思い出いっぱい! 大切な愛車との別れ方を聞いてみた

愛車を持っている人なら誰もが経験するであろう愛車との別れ。長年連れ添った大切な愛車とお別れをするとき、人はどのように別れの時間を過ごすのでしょうか。男女問わず、これまで愛車との別れを経験したことのある人に話を聞いてみました!

「仕事の都合で上京する時に泣く泣く手放すことになってしまい、最後に遠くまでドライブをしました。いつも辛いことがあるとあのクルマに乗って、大音量で音楽を聴きながらひたすらドライブをしたんですよ。そんなことを思いかえしながら気が済むまで運転し続けました」(20代女性/元愛車=トヨタ・プリウス)

「私は今までお世話になった感謝の気持ちを込めながら、ピッカピカになるまで洗車をしました。もちろん車内の掃除も。洗車の最中に話しかけちゃったりして、すごくしんみりしちゃいましたよ。今あのクルマに乗ってくれている人も、私みたいに大切にしてくれているとイイなあ……」(30代女性/元愛車=日産・キューブ)

「僕は次に乗ってくれる人を探しました。ディーラーに頼むのが普通だし楽なんでしょうけど、今まで大切にしてきたクルマだからどうしても自分で探したくて……。僕以上に大切に乗ってくれる人かどうかを自分の目で確かめたかったんです。なんだか自分の娘を嫁に出すときの気持ちになっちゃいましたよ。まだ結婚もしてないのに(笑)」(30代男性/元愛車=日産・シーマ)

クルマへの愛着を感じる別ればかりと思いきや、特別なことナシに分かれる人もいるようです。

「新車を購入することになり、その当時乗っていたクルマを手放すことになってしまいまして。長年乗っていてものすごく愛着があったはずなのに、新しいクルマを買うことでウキウキしすぎてとくに何もしませんでした。今思うと酷いことをしてしまったな……と、反省しています」(30代男性/元愛車=ホンダ・オデッセイ)

愛車を手放すときの対応は人によって異なりますが、みんな共通して寂しい気持ちが込み上げてしまうものなんですね。

ちなみに私は数年前に上京する時に10年ほど連れ添った愛車を手放すことになりまして。上京して落ち着いたら最後の思い出として愛車とプチ旅行にでも行こうと思っていたのですが、引っ越してしばらく経ったときに母から「あのクルマ売っといたからね~」と連絡が。ちゃんとしたお別れをすることができなくて本当に後悔しましたよ……。

みなさんも愛車とお別れするときがきたら、くれぐれも後悔しないようにしてくださいね。

(取材・文:鶴田香織 編集:ミノシマタカコ+ノオト)

[ガズー編集部]