長距離ドライブで起こる脚のむくみ……オススメの対策は?

長時間のドライブ時、脚のむくみが気になることはありませんか?そのまま放っておくと、さらにむくんで脚がパンパンになってしまうことも。せっかくのドライブを思いっきり楽しむために、手軽にできる対策をご紹介します!

長距離ドライブで脚がむくむのはなぜ?

ただでさえ脚は心臓から遠いところにあるため、血流が滞りやすく、重力の影響で水分もたまりやすくなっています。そのうえ長時間同じ姿勢をとり続けることで、さらに血液やリンパ液の循環が悪化。細胞のすきまに水分がたまりやすくなり、脚がむくんでしまうのです。

むくみの多くは一時的なものですが、できれば早めにケアしたいところ。動かさない状態が続くとますますひどくなってしまうので、休憩タイムを上手に利用して脚のむくみに働きかけましょう。

こまめに休憩をとってストレッチ

長時間同じ姿勢のままでは、どうしてもむくみやすくなってしまいます。ドライバーの健康を守るためにも、安全運転を続けるためにも、2時間に1回を目安に休憩をとりましょう。

休憩中は、むくみに働きかけるよいチャンス。次のようなストレッチやマッサージがオススメです。

1. ふくらはぎのストレッチ
まずは、ふくらはぎを伸ばすストレッチから。ふくらはぎ周辺の筋肉は、脚の血液を心臓に戻すポンプのような役割を担っています。片脚ずつしっかり伸ばして刺激を与えましょう。

2. かかとの上げ下げ
椅子に座った状態でつま先を床につけ、かかとを上げ下げする動作を繰り返すことで、脚の血流に働きかけます。かかとをつけたまま、つま先を上げ下げする動作もプラスすればさらに効果的。可能であれば靴下を脱いで、脚の指を思いっきり開いて閉じる動作を10回くらい繰り返すのもオススメです。

3. 脚のリンパマッサージ
リンパに沿ってやさしくなでることで、スムーズな循環を促します。筋肉をマッサージするわけではないので、ごくごくやさしいタッチでなでるのがポイント。膝から脚の付け根、脚先から膝、最後に脚先から脚の付け根までなで上げます。

むくみ対策にオススメのアイテム

助手席に座っているのであれば、時々脚を動かすことができますが、ドライバーはそうはいきません。そんなときに便利なのが、着圧ソックスです。ドラッグストアなどでよく見かけますが、最近ではドライバー向けに開発されたドライビングソックスも市販されています。

また、冷えによる血行不良を予防することも、大事なむくみ対策のひとつ。冷たい空気は下にたまりやすいので、ひざかけやストールなどを利用して脚元の冷えを防いでくださいね。

そのほかに気をつけたいこと

水分のとりすぎもむくみを招きますが、逆に水分をとらなさすぎるのも原因に。トイレに行きたくなるからと無理に控えず、こまめに少量ずつ水分を補給しましょう。

また、帰宅後はぬるめのお風呂にゆっくりつかって体を温め、血液循環をスムーズにするよう働きかけることも大切です。入浴中に、ご紹介したマッサージを取り入れるのもいいですね。

なにより、日頃から適度な運動を習慣づけて、脚の筋肉を鍛えておくこともむくみ予防には欠かせません。エレベーターではなく階段を使う、ひと駅手前で降りて歩く距離を延ばすなど、まずは脚をしっかり動かすことを意識しましょう。

万一むくみが何日もとれない場合は、なんらかの病気が隠れている可能性もあるため、早めに専門医を受診してくださいね。

(藤田幸恵+ノオト)

[ガズー編集部]

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