは2時間までにおさえましょう。また、予想外の事故などで、渋滞に巻き込まれる可能性もあります。目的地との中間地点あたりで、休憩できるポイントを探しておくと安心です。子どもが起きているときは、退屈してしまうことも考えて、1時間~1時間半に1回のペースで休憩をはさむようにしましょう。

ずっと同じ体勢では、子どもも大人も疲れてしまいます。休憩するのなら、道の駅やSA/PA、公園など、体を動かせるスペースのある場所がおすすめ。道の駅(https://www.michi-no-eki.jp/)やNEXCO東日本(http://www.driveplaza.com/sapa/)、NEXCO西日本(https://w-holdings.co.jp/)といったサイトのほか、『全国 SA・PA 道の駅ガイド '17-18』(昭文社)のようなガイドブックをひとつ持っておくと便利です。

古い公園の場合、和式トイレしかなくて子どもがトイレに行くのを嫌がることも考えられます。駐車場の有無とあわせて、トイレ情報も事前にチェックしておきましょう。

3. 子どもが快適に過ごせる環境づくりを

親は前、子どもは後ろの構図だと、後部座席の温度がわかりにくくなります。特に暑い時期は要注意。子どもの体温調節能力はまだ十分でないため、大人を基準に考えないことが大切です。可能であれば、実際に子どもが乗る場所に座って温度を確認してみましょう。

あわせて、チャイルドシートにも注意が必要です。特に、夏場の日なたに駐車した後は、チャイルドシートを手で触って温度をチェックしてから子どもを乗せましょう。駐車中は、チャイルドシートに遮熱カバーや薄い色のタオルをかけておくと、熱くなりすぎるのをおさえられます。

しっかり固定されるぶん、背中とチャイルドシートのあいだは蒸れやすくなります。暑いようなら、保冷剤をタオルに包んだものをあてたり、赤ちゃんの場合は汗取りパットを背中に挟んだりして、快適に過ごせるよう工夫しましょう。

また、小さな保冷剤だと長時間もたないので、帰りに使えないことも。クーラーボックスに大きめの保冷剤や凍らせたペットボトルを入れて、予備の保冷剤を保管しておきましょう。カチコチに固まっていると嫌がることがあるので、できれば冷やしても固まらないタイプの保冷剤がおすすめです。

4. ドライブ中に子どもが退屈してしまったら……?

ドライブが長時間になると、だんだん子どもが退屈してきます。目的地や休憩ポイントはまだまだ先。そんなときに慌てずに済むよう、あらかじめ退屈しのぎのネタを仕込んでおきましょう。

赤ちゃんの場合、できれば寝るタイミングを見計らって運転したいところですが、早めに起きてしまったり、寝ついてくれなかったりと、なかなか思いどおりにはいかないもの。そんなときのために、クルマだけで許される特別なオモチャをいくつか用意しておきましょう。一度にすべて渡してしまうのではなく、少しずつランクを上げながら渡していくのがポイントです。

歌を楽しめる年齢になったら、家族みんなで歌うのもいいですね。幼稚園で習った手遊びを教えてもらうのもよい気分転換になるでしょう。お願いすれば、きっと得意気に手遊びを教えてくれるはず。スマートフォンに手遊び歌のアプリをダウンロードしておくのもおすすめです。

小学生になったら、少し頭を使った遊びを。しりとりやなぞなぞのネタを用意しておくと、退屈しのぎになります。ただし、注意したいのが問題のレベル。上の子ばかりが答えてしまうと、下の子が拗ねてしまってケンカになることも……。順番に答えさせるなど、みんなが楽しめるように工夫しましょう。

次に横を通るクルマの色当ても、盛り上がるゲームのひとつ。後部座席の視界の悪さを利用します。もし対向車が詰まっているようなら、5番目に来るクルマの色を当てるなどアレンジしてみてくださいね。

家族みんなそろってのドライブ。大人だけが楽しんで、子どもはグッタリ……なんてことがないように、子どものペースに合わせて計画を立てたいものです。余裕を持って準備すれば、ドライブ中の時間もきっと大切な思い出となることでしょう!

(藤田幸恵+ノオト)

[ガズー編集部]