オーテック車336台大集合! 新たな体験コーナーも「AOG湘南里帰りミーティング2017」

日産車の特装車を手掛けるオーテックジャパン。トラックや福祉車両からカスタマイズカーまで幅広い車種を手掛けている同社が、毎年開催しているのが「オーテックオーナーズグループ湘南里帰りミーティング」です。

神奈川県警のR33スカイラインGT-R 4ドアパトカーもオーテック生まれ!
神奈川県警のR33スカイラインGT-R 4ドアパトカーもオーテック生まれ!

湘南里帰りとはオーテック本社が湘南地区(茅ヶ崎市)にあることから、誕生の地を湘南として里帰りと称しており、同社が手掛けた車両であればどんな車種でも参加OKとなっていて、今年の4月には同社に「ニスモカーズ事業部」が新設されたことから、NISMOモデルも新たに参加OKとなっています。

オーテックが手掛ける現行車がチェックできるのもこのイベントの良いところ
オーテックが手掛ける現行車がチェックできるのもこのイベントの良いところ

今年は残念ながら雨予報ということでイベント内容を縮小しての開催となりましたが、それでも北は北海道、南は福岡から336台のオーテック車が集結。雨天に負けない盛り上がりを見せていました。

右から片桐隆夫代表取締役兼CEO、ロニー・クインタレッリ選手、松田次生選手、そしてSNSでお馴染みのすて☆るび夫氏
右から片桐隆夫代表取締役兼CEO、ロニー・クインタレッリ選手、松田次生選手、そしてSNSでお馴染みのすて☆るび夫氏

今回もゲストとしてSUPER GTドライバーの松田次生選手、ロニー・クインタレッリ選手が登場し、オーテックジャパンの片桐隆夫代表取締役兼CEOと共にトークショーを実施したほか、会場内での記念撮影も実施して多くのファンが集まっていました。

こちらは助手席シートが回転して乗り降りしやすくなる福祉車両
こちらは助手席シートが回転して乗り降りしやすくなる福祉車両

もちろん会場にはオーテックが手掛ける車両の展示もあり、ノートの新しい特別仕様車「C-Gear」やセレナNISMOのほか福祉車両も並んでおり、GTドライバーのお二人も興味津々でチェックするシーンが印象的でした。

抽選で選ばれた幸運な参加者のみが堪能できた同乗走行
抽選で選ばれた幸運な参加者のみが堪能できた同乗走行

また、今年初めての試みとして「同乗走行体験コーナー」を設け、オーテックが手掛けた車両のほか、過去の周年記念車に乗れる機会を提供。事前にアナウンスされていたのは5台でしたが、サプライズ展示として10周年記念車である「A10」が用意されました。

古き良きイタリアンスポーツを思わせるスタイリングのA10はベース車の面影なし
古き良きイタリアンスポーツを思わせるスタイリングのA10はベース車の面影なし

「A10」とはオーテック創立10周年の1996年にオーテックの技術力を結集して作られた車両で、ベースこそラシーンですが、エンジンは横置きから縦置きに、ミッションはATからMTに、4輪駆動から後輪駆動にと、外観以外にも大きく手が入っています。

本来は横置きのエンジンルームに収まる縦置きのSR20DE型エンジンは快音を奏でる
本来は横置きのエンジンルームに収まる縦置きのSR20DE型エンジンは快音を奏でる

このように貴重な車両を見るだけでなく、実際に走っている姿や同乗走行まで体験できてしまうのも里帰りミーティングならでは。早くも来年の開催が待ち遠しくなるようなステキなイベントとなりました。来年こそ、晴れますように!

(文・写真:小鮒康一 編集:ミノシマタカコ+ノオト)

[ガズー編集部]

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